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イベント情報

人生が変わる書店で人生が変わったんだ《『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約受付開始》


 
記事:吉田健介(READING LIFE ─PROTOTYPE─)
 
「いいんじゃない」
たまたま耳に入ってきた音楽に一言感想を添えるように彼女は言った。
 
1年前。2018年11月。
どこからたどり着いたのか。今となっては覚えていない。
ただ、そこに書かれている文章にグッと心を引き寄せられたことは間違いなかった。
クリスマスツリーの電飾を見るように、何となく目が離せなかった。
 
「人生を変える?」
 
怪しい広告か。いやそういう感じはしない。
どういうことだろうか。
気になる。非常に気になる。
 
天狼院のホームページ。
ライティング・ゼミの案内文を読んでいた。
響いてくる言葉がたくさんあった。
気になるキーワードに刺激された。
気がつくと、長い文章は終わりをむかえていた。
気がつくと、申し込むか申し込まないか、ボタンを押すか押さないか、僕のターンになっていた。
エレベーターに乗せられた気分。いつの間にか上の階へ到着。
 
何なんだろう、この感覚は。
その日はスマホを閉じ、しばらく温めることにした。
 
もともと国語は苦手。テストの点数は思わしくなく、もはや恐怖心すら覚えていた。
出来ることなら文章とは関わりたくない。美術の道を選んだ理由もそういう所があった。
 
「新聞を読めばいいのよ」
「本をたくさん読みなさい」
 
優しい友人や家族、先生は、僕の国語相談にアドバイスをくれた。
ただ、その言葉が僕に染み込むことはなかった。もらったものをとりあえずポケットに押し込む。納得したフリをしながら、話の腰を折らぬよう、相手が気を悪くしない程度の相槌を打った。数学のように、単純に、クリアーに、明快に、シンプルに説明してくれる人は1人もいなかった。x=2だよ、と。
 
 
「このスパイスを入れれば完成さ」
そんな秘密の調味料を期待していた。ただ、ある時期からそんなものはないのだ、と思うようになった。そんなものは国語には存在しない。甘いことを言ってはいけない、さあさあ英単語の1つでも覚えなさい。
 
次第に文章から距離を置くようになった。本を読むのはもってのほか。
仕事でどうしても必要な時、仕方なく重たい腰を上げ、それ相当のエネルギーを使って文章と対峙した。用が済めば「じゃっ」と簡単にあいさつをして、そそくさとその場を後にした。
 
 
そんな僕が、ライティング・ゼミの案内文を最後まで読んでしまっていた。
長文だったはずだ。
最初の1文から心をつかまれ、スマホの画面をどんどんスクロールしていく。
 
「面倒くさいなー」
いつもならそう思って途中で読むのをやめてしまう。
そんな自分が、ストレスを感じることなく、滑らかに申し込みボタンまで案内されていた。
 
今なら分かる。
まんまと読まされたのだ。
「こちらへどうぞ〜」
エレベーターに案内されるように。あとは目的地へゴー。
 
数日後、妻に相談した。
「こういうのがあんだけど、どう思う?」
 
「何これ?」と批判され、「お金のムダよ」と一掃されるだろう、そう思っていた。しかし、予想に反して彼女はあっさりとプッシュしてくれた。
「いいんじゃない」
 
 
2019年12月現在。
ライティング・ゼミを経て、ライターズ倶楽部に参加。
大きなアンテナが頭の上に付いている状態。
毎週締め切りに追われ、ネタ集めに翻弄し、頭のチャンネルは外へ外へと広げっぱなし状態だからだ。
また、インプットのために読書をし、1冊読めば次に読む予定の1冊へとすぐに移る。
しかも後ろには、読むべき本たちが列をなして待っている。
 
他にも様々な講座に参加。
 
カメラ
時間術ゼミ
編集ゼミ
就活しない生き方〜21世紀の自助論〜
1シート・マーケティング
 
様々なことを学んできた。
その間、いつも通り僕は中学校で教師をし、7月に生まれた息子のオムツを不器用に変え、休みの日は妻と息子を連れて、イオンへ買い物に出かけた。
 
その合間に、僕は記事を投稿し、読書をし、写真を撮り、学生時代から続けている油絵の制作を続けてきた。
 
いつの間にか1年前とは全く別人のような毎日を送っている。
いつの間にか成長することが面白くなっている。
あの時に押したライティング・ゼミの申し込みボタン。僕の中にある何か重要なスイッチをもONにしたのかもしれない。
 
これからも成長を続けていくに違いない。いや、成長していきたい。違う、成長していかねばならない。『プロトタイプ』は、僕のように成長していきたいと欲を求める人をこれからも作り続けていくはずだ。成長していかねば、と熱量を持って、ポジティブに進む人を鼓舞していくはずだ。未来の彼らの、新しい道しるべとなるに違いない。
 
