満席御礼!【2022年8月開講】「構図」感覚を身につける講座〜アウトプットにもインプットにも役立つ!~目の前のものを「構図」としてどう捉えるか~【写真・動画・文章・小説にも応用可能】《全国通信 対応》
◆POINT
・『構図』を通して、画家の「観察眼」と「表現手法」を学ぶ
・目の前のものをデッサン的な目線で「分解・理解」して、最適なアウトプットを考える
・魅力的なアウトプット(余白・バランス・立体感・距離感・魅せ所)のチェックポイントが学べる
・写真の構成力、動画のカメラワーク、文章や小説の構成・強弱のバランス感覚など、幅広く応用可能
いつもありがとうございます。
天狼院書店スタッフの鳥井です。
「構図」とは、「ある画面上での構成のこと」を指します。
今回の「構図」感覚は、まさにこの
「よりよい構成をする上での、画家がもっている目線・感覚」を習得する
というものです。
「私は、絵は描かないから関係ない」と思った方は、ぜひちょっと待っていただきたい。
実は、あなたが何かしらの表現/クリエイティブをするとき、「構図」感覚は、全く関係ないとは言えないからです。
・写真を撮るときの「構図」の決め方。
主役を引き立てるためには? 背景とのバランスは? より迫力を出すためには?・動画撮影でのカメラワーク。
一画面ごとの構図はもちろん、動画全体の構成にも応用できます。テロップを入れる場所も「構図」になります。・文章や小説を書くとき。
「描く」だけではなく「抜く」のも構図のポイント。「行間を書く」感覚と「画面の余白を活かす」感覚は似ています。(*文章の場合は特に、インプットの際に「構図」感覚が有効です。後ほど解説します。)
・もちろん、デザインにおける「構成」にも。
ビジュアルや文字の「間」を大事に、あらゆる要素が邪魔にならないように配置するのも「構図」感覚が必要です。
一つ、事例をご紹介させていただきたいと思います。
例えば、この野菜の絵をご覧ください。
▼
みずみずしく、肉厚そうな夏野菜たち。身の張り具合や果汁の豊かさを感じます。
ここで「構図」はどのような効果を発揮しているのでしょうか?
一つは、『トリミング』の効果。
例えば、1枚目の絵は左上の赤いパプリカを指で隠してみるとどうでしょう。急に迫力が萎んでしまいます。
2枚目のさくらんぼも、もしお皿のフチまで全部描かれていたら、収まりはいいけれどこれほどのみずみずしさが伝わってきていたでしょうか?
あえて一部分を切った構図にすることで、迫力やリアリティに繋がっているのです。
もう一つは、『複数面』の効果です。
ナスの絵の「まるまると太った」印象は、実はアングル(角度)が関係しています。
ナスを真横でも縦でもなく、「斜め」に配置することで、ヘタ・側面・上の面の三つの面が見えるようになり、立体感や厚みが感じやすくなるのです。
これを、例えば写真に応用するとどうなるでしょうか?
まずはこちらをご覧ください。
▼
まったく同じシチュエーションで撮影した2枚の写真。
あなたはどちらにより「グッとくる」と感じますか?
おそらく、1枚目と答える人が多いでしょう。
なぜか。1枚目の写真は、先ほどの「構図」の効果を満たしているのです。
画面の中から人物の頭をはみ出させることで迫力が増し、2枚目の写真が真正面から撮影しているのに対して、斜めの角度からとることで、光が当たっている面と、影が落ちている顔の側面の「2つの面」があらわれて、立体感が出ています。
いかがでしょうか?
「構図」の威力を少しだけ体感いただけたでしょうか。
もちろんこれだけではありません!
「構図」感覚を身につける講座の中では、具体的な作品事例を紹介しながら、【様々な「構図」の効果】について先生に解説していただく予定です。
そして、実は、「構図」を学んでおくとお得なのが
「アウトプット」だけでなく「インプット」の力もがアップする
ということです。
理由は、「より良い構図」にするためには、まず、ひとつ一つのモノの特徴・成り立ちを理解することが重要だから。
そのため、画家は、まず描く対象の「形としての特徴」を見極めます。そうすることで、よりリアルに、そのものらしさを引き立てる「構図」を決めることができるのです。
(なので、単純に「描く技術」があっても「構図が悪い」となかなか魅力的な絵にしづらいのです。反対に構図を上手く使うことで、技術の拙さも”味わい”に変えることもできます。)
今回は、そんな『観察眼』『着眼点』についても公開していきます!
天狼院書店の小説講座でも、小説家の先生が「小説における描写」を「言葉のデッサン」と説明されていますが、デッサンする(絵を描く)過程で対象を観察することは、きっと文章での描写力にも繋がるでしょう。
画家の視点を手に入れることで、文章のリアリティもグッと上がってくるのではないでしょうか?
