生産性の高いチーム作りは、ジクソーパズルをひっくり返すようなもの
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
野村光恵(ライティングゼミ・日曜コース)
「やっぱり、リーダーをお願いしてもいいですか?」
適任者が見つかり、心から安心できる瞬間になった。
私は今、いくつかのプロジェクトに関わっている。
リーダーでもメンバーでもなく
プロデュースやマネージメントのサポートをしているが、どのプロジェクトも人員不足で、関わる全ての人がフルスロットルな状態。
主要メンバーの多くは子育てと仕事の両立をしていて、業界的にお子様が寝た後の22:00ぐらいから、オンラインミーティングをスタートしている。
全国各地にいる仲間と繋がれる夜のミーティングを繰り返しながら、次々に新しいことにチャレンジし続け、どんどん大きな組織になっていっている。
つい先日まで、大きな変革を伴うプロジェクトが終了したばかりだった。
その直後のタイミングに、次のプランを提案した。
必要なことを話し合う中
「本当に今これをやることが最適なのか?」
「これ以上、Mさんに負荷がかかってしまって大丈夫なのか?」
といったことが心配になっていた。
グルグル考え続ける脳を休めるために、手を動かそうと思う。
ハサミを使って型紙を切り続けていた。
そうしていくうち、自然と瞑想的な時間になっていった。
色々悩んだが、今回はこのプロジェクトは自分が責任を取り、リーダーをしようと決める。これ以上、Mさんに負荷をかけてしまわないようにという配慮だった。
だけど、ずっと気になっていたのは、私が外部の人間であるということ……。
実際に活動する人たちにとって、それがマイナスに働いてしまうのではないかと感じていた。
どうにか「やりがい」を感じていただきたく、そこに「やらされている」感を持って欲しくなかった。
そんなモヤモヤした気持ちを持ちながらも、主要メンバーと6泊7日のファスティング&ビジネス合宿のために伊東へ。
いくつかの案件があったため、まとまった時間を使って進めていける貴重な時間だった。
新しいコンテンツ制作のために、ある講座を体験していただくことにした。
「脳優位タイプ診断」という個人の脳の使い方の優位な部分から、思考特性や行動特性を知ることができるもの。
私たちは生まれ育った環境において、脳の使い方に通常は偏りがある。
よく使い慣れた脳の使い方をするときに、その回路が強固になっていき、それが性格の違いや個性の違いを作り出しているという。
この講座では、脳機能に関しての学びと同時に、脳の使い方のクセから見えてくる自分の「強み」を発見できる。
チームメンバーで、この講座を体験することの面白さは、メンバーそれぞれの強みが明確になり、大切に感じている価値観や、どんな関わり方がモチベーションを高めるのかなどをオープンに語れること。
その日、私が今まで自分の判断が間違えていたことに気づかされた。
Mさんが「強み」として教えてくれたのが、立場が違う人たちの中に入りこみ、みんなで一緒に盛り上げながら目標達成が自然とできることなのだ。
アメリカの世界的世論調査会社であるGallup社の調査によると
『日常的に強みを使っているチームは、生産性が12.5%向上する』
生産性の高いチーム作りとは、ジグソーパズルをひっくり返す作業に似ている。
裏返しのままでは、なかなかパズルを完成させていくのが難しい。
まずは、ひっくり返して絵柄が見えるようにする必要がある。
そうすることで、そのピースがどこにハマるのか、探しやすくなる。
Mさんは、オールマイティーにいろいろなことを引き受け、必ず結果につなげる。
そんな中でも、特に輝く役割がピタッとハマった瞬間だった。
私はMさんに負担をかけたくないという理由で、自らリーダーになることを決めた。だけど、それは全体のためにならないことに気づかされた。
「やっぱり、リーダーをお願いしてもいいですか?」と伝えると、
もちろん快諾していただけて、とても安心できる瞬間になった。
私はこれまで通り戦略を考え、仕組みを構築してサポートをする。
それこそが適材適所で、それぞれの能力を発揮できる!
Mさん自身も「強み」を発見してから、仕事においての心持ちが変わり、すごく嬉しいと教えてくださった。
これは、新しいプロジェクトを全体に発表する2日前の出来事。
タイミングがバッチリすぎて、とっても嬉しい。
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