天狼院の大文化祭

『ストックビジネスの教科書』が「妙な動き」を見せている。《天狼院の文化祭/著者緊急登壇決定!》


【想定外の数値】天狼院がガチで制作に関わった『ストックビジネスの教科書』、おかげさまで先日早くも重版が決まり、累計で10,000部に乗せたのだが、この動きがまるで読めない。

想定外の動きを見せているのだ。

実は、僕は書籍における販売戦略のコンサルタントもしているのだが、今回、『ストックビジネスの教科書』においては制作サイド(著者・編集サイド)の営業戦略面も、僕が担当している。
様々な本に関わってきた僕は、ビジネス書において、どの段階でネット上、およびリアル書店においてどういう動きをすれば、どれくらいのヒットになるという「指標」を持っているのだが、そのいずれの「指標」にもない動きを見せている。
様々なリアル書店もポイントで定点観測して、消化率から判断しているのだが、その中でも、インターネット上およびアーリーアダプターの動きを見るのに、「Amazon総合ランキング」の動向は必ずチェックしている。

生のデータがほしいので、著者サイドには必ず、

「Amazonでは、絶対に買上げをしないでください」

と頼んでいる。

数値が著しく狂うからだ。
『ストックビジネスの教科書』は、この大切な指標である「Amazon総合ランキング」が、なかなか落ちてこない。

ずっと総合で100位以上をキープしている。もうそれが3週間に及ぼうとしている。
それで東洋経済オンラインさんが毎週発表しているAmazonビジネス書ランキングでも

3週間まえ第7位
2週間まえ第8位

次は落ちるかと思った先週が、なんと

第3位

にまで登ってきてる。
プロの方ならわかると思うが、一時的にAmazonランキングが100位以内に行ったとしても、それを継続的に上げさせ続けることは難しい。
たとえば、総合100位以内を人為的に3週間間続けようと思えば、ざっと、2,000冊の買上げが必要となる。
その額は

¥1,600(本体)×1.08(消費税)×2000冊=¥3,456,000

にも及ぶ。

費用対効果として、これほど効率の悪いことはない。
これなら、日経新聞の半五段広告を2回、効果的に流した方がいい。

つまり、この本は理想的なかたちで自然と売れているのである。

様々なアーリーアダプターの方々に取り上げられ、それが波紋となって広がり、更に小さいコミュニティの間で口コミで、広がっている結果として、総合ランキングが高位置をキープしていると分析するのが正しい見方だろう。
それで、リアル書店の売上も、3週前から2週前、そして1週前と、徐々に二次関数的カーブを描くように上昇し始めている。

様々な数値から分析すると、この本は「都市型のビジネス書」のように見える。
それは、つまりは、数年前WAVE出版さんでヒットした『インバスケット思考』のような動きであって、これの上限値は都市型ゆえに直近値で50,000部となる。
ところが、『ストックビジネスの教科書』は、これとは違った妙な動きを見せている。とある数値を見れば、都市型ではあるが、十分に郊外店舗にも波及する可能性を秘めているのだ。
たとえば、プレジデント社さんから出て数年前に大ヒットした『ワークシフト』は、初速はそれほどではなく、堅実な動きを見せていたが、ちきりんさんからの追い風を受けて、一気に10万部を超えてきた。
これは、ちきりんさんの影響というよりも、ヒットの素地がすでにできていて、ちきりんさんのツイートが「らくだの背骨を折った最後の一本のわら」的に作用しただけだと僕は見ている。
要するに、今、『ストックビジネスの教科書』は、大ヒットの直前前夜の「不可解で妙な動き」を見せているということだ。
何らかの「ちきりん的なきっかけ」がひとつあれば、盛大に大ヒットする可能性がある。

短期的には、10万部のレンジを
そして、長期的には20万〜30万部のレンジを狙えるのではないかと考えている。

つまり、ここ半年のうちに、なんらかの「ちきりん的」追い風を受けて10万部を突破させて、以後は『ロジカルシンキング』(東洋経済新報社)的な『小倉昌男経営学』(日経BP社)的な、『起業のファイナンス』(日本実業出版社)的な年間にコンスタントに2回ほど重版がかかるというような、ビジネス書の棚に永続的に並ぶような商材になる可能性が極めて高い。
そもそも、我々制作陣は、「棚にない、棚に永続的に並ぶ本」を目指して、この本を制作した。現在の数値の上で、それが叶いそうな予兆を、今僕は販売戦略のプロとして、至極冷静に客観的に感じているのである。

ぜひ、この本の「妙な動き」にご注目いただければと思います。

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**11/17(火)「天狼院の文化祭」『ストックビジネスの教科書』制作陣、緊急出演決定!**

『ストックビジネスの教科書』の著者大竹啓裕氏とポプラ社担当編集の大塩大氏、そして、我々制作ユニット「天狼院N-ice」が、「天狼院の文化祭」に出演することが急遽決定しました!