この1冊は、直接触ることができる彫刻のようなもの。
実際に手に取り、その感触を確かめることができる1冊。
 
ここは滑らかだな。ここはゴツゴツしている。ここは気持ちいいな。ここはざらついている。
そんな手触りが直接伝わってくる1冊。
 
この1冊は、ゲートとなるに違いない。
天狼院で学んだ人たち。学びを進めている人たち。これから学びを始める人たち。
そんな同志たちが「できるかもしれない」「やってみたい」と思う1冊になるだろう。
そして、次の第2世代、第3世代へと続く門になるはずだ。
まだ見ぬ第2号、第3号がすでに楽しみですらある。
未だかつてそんな雑誌が存在しただろうか。
 
『プロトタイプ』は、これから続く同志たちとの共通言語となり、希望となり、ロゴとなるに違いない。
1年前に出会ったライティング・ゼミ。妻の後押し。文章に対する誤解。
これからも僕は成長を続けていける。いや、成長し続けなければならない。
 
京都天狼院のフタッフには頭が上がらない。
能勢さん。枝豆とあんなことや、こんなことをさせてごめんなさい。ドキドキした。
池田さん、安田さん。あんな近くで、あんなことや、こんなことさせてごめんなさい。キュンキュンした。
 
お詫びに谷津先生の小説『桔梗の旗』を買ったことで丸く収めてほしい。いや、その前に『廉太郎ノオト』を買ったことも特に、そしてあえて強調しない。いや、むしろ谷津先生の小説講座を現在受講中で「学びのために必要だったから、どちらにせよ買っていたよ」なんて大きな声では言えやしない。
 
『プロトタイプ』を通して、またさらに成長していくことができる。
そんな自分にワクワクしている。
周りの人たちに感謝をしている。
まだまだ人生を変え続けていける気がしている。
まだまだ超え続けていける気がしている。
同じような人がもっと増えれば、世の中面白いことになるのではないだろうか。
雑誌『プロトタイプ』はそんな1冊である。

 

 

 

雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』目次

■働き方再定義
バブル期及びバブル崩壊を経て、昭和生まれのサラリーマンが語る。
何のために? どう働く!? 自分に合った働き方の見つけ方

■大人の育て方 ─「ティール組織」から新しい働き方を考える─
ティール・エバンジェリスト 大森雄貴さんインタビュー

■「夢を持っている君も、夢を持っていない君も」
セントオーディン 代表・デザイナー 永井純さんインタビュー

【COLUMN 1】◯めフォト!

■「攻めスポ」VS「密スポ」
・婚活、マルシェ、肉フェス?! むすびの神「鳥飼八幡宮」さんの神主さんに突撃インタビュー!
・小さな命と人を繋ぐ、新しい支援のかたち ゲストハウス「ねこ蔵ホステル」
・池袋で攻めている急先鋒店舗と核弾頭店長「シアターカフェ天狼院」
・1週間で全てのメニューが入れ替わる?! 京都のアイスクリーム屋さん「PICARO EIS」

【COLUMN 2】◯めフォト!

■休日の再定義
1週間休みならどう過ごす? 天狼院書店「STYLE for Biz 」山中菜摘店長にインタビュー!

■日常Short Trip
・朝のひと時、帰りのひと時。街を歩いてみませんか?
・アフター5の過ごし方
・仕事帰りにホテル泊! ─街中ホテルステイ─
・そこまで行っちゃう?!編 ─1日で名古屋から北海道までの日帰り旅─

【COLUMN 3】◯めフォト!

■大人の教養シリーズ
・「二十代の内に読んでおくことをお勧めする《書籍編》」
・「二十代の内に観ておくことをお勧めする《映画編》」(もっと、映画を観て欲しい)

【COLUMN 4】いろいろある「紅白の由来」《レシピもご紹介!》
【COLUMN 5】◯めフォト!

【雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約する際の注意と通信販売について】
『READING LIFE ─PROTOTYPE─』は500部作成いたしますが、実際には390部販売いたします。限りがございます。確実に手に入れたい方はご予約をおすすめ致します。(予約順でのお渡しとなりますのでご了承くださいませ)
PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。

◆通信販売をご利用の方
今回は通信販売も同時に受付開始します。通販での受付も予約受付順の発送となります。PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。
通信販売の場合、送料・手数料として500円別途頂きますが、その代わりに天狼院書店でご利用頂ける「コーヒーチケット(410円相当)」をおつけしますので、東京に来る際に、ぜひ、天狼院でご利用頂ければと思います。
通信販売分は、12月28日より、予約順に順次発送致します。

先行販売について


【当日店頭受取】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,000円+税/A5 全42P《東京・京都・福岡・土浦》

【後日店頭受取】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,000円+税/A5 全42P《東京・京都・福岡・土浦》

【通信販売】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,500円+税/A5 全42P
*送料・手数料 500円含む(*410円相当コーヒーチケット×3枚つき)
*12月28日(土)より順次発送いたします。

お問い合わせ


 

TEL:03-6914-3618

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