好きなことを続けて!
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:細津真優 (ライティング・ゼミ日曜コース)
「えー、それってやめたほうがいいんじゃない?」
自分がいいなって思っていたこと否定されるのはつらい。
こんな時2種類の人がいるだろう。
「好きだから何を言われてもやり続けるんだ!」
「本当は好きだけどみんなに言わないほうがいいのかな…。諦めよう」
ここから先の行動は「執念と覚悟の強さ」によるものだ。
一つ小さなスーパーヒーローの話をしよう。
「そろそろ髪の毛切ったら?」クスクス
「男のくせに長髪なんて気持ち悪い」
みんなに囲まれ、いじめられていた。
オーストラリアに住む当時8歳の男の子クリスティアン。
彼は小児がんについてのCMを見た。
かつらを作るために髪の毛の寄付を募るチャリティーCM
病気やガン治療で髪の毛がなくなってしまった子供のための医療用ウィッグのための。
母親はクリスティンに分かりやすく説明したそうだ。
親子の何気ない会話から8歳のクリスティアン寄付するため髪を伸ばす覚悟した。
まわりの事情を知らない子供たち、まして大人たちからもからかわれる日々が続いたそう。
でもクリスティアンは決して伸ばすのをやめなかった。
2年半もあきらめずに伸ばし続けたのだ。
12インチ(30センチ)の寄付できる長さまで到達した。
頭を4つのポイントに分けて髪の毛の束を作りバッサリ切った。
バリカンで整えるととてもハンサムだった。
周囲は驚き、クリスティアンが髪を伸ばしていた理由を聞いて謝り尊敬した。
「僕の髪の毛で世界の友達を助けてあげたい」
子供ながらのまっすぐな想い。
いじめられたことは辛かったのかもしれない。
やっていることは決して間違っていないのに認めてくれる人は少なかった。
それでもクリスティアンの想いは実現した。
彼のまっすぐで優しい気持ち。
何を言われても実行し続ける覚悟。
8歳児の勇気ある行動に何万にという人が影響されただろう。
私は国境を越えて彼の影響を受けた一人だ。
高校1年生の春、Facebookで流れてきた1つのショートムービー。
「8歳の男の子が社会に負けず戦っていてすごい」圧巻
という感情と同時に
「男の子が冷たい目で見られる髪を伸ばすという行為と
女の子が当たり前で何の違和感もない髪を伸ばすという行為の違いはなんだ」
「髪を簡単に伸ばすことができる私がやらなくてどうする!」
という感情が芽生えた。
私が髪を伸ばすのは当たり前で普通の行為。
誰も何も変な目で見てこない。
「それなのに、8歳の彼は否定され、いじめられても続けられるなんて・・・!」
そう思ったあの日から3年間髪を伸ばし続けた。高校3年生でバッサリ切った。
学校に行ったら「失恋した!?」と言われたくらい(笑)
友人にヘアドネーションの話をしたら
「ちょうどいい機会だからやってみる!」と言ってくれた。
叔母さんは短髪のキャリアウーマンだったのに
「感心したよ、私にもできることやってみるよ。」と言って髪を伸ばし続けてくれている。
私は今年で6年目2回のドネーションをした。
私の身の回りに特別医療用ウィッグを必要としている人はいない。
当時クリスティアンの周りにもいなかったかもしれない。
きっかけはCM。
何気ないCMからスタートし、クリスティアンに伝わった。
8歳クリスティアンの行動が、日本の16歳私に伝わった。
私のアクションが、10人の友人、家族、知人に伝わった。
世界はまるでつながっている。
それも一つの想いや感激の連鎖でつながっている。
ヘアドネーションはとても大切なことだと思う。
ただ、私が今回言いたいのはヘアドネーションしなければならないということではない。
「自分の好きなことや思ったことは自信をもってやり続けて良い」ということ。
これは決して大きな夢の世界の話ではない。
身近の、むしろあなたにぴったり当てはまるかもしれないお話。
私だから、あの人だから?
こどもだから、おとなだから?
男だから、女だから、その他だから?
日本人だから、外国人だから?
趣味だから、仕事だから?
愛だから、お金だから?
こんなことが、あなたの足を止めてしまっていないか?
ヘアドネーションもそう。
学生なら部活も当てはまるかも。
「将来に直結しないんだからそれ以上しなくていいじゃん」
音楽すること、絵を描くこと、スポーツすること。
好きだけど就職して、生きていくのは正直難しいかも。
だからと言ってやっちゃいけないなんてことはない。
どんなに好きでやりたいことを主張しても、
世の中には、もしかしたらあなたの言動に否定的な人がいるかもしれない。
いや、いるだろう。
でも
誰に何を言われても大丈夫。
あなたの人生
あなたの好きなことをして楽しくしよう
好きなことがわからなかったら誰かの喜ぶ顔のために行動してみよう
自分はよくないなんて否定しないで。
どこかで誰かがあなたの行動を見てくれている。
何気ないきっかけから
自身の行動が素敵になって
影響されて幸せになれる人がどこかにいる。
そしてまた誰かの勇気につながってhappyが連鎖していくはずさ!
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