メディアグランプリ

講師は、ヒーローズ・ジャーニーにかかわる仕事!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

五十嵐康雄(ライティングゼミ・日曜コース)
 
 
「どうせ研修なんか受けたって、役に立たないよな~」
 
20代の頃の私は、一部上場の大手旅行会社で団体旅行の企画営業をしていました。営業という仕事柄、現場主義の実践主義。机上の空論にしか聞こえなかった研修というものに、当時は、なかなか意味を見出すことが出来ませんでした。そのせいか、研修と聞くとお客さまとのアポイントを無理矢理にでも入れて受講することから逃げていました。
 
そんなある日、直属の上司から
 
「今回は、研修を受けて来い!」
 
と強制的に命令され、渋々、受講しました。
 
しかし、研修が始まって10分も経たないうちに、私は自分の姿勢が、椅子にもたれかかっていた状態から机の上に手を置いて前傾姿勢に変わっていることに気づきました。
 
「こんなに楽しく有意義に学べる研修もあるんだ…」
 
そう感じて、私は、終了後、無意識に講師のところに挨拶にいきました。
 
「先生、今日は、本当にいい研修ありがとうございました!とても、やる気になりました!」
 
その言葉を受けて、講師は、母のような温かい眼差しを私に向けながら、
 
「良かったわ!そう言ってもらえると私も嬉しいです!頑張って下さいね、仕事!!」
 
とバッグの中から自著を取り出し、手書きのサインを書いて私にプレゼントして下さいました。この本は、いまでも私の宝物の1つです。
 
職場に戻って、上司に研修の報告をし、早速、その日から研修で学んだことを実践し始めました。
 
すると、
 
伸び悩んでいた営業成績が徐々に伸びはじめ、それからというもの、連続して目標予算を達成し続ける営業マンにまで成長することが出来ました。
 
たった1日の研修、でも、私に大きなプラスの影響を与えてくれた講師という仕事への憧れと思いは日に日に募るばかりで、30歳の時、ついに講師への道を選択する決断をしました。しかし、当時は、講師といえば40代でも若手と言われるような時代背景もあってか、いくら履歴書を送っても書類選考すら通過せず、講師になることは出来ませんでした。
 
私は、それまでの営業経験を活かしつつ、講師の仕事に近い仕事を求めて転職し、一歩一歩、近づいていきました。
 
そんな私も、幼い頃は、両親が人に慣れるためだけにデパートや駅など人が多く集まる場所に連れて行くほど人見知りが激しく、自分から他人に声を掛けることすらできなかったものです。だから、人前で話す人気商売である講師の仕事で売れる保証は、全くありませんでした。でも、なぜか自分は出来るという根拠の無い自信がありました。
 
それは、なぜかと言うと?
 
元々、人前で話すことは得意ではなかったけど好きだった。毎日、同じ場所で同じ仕事をするより、自分は変化のある日常が好きだった。こういった自分を知れたのが大きかったと言えます。つまり、自己理解が深まったんです。
 
そして、ついに、
いまから14年前、研修会社を設立し、念願の講師として独立を果たしました。
 
おかげさまで創業以来のお客さまも官民問わずで、年間200日の研修を数年連続でご依頼いただき、受講者の延べ人数は、7万人を超えました。2013年には、海外でもセミナー講師デビューを果たしました。
 
研修講師、セミナー講師、講演講師など、講師には、さまざまな活躍のフィールドがありますが、それらに共通して言えることは、人の成長、変化に影響を与え、人生を変えることすらある、とてもやりがいある仕事だということです。
 
私は、そんな講師の仕事が大好きです!
 
そして、
 
講師の仕事が好きで楽しめる人を増やしたいと思っています。
 
なぜなら、
 
好きでやっている人、楽しんでやっている人のエネルギーは、受講者に必ず伝わるし、良い影響を与えるものだから。そして、そういう講師から学べば、受講者も内容以上のものが得られるからです。
 
人に教えること、学ぶ場を提供することで誰よりも学ぶのは自分自身。
 
そんな自分にとってもメリットの大きい講師という仕事を通じて、
受講者ひとり一人の、自分自身のヒーローズ・ジャーニーにかかわる。
 
人生という旅をフィールドに自分の経験、知識、才能を活かしきって一緒に楽しんでいきませんか?
 
よしっ!
 
と思ったら、即行動!
 
さらに前へ! ともに前へ!!
 
 
 
 
***
 
 
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http://tenro-in.com/zemi/86808
 

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2019-08-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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