チーム天狼院

【コーチング超詳細レポート】うまれてはじめてコーチングしてもらったら、無性にハンモックがほしくなりました《川代ノート》


 

coaching

スタッフ川代です。

ついさっき、生まれてはじめて本格的な【コーチング】というのをやってもらいました。
これが自分のもやもやが全部分解されてどーん!と並べられたようで、恥ずかしいやら自己嫌悪やら、だけどめちゃくちゃ気持ちいい!なんだか変なエクスタシーを感じてしまいました。今回私はある知り合いのつてでやってもらったんですが、想像以上によかったです。自分じゃわからない弱みとか悩みが全部わかる。なんかアジのひらきみたいな気分。アジも開かれるときこんな気持ちなのかなあ。

簡単に言うと、コーチングというのは、一人のコーチに一時間くらいインタビューをしてもらい、今の自分の悩みや目標を明確にするというもの。初めにグラフのようなものに軽く書き込み、「仕事」とか「生活」とか、分野ごとに自分の現状に点数をつけます。具体的にどの分野に不満があって、どの分野に満足しているか、とかを確認したあと、今自分が一番悩んでいるポイントにフォーカスしてコーチングしてもらいます。

 

はじめに今気になっている分野にフォーカスするのですが、私が選んだのは「自己成長」の分野でした。

他にも「健康」とか(体力ないし運動苦手・・・)、
「お金」とか(最近本当金欠だし・・・)、
「仕事」とか(いやいや、社会人になるんだし仕事について考えといたほうが・・・)、
色々不満なポイントはあって。「家族」「友人」の分野以外は不満だらけだったのですが、とりあえずは、残りの大学生活、時間があるうちに自分の理想を明確にしておきたいということ、自信が無くて、コンプレックスがたくさんある性格をなんとかしたいと前から考えていたこともあって、「自己成長」を選びました。

最初の質問。「じゃあ、この自己成長にかんして。今の満足度、1から10で点数をつけるとしたら、何点くらいですか?」
点数かー、点数でと言われると難しいけど・・・。うんうん言いながら、結局5点に。

「わかりました。今日はこの5点を、どうしたら残りの5点をうめて、10点にできるかな?どうすれば自分が幸せになれるかな?ということを目標にしてお話ししていきましょう」と、明確に目標を共有。なるほど、このコーチングによってなにを成し遂げようとしているのか、はじめに言われれば話す意気込みも変わってきます。

「じゃあ、まずはこの自己成長の分野で、満足していないことってありますか?」深呼吸し、ひと段落おいたあと、こう聞かれます。
「うーん、とりあえず嫌いなところはたくさんあるんですけど・・・。」おずおずと話し始める私。すると、「うんうん、嫌いなところね、ありますよね。たとえばどんなところ?ささいなことでも大丈夫ですよ」と笑顔で身を乗り出して聞いてくれます。

あまりに興味深そうに聞いてくれるので、次々と自分の嫌いなところを話し出す私。
「メンタル弱いところとー、人目を気にしちゃうところとー、だらしないところとー・・・。あ、自分に甘いところもですかねえ」
話しながら、あ、嫌なとここんなにある・・・と凹みだす私。でもコンプレックスはいっぱい出てきます。結局全部で10個くらい不満なところが見つかりました。

「ほかにはありますか?」
いえ、とりあえずこんなところですかね・・・。
「じゃあ、この中で、特にこれがなおしたいなあ、というのはありますか?」
うーん、そうですねえ、評価を気にしちゃうところと、怠け者なところですかねえ。

次の質問。「なるほど、じゃあ、気持ちを切り替えて。逆に満足しているところはどこですか?」
こう聞かれます。また今度は長所とか好きな部分を上げていきます。
す、すきなところ、すきなところ・・・。短所に反してこっちはなかなか思い浮かびません。まず第一声、「律儀」。そのあとが浮かばない。あれれ?「律儀」しか浮かばないって、私こんなに自分に対してネガティブだったのか?とここでまず小さな発見が。私ポジティブだと思ってたのに・・・。

そこでコーチが助け船をくれます。「なんでもいいですよ、昨日おいしいもの食べた、とかでも」とにっこり。あ、そんなもんでいいのか、と考え直します。「あ、じゃあ、バイトは最近ちょっと頑張ってます」と言うと、「おおっ、バイトね!いいじゃないですか!」と大きなリアクション。そこから気がほぐれて、長所もあるていど出てきました。

「さて、じゃあこうして自分のことを考え直してみて、満足度は何点になりましたか?」
ひととおり自分のいいところ、悪いところ、キーワードを書き出したあと、こう聞かれ、思わず「ちょっと嫌いなところたくさん出てきて、下がっちゃいました。4点です」と答える私。気分は落ち込み気味です。