今、ヒットをしている『ストックビジネスの教科書』の制作の裏側を、制作陣が明かします!
また、『ストックビジネスの教科書』の特別付録となっている大竹氏考案のExcelのシステム「収益シミュレーター」の実演をしたいと思います!

そこで、ストックビジネスがどれだけの収益をもたらすのか、「明るい皮算用」をやってみましょう!

さらに、ストックビジネスとは何なのか、ストック思考を身につけるとはどういうことなのか、書籍にもなかった内容を詳しく語っていきます。

おたのしみに!

また、その日は「文芸部」と大人気100万部を経験したトップクリエイターだけを招く「ミリオンズ・サミット」も開催しますので、通し券ですので、ぜひ、そちらもご覧いただければと思います。

【「天狼院の大文化祭」プログラム】

【11/16(月)】
17:45 開場・受付開始
18:20〜18:40 映画『20歳女子大生が撮るR-18映画』
19:00~20:10 劇団天狼院秋公演『殺し屋のマーケティング』
20:30~21:40 『グラゼニ』原作者・森高夕次×『インベスターZ』漫画家・三田紀房 氏スペシャルトークLIVE「金の話をしよう!」
21:40~22:10 漂流書店「天狼院書店 豊島公会堂店」オープン

【11/17(火)】
17:30 開場・受付開始
18:00~19:00 天狼院「起業ゼミ」キックオフ!ストックビジネスを作ろう!『ストックビジネスの教科書』出版記念イベント
19:15~20:15 天狼院「文芸部」始動!~本気で小説家になるプロジェクト
20:30~21:50 「ミリオンズ・サミット」100万部のトップクリエイターが集結!ミリオンズは今何を考え、未来に何を描こうとしているのか?
21:50~22:10 漂流書店「天狼院書店 豊島公会堂店」オープン

【11/18(水)】
18:00 開場・受付開始
18:30~19:30 天狼院「落語部」立川小談志 祝・真打昇進!記念公演
19:50~21:00 「糸井重里秘本」ご開帳特別LIVE(出演者:篠原勝之/糸井重里/南伸坊/みうらじゅん)
21:10~21:40 天狼院マーケティング・ラボ「長岡大花火ではなぜ本が売れないのか?」
21:40~22:10 漂流書店「天狼院書店 豊島公会堂店」オープン

【チケット各種】

〔前売り券〕
□3日間通し券(11/16〜18)¥10,000
□11/16 1日通し券 ¥5,000
□11/17 1日通し券 ¥5,000
□11/18 1日通し券 ¥5,000
*3日間通し券をご購入の方には、特典として、文化祭受付時に〔特製チケット〕をお渡しいたします。

〔当日券〕
□11/16 1日通し券 ¥7,000
□11/17 1日通し券 ¥7,000
□11/18 1日通し券 ¥7,000

 

【前売りチケットは、こちらのPeatixページよりご購入いただけます】


*当日は、Peatixのご購入完了バーコード画面/決済完了画面を、会場受付でご提示ください。
*Peatix以外に、天狼院書店(東京天狼院/天狼院STYLE表参道)店頭でのチケットご購入も受け付けております。
店頭で代金をお支払くださいませ。領収書がチケット代わりとなりますので、当日まで大事にお持ち下さい。

 

【会場】
「豊島公会堂」
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-19-1
アクセス:「東京メトロ池袋駅」(東口)より徒歩5分/「JR池袋駅」(東口)より徒歩5分

 

【天狼院書店へのお問い合わせ】
ご不明点・ご質問がありましたら、お電話/メッセージでお気軽にお問い合わせください。

TEL:03-6914-3618

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2015-11-16 | Posted in 天狼院の大文化祭

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