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【7月7日(木)】七夕の短冊に「しゅりけんになりたい」と書いた少年の話《今日の編集部日記》


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おはようございます! WEB天狼院編集部川代です。

今日は七夕。7月7日。
ちょっとロマンチックな気分になる恋人たちの夜……ということはなく、単純にちょっとお願い事したくなる日ですね。スーパーとかで子供用に短冊があって「ご自由にお書きください」って書いてあるとなんかほっこりするっていう。自分もなんか書いちゃうっていう。
私はいつもお願い事には曖昧なことを書いてしまうタイプなのですが(幸せになりたいとか、きれいになりたいとか)、やっぱり子供の願い事って面白いですよね。

小さい頃に幼稚園で、将来なりたいものを書くっていう時間があって、みんな「おひめさまになりたい」とか「さっかーせんしゅになりたい」とか書いてて、私も「絵かきさんになりたい」って書いてたのに、一人だけ「しゅりけんになりたい」って書いている男の子がいて、すごくびっくりしたのを覚えています。しゅりけんになりたいってなんだよ。忍者になるならわかるけど手裏剣ってなんだよ。投げられてすぐに木とかにささってずっと放置されたままだぞたぶん……と子供ながらに冷静に思った記憶がありますが、まあそれはさておき、子供の願いというのは純粋でいいですね。

でも、今日、短冊があったら何を書こう、とあらためて考えると、「しゅりけんになりたい」と書いたあの子のことをバカにできないなあと思うのです。

たとえば今、目の前に短冊があったとして、すぐにお願い事を書ける状況にあったとして、私は何を書くだろうと、真剣に考えると、ちょっと止まってしまうような気がするのです。

昨日の「覚悟の磨き方」の著者の池田先生の読書術ゼミでもあったのですが、「理想の自分」とか「叶えたい目標」って具体的にイメージしようとすると、案外頭の中に描けていないことが多いなあ、と。

たとえば私ならパッと書け、と言われたら、たぶん「文章がうまくなりたい」とか「きれいになりたい」とか、そういう曖昧なワードしか出てこない気がするんですよね。文章がうまくなった先の自分、綺麗になった先の自分をイメージできていないというか、なんというか……。

「願い事」って案外難しいんだなー、と最近あらためて思います。
純粋に、「私こういう夢があって、絶対叶えたいの!」ということも、言いづらくなってきちゃったし。やっぱり世間の目的なものが気になることもあるし。「お前そんなん目指してどうすんだよ?」と言われるかもしれないし……。

なんかそう考えると、自分、なんか、もっとちゃんと自分のこと考えてあげなきゃな、自分とちゃんと向き合わなきゃな、と。忙しい忙しいとか言って自分のこと放置してないで、これからどうなっていきたくて、そのためにはどうすればいいのか、じっくり考える時間を作ってみようかな、と思うのです。
そして、よし、とやる気を出そうとすると必ず、めちゃくちゃ濃い筆圧で書かれた「しゅりけんになりたい」という文字を、ふと思い出すのです。

【今日のイベント】
19:30〜21:30
【7/7 Thu】星に願いをファナティック読書会 〜満天の星空の下で読みたい本〜
*このイベント以外の時間帯は、ごゆっくりカフェをご利用いただけます。お仕事の方、お勉強の方もどうぞごゆるりとおくつろぎください。

【今日のおすすめ本】

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秋吉理香子「暗黒少女」

ファナティック読書会テーマ「ゾッとする本」で紹介された本。予想外のどんでん返しに次ぐどんでん返しにあなたの精神は耐えられるか? 夏の夜にどうぞ。

 

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