「じゃあ、今4点だとして。どうすれば10点になると思いますか?どういう自分になれれば満足できますか?」

残り6点、大きいなあ・・・と思いつつ、またうんうん言いながら考えます。そうですね、理想はいろいろあるんですけどね・・・。気付けばしゃべりながら考えてます。

ここでもまた抽象的になんとなくこんなかんじかなあ・・・と私が言うと、どうして?たとえば?しっくりくる言葉はある?と、どんどん具体的に質問してくれます。そこまで自分ではつきつめて考えていなかったので、思いがけない質問をされる。沈黙が続きながらも、規則正しい習慣づけ、素直でいること、洞察力・・・。結局なんとか、どうすれば10点になるのか、キーワードを三つ出しました。

「じゃあ、10点満点、大満足!という自分、ってきいたときに、どんな自分が思い浮かぶ?その日のスケジュールでもいいし、理想のイメージでも、イラストでもいいので、紙にかいてみてください」

ええ!?紙にかくの!?驚きながらも、もうコーチングに集中して、理想の自分を見つけたいというワクワク感でいっぱいなので、しばらく考えて具体的なイメージを紙にペンを走らせます。

ぐちゃぐちゃと浮かぶままに、まずかいたのはカーテン。なんとなくカーテンがふわ、みたいなイメージがまず浮かび、そのあとテーブルとごはんとマグカップと。それから本を読んでいる自分。

実際にかいたのはこんなかんじです。

coaching2

ぐっちゃぐちゃ。

ぱっと浮かんだイメージは、早朝。春の陽気で、風がそよそよしてて、気持ちよくて、自然のにおいがする。私は部屋にいて、仕事か学校に行く前に、ゆっくり朝の自分ひとりの時間を満喫している。そんなイメージ。

いいですね!素敵ですね!じゃあ、これが叶ったら10点ですか?

そうきかれると・・・。10点かー、10点と言われるとそうでもないんだよなあ、となんかしっくりこない。

何をつけたせば10点になるのか・・・。家族がいて、とか観葉植物があって、とか妄想をふくらませます。

そこであ!とピンときました。

 

私、ペンションやりたいです!!!

 

自分でも出てきたその言葉にびっくり。でもそれを妄想するととまらなくて、鎌倉、江の島あたりでペンション経営してて、自然がたくさんあって、海沿いで、ハンモックがあって・・・。アットホームなペンション。自家製のパンを焼いて、お客さんと話して。時間があるときに本読んだり、ちょっと文章書いたり。
なんかまるで老後の過ごし方みたいですが笑、そういうの、理想です。あまりにしっくりきたので、そのイメージが自分にとっての10点満点なんだと気付きました。

「じゃあ、このイメージを言葉で、ひとことで表現するとしたら、どんな言葉がしっくりきますか?」
もうかなり理想に近づいてきました。あとは最も重要なキーワードを見つけるだけ。穏やか。ささいな幸せ。人のあたたかみ。おいしいもの。どれも完璧にしっくりくる言葉じゃない・・・コーチの助けをかりながら、またしばらく考えます。

 

自然。ナチュラル。

 

すとん、と胸のおくにおさまった音がしました。
自然、というと、植物とか地球とか、そういう自然と、自分が変に無理をしないで自然体でいる、というのと、ふたつ意味があるけれど。どちらも完全にしっくりきたのです。変に人工的なものも好きじゃないし、木とか森とか海とかが好き。地球の一部だと感じられるものが好き。同じように、自分自身も、取り繕ったり、世間体に合わせたりしない、自然体の私を認めてあげたいと思う。目指すテーマが完全にぴったりとはまった瞬間でした。

 

そういうわけで、これはほんの一部でしかないのですが、私の理想がはっきりとわかったのでした。冗談じゃなく、わりと本気で自然と一体化したいのかも・・・ということに気付けたのも面白かったのですが、それと同じくらい、話をきいてもらうこと自体がものすごく楽しかったです。こんなに一生懸命、しかもものすごく面白そうに他人の話聞けるのすごいな!と本気で感動してしまいました。大きめのリアクション、相槌、質問・・・でもどれもいやらしくないしワザとらしくもない。こちらが気持ちよく話せる丁度良いバランスを保ってくれている。しかもきっと本気で私の話に興味を持ってくれていたと思います。どんなに自分のことを話しても否定されないという安心感を持ちながら話すというのは、結局自分一人で考えるよりも自然体の自分をさらけだせるということなのかもしれません。だからすごく赤裸々な話をしても、恥ずかしいは恥ずかしいけれど、なんだかどこか気持ちいいというか、【わたし・解体新書】という感じで純粋に自分と向き合えました。

 

いやー、コーチング、本当に面白い!もっと広まって、もっと聞き上手が増えたらいいなあ~。
私もコーチングを勉強して聞き上手になって、大学生版阿川佐和子さんを目指そうかな?なんて思っちゃいました。

 

ひとまず、今の目標は。
ナチュラルな自分を目指すぞー!ということで。

とりあえずハンモック買ってきます。(・・・気がはやい?)

 

【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:03-6914-3618

【天狼院公式Facebookページ】
天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をして頂くだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。イベントの参加申し込みもこちらが便利です。

天狼院への行き方詳細はこちら


2014-07-12 | Posted in チーム天狼院, 記事

関連記事