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「イジメにあった時どうすれば負のループから抜け出せるのかについて考えてみた」


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記事:綿谷しふみ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
イジメは世界中のどこにでもある。根絶できればいいけれど、それは所詮無理な話で、イジメはどこにでもあるということを前提に、生きていく方が対処できるのではないだろうか。
 
と言っても許容しているわけではなく、あってはならないものである。だからこそイジメはいつどこででも起こりうるということを念頭において考えていくことが必要なのだ。
 
私がどうしてこんな風に考えるようになったのかというと、新卒で入社した会社で、お局様から壮絶なイジメを受けたからなのである。
 
それはもう凄まじくこれでもかと言うほどのイジメであった。
 
挨拶しても無視だったし、あることないこと悪口を言いふらすのは、デフォルトで、更衣室から悪口が聞こえてきて入れなかったこともあった。
 
それ以外にも帰宅直前にあり得ない量の仕事を言いつけてきたり、私が帰宅した後、デスクの引き出しをあけチェックしたりと、イジメることに喜びを見出していたようである。
 
「暇な女」と言ってしまえばそれまでだけど、イジメられている側からするとたまったものではない。不慮の事故か病気にでもなって死んでくれたらいいのにと、どれだけ願ったことかわからない。
 
けれどもその願いは届かず、元気かどうかは知らないけれどまだご存命でいらっしゃるようだ。
 
そもそもどうしてこんな酷いイジメにあったのだろうか。
 
推測するところ彼女の私に対する嫉妬心と小生意気さが気に食わなかったのではないかと思うのだ。
 
その当時私は20代前半。彼女は30代後半のシングルマザー。
 
新卒で入社した時、彼女は私の養育係の役目をしていて、始めの頃はとてもよき先輩に見えた。
 
それが徐々に本性を現し、鬼ばばになってしまったのは残念なことである。
 
嫉妬の原因になったのは、社会人になったばかりで仕事に慣れていない私の仕事を手伝うように言われたことや、上司のお気に入りで可愛がられていたことにあるのではないかと思っている。
 
仕事を手伝うどころか邪魔をして、足を引っ張ていた鬼ばば。
 
「私ばかりが損している」が口癖で、その腹いせに八つ当たりしてイジメられてはたまったものではない。
 
私が退職するまでイジメは続き、それ自体をやめさせることはできなかったのだけど、イジメにあっても社内で孤立しないでいる方法と、イジメる相手にどうコミュニケーションを取っていけばいいかということを学ぶことができた。
 
これからそれをシェアしようと思う。
 
イジメられて社内で孤立してしまうと、イジメはエスカレートし、鬼ばばの子分が増えてしまう。
 
流石にそれは阻止しないと、退職に追いやられることになりかねない。
 
では、孤立を防ぐためにはどうすればいいだろうか。それは、社内で仲間を増やすことだ。
 
私の場合、鬼ばばと仲の悪い鬼ばばと同世代の女性がいたので、彼女と仲良くして、防波堤になってもらっていた。
 
仲間は防波堤の役割を果たしてくれる。とにかく味方を増やすことが大切である。仲間づくりをするためには、自分から積極的にコミュニケーションを取っていくことと、役に立つことはないかを考えてこちらから与えていくことが必要だ。
 
与えることが思い浮かばないことも多々あるけれど、そういう場合は承認欲求を満たしてあげることを意識するとうまくいく。
 
防波堤になってくれた先輩には、「あなただから頼ることができる」と、特別な人扱いすることで、相手の承認欲求を満たしていたように記憶している。
 
次にイジメている張本人に対しどう接していくかだ。私はここで失敗してしまった。
 
なぜかというと、若い頃、どんな人でもこちらが親切にすればいつか心を開いてくれると思い込んでいて、無視されても挨拶し続け、どんなに意地悪されても耐え忍び、親切にしていたからなのだ。
 
でもこれは大きな間違いである。媚びていると勘違いされ、簡単に思い通りに操り支配できてしまうと思わせるだけだ。
 
イジメているとどうやら、快感ホルモンがでて、病みつきになってしまうらしい。いじめ依存症とでも言えばいいだろうか。
 
そんな相手に常識は通用しない。
 
無礼な相手には、毅然とした態度を取ることこそが大切であり、強く抗議するくらいが丁度いいのだ。そうでないと相手は増長し、イジメは増々ひどくなっていくだろう。
 
言われたことやされたことを全てメモに取り証拠を残すことも大切だ。
 
直談判してもダメな場合は、上司に相談する。それでも功を奏しなければ、最終手段としてコンプライアンス室に連絡することをお勧めする。
 
もし今イジメられて悩んでいる人がいるならば、仲間を増やすことと毅然とした態度で立ち向かうという2点を頭に入れて行動して欲しい。
 
自分の身を守るのは自分にしかできないのだから。
 
希望に胸をふくらませ新卒で入社した会社で
 
 
 
 
***
 
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2020-07-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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