イベント情報

【1/9 Mon 東京】エディトリアルデザイナーが教える製本講座〜自分だけのオリジナル手帳を作ろう!〜


※こちらのイベントは事前決済制です。以下のURLよりお申込みください。当日、お席に余裕がある場合のみ、店頭でのお申込みも可能です。
http://ptix.co/2hPpPEZ

こんにちは、天狼院書店・デザイナーの長澤です。

なかなか店舗でお目にかかる機会は少ないのですが、天狼院書店の制作物のデザイン全般を担当しています。以後お見知り置きをお願いします。

現在はチラシやパネル、バナーばかり作っていますが、実は以前は書店に並んでいる本や雑誌のデザインをするエディトリアルデザイナーでした。

この出版不況の時代に広告やWebではなく、なぜあえてエディトリアルデザイナーとなったのか。

そのきっかけとなったのが学生時代に学んだブックデザインの授業でした。

僕が人生で初めて自作した本は、好きな音楽を集めて曲をイメージしたイラストとイメージに合うフォントを使った歌詞カードならぬ歌詞ブックでした。
はじめてということもあり形は不格好でしたが、企画、データ作りから本としての設計まですべて0から作ったため、自分にとってはとても愛着のある一冊になりました。

別に読書家というわけでもなくそれまでは全く本のデザインには興味がなかったのですが、
実際に自分で作ってみて初めて「本」のモノとしての魅力に気づき、次第に取り憑かれていきました。

「見返しはどんな紙を使っているんだろう?」
「この出版社は化粧裁ちが綺麗…」
「カバーにこんな仕掛けをするとは!」

漠然と捉えていた本のデザインもそこにはデザイナーの様々なこだわりが隠されていることに気づき、
これまで知る由もなかった感動を体験できるようになりました。

特に著作権の切れた「夏目漱石」や「宮沢賢治」の本などは
複数の出版社から様々な装丁で出されているのでわかりやすい例なのですが、
同じ内容の本でもデザインによって色々な工夫の仕方があるということがわかります。

本のデザイナーがこんなこと言うのもなんですが、
ぶっちゃけ邪魔になるし、どこにしまったか忘れてしまうこともあるような紙の本より
電子書籍のほうがはるかに便利です。
しかし、「データ」でなく「モノ」として手元に置いておきたいそう思える本が必ずあると思います。
そういう本は内容だけでなく、きっとデザインの力が少なからず影響しているはずです。

近い将来、本は身近にあるものではなく、
伝統芸能のようになってしまう時がやって来るかもしれません。
エディトリアルデザイナーとしてそうはならないように頑張っていきたい。
そのために、みなさんに改めて「本ってこんなに素晴らしい!」という体験をしてほしい。
そんな思いからこのワークショップを企画しました。

前置きが長くなりましたが、
当日の流れとしては、以下のいずれか選んで作っていただきます。
(ご自分で作ったものはお持ち帰りいただけます)
・オリジナルノート
・オリジナルミニ手帳
・読書手帳(天狼院ファナティック読書会で活用頂ける様式です!)
基本的にはこれらの本作りを通して本の設計の仕方から勉強していただきます。
それらを学んだ上でご自宅でもオリジナルの本作りに役立ててもらえればと思います。

今回勉強する「上製本(ハードカバー)」という方法は
下記のようなものに応用できます。

・フォトブック
・アルバム
・絵本
・卒業論文
・その他オリジナル冊子

他にもこんな手作り本を作りたいんだけど……
というご要望があればお気軽にご相談ください!
内容から設計のことまで丁寧にアドバイスいたします。

手作りの本というのは世界で一冊の本なので作ったものにとても愛着が湧きます。
業者に出せばもちろん綺麗なものが出来上がりますが、
苦労して作ったものは自分にとって何物にも変えられない価値になります。
大切な写真のフォトブック、プレゼント用の絵本、
ワードのデータでなく本の形にしたい小説など
「世界で一冊」をみなさんにも作っていただきたいです。

余談ですが、一般的に卒論は製本して提出するので、
学生の方は製本方法を知っておくと提出日前日まで完成しなかった場合の保険にもなりますよ。笑

みなさんが本のデザイナーとなって作る本を僕も楽しみにしています!

■日時:1月9日(祝月)11時00分〜14時00分
■場所:東京天狼院
■定員:8名
■参加費:3,000円(テキスト・材料費込み)別途1オーダー
プラチナクラスの方は半額でご参加頂けます。くわしくはこちら
http://tenro-in.com/tsushin/15866

■持ち物:
*必ず持参頂きたいもの↓
・カッターナイフ
・シャーペンもしくは鉛筆
*お持ちであれば持参頂きたいもの↓
・30cm以上の定規(金属製が望ましいです)
・カッターマット

*以下のものは当店でご用意しますがご自身でご希望の材料を持参し、アレンジ頂くこともできます。
・表紙の紙:192mm×225.5mm以上の紙ならなんでもOK
(当店では天狼院書店のブックカバーを表紙用にご用意しております)
・見返し用の紙:A4サイズの紙であれば何でもOK特殊な紙を持参してもOK
(当店では画用紙をご用意しております)
・本文用の紙:A4サイズの紙であれば何でもOK。印刷しているものでも可
(当店ではA4サイズの紙をご用意しております)

■お申込み

■お問い合わせ:
・メール:master@tenro-in.com
(件名に【1/9製本講座】と記載してください)
・TEL :03-6914-3618

【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:03-6914-3618

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2017-01-04 | Posted in イベント情報

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