つまり、今回の新講座は、
モチーフ(自分が表現する対象)について「画家の視点」という新しい手法で理解する方法を学び、理解度を深めた上でよりよい構図/構成で表現する方法までを学ぶという内容になっています。
そのアウトプットは、写真・動画・文章・小説・デザインでも、なんでも問わないということです。
講義を聞くだけでもリベラルアーツ的にお楽しみいただけるかと思いますが、今回は、皆さんに「構図」感覚を身につけていただくというのがテーマです。
簡単な実践課題と講師からのフィードバックを通して、「構図」の面白さをぜひ体感していただければと思います。自分自身で「構図」をとってフィードバックをもらうことで、より「構図」感覚を習得していただけるかと思います。
(※フィードバックの関係で、限定30席となっております。)
ほんのちょっとの変化で、そのクリエイティブがグッと変わる。
不思議な「構図」の世界で、みなさんをお待ちしております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
概要
❏【2022年8月開講】アウトプットにもインプットにも役立つ!「構図」感覚を身につける講座~目の前のものを「構図」としてどう捉えるか~【写真・動画・文章・小説にも応用可能】
■講義日時
60分×2コマ(休憩10分)
第1講 8/7(日)16:30-17:30
第2講 8/7(日)17:40-18:40第3講 9/4(日)16:30-17:30
第4講 9/4(日)17:40-18:40第5講 10/2(日)16:30-17:30
第6講 10/2(日)17:40-18:40第7講 11/6(日)16:30-17:30
第8講 11/6(日)17:40-18:40■受講方式
現地受講 福岡会場 福岡天狼院・・・定員10名
通信受講 インターネットが整った環境であれば、お好きな時間にお好きな場所で、収録された動画を視聴することができます。■参加費
一般:16,500円 × 4ヶ月 = 66,000円(税込)
会員:8,250円 × 4ヶ月 = 33,000円(税込)■定員
限定30席 → 満席御礼!
※講師のフィードバックの関係で定員を設けております。ご了承くださいませ。■参加特典
講義受講権/講師や他の受講生とコミュニケーションできる非公開のFacebookコミュニティ参加権/全講義動画視聴権(講義終了後1ヶ月間)■参加条件
*Facebookアカウントをお持ちである、もしくはこれから登録予定であること。
(諸連絡は全てFacebookを使用します)
*「天狼院読書クラブ」の方は、本ゼミに半額で参加いただけます。→「天狼院読書クラブ」についてはこちらから
*お申し込み受付は、決済完了順とさせていただきます。
*定員になり次第、予告なく、締め切らせていただきます。
*通信での講義を受講される際には、安定したインターネット環境でご視聴ください。
*決済後の返金はいたしかねますのでご了承ください。
*Facebookグループ内にアップしていただきました写真などは「実施レポート」として使用させていただく可能性がございます。使用不可の場合は、お手数ですがスタッフまでご連絡いただければと思います。
カリキュラム
《画家の目で見る・捉える》第1・2講座 8/7(日)16:30-18:40
◯「構図」を組み立てる前に、「形」を理解する
・個々の形・成り立ちを理解する
・全体のバランス「構図」がより良くなる
◯形には「方向性」がある
・その形は、縦・横・斜め・螺旋どう方向づいている?
・形の「変わり目」に着目せよ
・形の「方向性」と「立体感」
◯形の「成り立ち」を想像する
・基本の形を学ぶ~「立方体」「円柱」のデッサンから~
・立体物は「三面」から成る
・丸み・球体には「輪郭線」がない
・モノの形は目線で変わる(アングル問題)
・「そのモノらしさ」とは何か
・「隠していい場所」と「隠してはいけない場所」
◯モチーフの中で「何を表現したい」のか
・絵画的「魅せどころ」の見極め方
・自分の魅せたいポイントはどこか?
・何をカットして、何を残すのか
《課題提出1 》「3つ」のもので構成する。
3つのものを1つの画面の中に自由に配置し、それを絵画/写真で提出してください。
その際、どのような意図で構成したかを教えてください。
(透明・不透明・有機物・無機物なんでも◎)
《「構図」を学ぶ》第3・4講座 9/4(日)16:30-18:40
◯バランス
・モノは「平行線」に配置しない
・全てのモチーフに「僅かな変化」が必要
・全体として「まとまってしまわないように」はみ出す
◯余白
・「間」を味わう
・余白の美しさとは
・気持ちのいい空間づくり
・物と物の「重なり」に着目する
・自分が小人になって絵の中を旅しているような感覚で
◯立体感
・小さなものは手前に、大きなものは奥に
・透明なものは「後ろ」にものを置く
・「立体感」というファンタジー
・2Dの中に3Dをつくりだすためには
◯トリミング
・「はみ出し」効果
・「切りどころ」がどこなのか
・人の「想像力」と「トリミング」
・「切ってはいけない」ポイントとは
・心理的距離感のつくり方
◯アウトプット
・どれぐらいのサイズにアウトプットするのか
・サイズによる「構図」の変化
・大きなアウトプット(例:巨大ボードに絵を描く)
・小さなアウトプット(例:葉書サイズに絵を描く)
◯「描く」ではなく「抜く」という手法
・魅せるところは「息を止める」
・抜く部分で「息を吐く」
・コンテンツとしての耐久性
・「ずっと見られる」作品にするためには
・抜き方(ぼかし・光・緩める)
・作品の「抜きどころ」とは?
