私が文章を書く理由〜新しくなったライティング・ラボに潜入しました!〜《こじなつレポート〉
こんにちは! こじなつです。
4月19日日曜日、アットビジネスセンター池袋駅前本館で天狼院ライティング・ラボver.2.0が行われました!
たくさんの方のご参加、ありがとうございます!
天狼院ライティングの極意、みなさま習得できましたでしょうか?
実を言うと私も教わるのが初めてだったので、今回この記事から、「ライティングの極意」を意識して書いていきます! 参加者のみなさま、ぜひ添削をお願いします!
なんて張り切っている私ですが、記事を書いてみたかったからとか、ライターを目指しているからとか、そのような理由で天狼院のインターンになったわけじゃないです。ただ、本が好きだったからふらりと行ってみて、ここならば自分にどんなことができるのか見極めることができそうだと思い、インターンをさせてもらえることになったというだけの理由です。それこそ小学生のときは本好きな友人たちと物語を創作して楽しんでいましたが、まさか10年近くたってまたwordのソフトと仲良しになるとは想像もしていなかった。
それなのに、先日初めての記事を書いてホームページに掲載してから、「次はどんなことを書こうかなー…」と気づいたら考えていたり、街の人を観察して「あっ!あの人いいネタになりそう!」とか思っている。
母にも、「お前はライターになるのか?」と聞かれました(笑)
「伝えたいことがある」ということが、やはりものを書く大きなモチベーションになりますよね。昨日のライティング・ラボでは、ものを書く第一歩として「何のために伝えるのか、目的を明確にする」というプロセスを踏みました。
そこで、私は立ち止まって考えてみました。あれ? 私なんで記事を書こうとしてるんだっけ? なんでこんなに記事を書くことを知らず知らずのうちに楽しんでいるんだっけ?
そうか、私は「私」を伝えたくて記事を書いているからなのか、という結論に至りました。
私は図体のわりにはものすごく小心者なんです。街でクラクションなんか鳴らされようものなら15分くらい落ち込んでるし、電車の中で他の人と目があったりすると「え?!私何か変な恰好してるかな?!」と気になって落ち着かなくなってしまう(たぶん、わたしの背が高いからみんなじろじろ見るだけなんですけどね)。カフェで注文したものと違うドリンクが出されても、それを指摘するのは私にとってはハードルが高い。天狼院のインターンの説明会に来た時なんて、「本を一冊買うついでに」という体でしか、スタッフの人(川代さんでした)へ話しかけることができなかったくらいです。初対面の人とたわいもない会話をするのはもちろん、天狼院のスタッフたちや常連のお客様たちと話すのにもいまだに緊張しています。変なコメントしてないかな、とか、会話がかみ合わなかったら変な奴と思われるな、という気持ちがいつもあるんです。
ですが、今まで私に面と向かって「お前って、小心者なんだな」と指摘した人は一人もいません。「私すごく人見知りで、困ってるんです」と言っても、大抵の人は「ええ? そんなことないじゃん! ちっとも人見知りだと思わなかったよ!」という返事を返してくる。
どうしてかというと、私は自分が小心者で、人見知りだということを誰にも知られたくないがために、必死で本当の自分をごまかしているからです。
三浦しをんさんの「風が強く吹いている」をお読みになったことがある方は多いと思います。あの物語の中で、寛政大学第8区走者のキングくんという登場人物がいますが、私は彼のことを私自身だと思っているんです。私と彼は、ものすごく気が小さい。でも、その反面ものすごくプライドが高いんです。小心者であるという自分の弱点を誰かに知られることが絶対に許せないから、人当たりのいい人間かのように振る舞ってしまう。
そして、時間がたつにつれて、私が微塵も心を開こうとせず、ひたすら自分を守っているだけなのだということが相手にも伝わってしまうのです。だから、私や彼の周りからは人が離れて行ってしまう。
そうやって、私は今まで人間関係に失敗してきたので、私の交友関係は狭いです(笑)。笑えないですね……。
でも、こうして文章を書くという手段ができた。自分がどんな経験をしてきたか、どう世界を見ているのか。そういうことを素直に書いて、みんなに自分がどんな人間なのかを知ってもらうことができる。そうしていれば、少なくとも今までよりは、みんなといい関係が築けるんじゃないかな。そんなことを期待して、今もキーボードを打っています。
ただ、文章を「読んでもらうのだ」という観点はいつも忘れず、自己満足で終わらないように気を付けないといけないですね!
みなさんが文章を書く理由はなんですか? ぜひ、天狼院にいらしたときに私がいたら、教えてください。
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