※講師が実際に絵を描きながら「構図」について実演します。
また、複数の作品を取り上げて解説することで、それぞれの項目を具体的に解説していきます。
《課題提出2 》「5つ」のもので構成する。
5つのものを1つの画面の中に自由に配置し、それを絵画/写真で提出してください。
その際、どのような意図で構成したかを教えてください。
(透明・不透明・有機物・無機物なんでも◎)
《「構成」とは何か / 「構図」感覚の正体》第5・6講座 10/2(日)16:30-18:40
◯表現としての「構成」
・「デッサン」とは「構成する」という意味である
・絵における「構成」は、他分野の「構成」と重なる
・漫画の「コマ割り」
・映像の絵コンテ/カメラワーク
・音楽の強弱
・文章の起承転結
・言いたいことを、どの位置に、どれぐらいの大きさで配置するか
・全体像の把握・バランス感覚・余白づくり
・自分の人生プランニングも「構成」と言えるかもしれない
・構成は「理屈」ではない
・「自分は何を伝えたいのか」が一番重要
◯構成における「個性」
・スタンダートな構成
・個々のバランス感覚も大切に
◯構成は常に修正するべき
・「狂い」に気が付いたときはすぐに修正する
・修正することを面倒くさがったり、恐れたりしない
・「小さな画用紙」の活用
◯「構成」と「感情」
・空気を描く
・「寄り」の主観性
・「引き」の客観性
・どの位置にどの大きさで描けば、自分の中でピタッと来るのか
・構成への「自分の感情」の乗せ方
◯課題のフィードバック
《課題提出3 》「7つ」のもので構成する。
7つのものを1つの画面の中に自由に配置し、それを絵画/写真で提出してください。
その際、どのような意図で構成したかを教えてください。
(透明・不透明・有機物・無機物なんでも◎)
《「構成」感覚を、日常生活でどう活かせるか》第7・8講 11/6(日)16:30-18:40
・「形状を知る」「形状を把握する」
・柔軟にスペースを見つける力(発想力)
・モノを綺麗に収納する
・「構図的な美しさ」を生活の中に感じる
・「汚れた部屋」にも美を感じる
・食事の盛り付け
・ファッションを「構図」で捉える
・自分のフォルムの中に美を見つけ出す
《「構図」と「色彩」のコラボレーション》
・もう一つの絵画の要素「色彩」
・「構図」と「色彩」の関係
・「構図」と「膨張色」
・色を塗ることで、「構図」の狂いが浮き上がる
◯課題のフィードバック
※リアルタイム受講だけでなく、後日、アーカイブ動画での受講が可能です。
講師プロフィール
鳥井正夫(Masao Torii)
・TORII絵画造形教室主宰 1980年~(41年間)油彩画・水彩画・絵手紙・デッサン・児童絵画・造形工作指導
・NHK文化センター「気軽に描こう水彩画」講師(2020年まで)
・西日本新聞(宗像版)彩墨画とエッセイ「花鳥風月」50回連載 冊子「花鳥風月」として自費出版
・福岡天神ギャラリー「SEL」西区室見ギャリ―「DO」福津市ギャラリー「サンストーン」「悠鳳」個展東京銀座ギャラリー「渚」でグループ展 その他
・福岡高齢者大学(宗像地区)水彩画講師
・福津市・宗像市地区小学校で絵画指導
・福津市宮地獄神社スケッチ大会・七五三ぬりえコンクール審査員
・福津市福間図書館/篠栗町立図書館で読書感想画指導
・「福津暮らし旅」講師
*絵画教室にて、様々なアート指導をされています。
1980年開校の41年の歴史をもつ、子供から大人までの総合アート教室。工作(クラフト)・油絵・アクリル画・水彩画・日本画・デッサン・美大・美術受験コースなどの様々な分野でクラスを開いている。
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本講座は、天狼院書店で独自に開発した通信受講システム「天狼院マルチディスプレイ」を使用いたします。講義の板書だけでなく、参考資料など、必要に応じて適宜切り替えて表示するシステムで、通信受講でも非常に見やすい環境となります。「通信限定コース」となりますので、講師も、通信受講の方のみに向けて発信いたします。また、理解が足りなかった回は、何度でも受講できます。
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