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メディアグランプリ

心の「イライラ」を消し去る方法を100個考える


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:はとりゆか(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「君が代! 君が代3回!」
 
中学生の時、バスケ部だった。
 
雨が降った日は、体育館をいろんな部活で分け合って練習しなくてはならないので、いつもは別々に活動している男子バスケ部と合同の練習になってしまう。
 
背の低い女子(私)を小馬鹿にしたようなパスやシュートをしてくる同級生男子がいた。こんな時こそ協力して練習しなくちゃいけないのに、許せない! イライラしていた私に、同級生が声をかけてきた。私の態度がよほど目に余ったのだろう。
 
それが、君が代。
 
「1回抜けてもいいから、あっちで君が代3回歌ってきな!」
 
当時の音楽の先生は、歌うときの呼吸法に非常にこだわりのある方で、その教えをイメージして心の中で歌うと、深呼吸よりはるかに高い効果で気持ちが落ち着いた。
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私のイライラの根源は、その男子の態度。
 
正攻法で行くのであれば、男子をとっ捕まえて「なに馬鹿にしてくれてんだ、この野郎!」と話し合うのが一手。ただ、うまくいく保証はない。
 
イライラする自分自身を無くしてしまいたいのであれば、その場から立ち去ることも考えられる。根源と接触しなければ、イライラしないはずだ。ただ、これは周りの仲間にいらない心配をかけてしまう。
 
そんな状況で、君が代シンギングを提案してきた友人は、名カウンセラーだと言わざるを得ない。事あるごとに、「君が代」を思い出し、自分の気持ちをなだめて生きてきた。
 
日々、生きていれば、調子のいい時もあれば、悪い時もある。
 
なんでこんなにイライラしているのだろう。私は何にイライラしているのだろう。イライラしているのはたしかなのに、その根元がわからない。そういう時が一番辛い。
 
イライラの原因が分かっていれば、直接その原因と向き合って、解決する糸口を探すことができる。向き合いにくいものであれば、周りの人に協力をあおいだり、ストレスを感じてしまうシチュエーションを回避したり、具体的な対策を考えていけばいい。
 
原因に真正面から向き合えない場合に、イライラやモヤモヤがたまりがちなのだ。そんな時にどうしたらいいのか。それが「君が代」だったんだろうと思う。
 
これは「ストレスコーピング」というものの一種ではないか、と、つい最近、知った。「コーピング」とは「対処する」という意味で、ストレスの対処法を指す。
 
なるほど。これまでの自分を振り返ると、ストレスコーピングを実践していたようだ。
 
若い頃は、ストレスの基(例えば、上司や仕事の配分)に対して、戦闘態勢を取ることが多かった。気持ちはより荒れるし、ダメージも大きいが、直接的な解決(例えば、配置換えや異動)につながりやすかった。直接ストレスの基に働きかけて解決していくのも、コーピングの一種だ。
 
その後、出産、育児を通して、世の中には自分の思い通りにならないものがたくさんある、と実感した。物事に対するスタンスが変わってきた。何が何でも戦って、自分の想いを伝えて、ストレスの基をやっつけるのが正しいとは思えなくなった。
 
「人は人、自分は自分」
「みんな違って、みんないい」
「どうしようもないこともある」
 
頭ではそれが分かっているつもりだが、心の中にはイライラやモヤモヤが残ってしまう。
そんな時にも、コーピングが役に立つ。
 
「君が代を心の中で3回歌う」をはじめとして、
・コンビニで新商品を眺める
・氷を食べる
・マックのフライドポテトを食べる
・いつもと違うルートで通勤する
など、心のイライラやモヤモヤが溜まってきた時に、切り替えのためにやる私なりの儀式がいくつかある。
 
社会人になって一番効く感じていたのは、
・ケンタッキーフライドチキンの6本パックを買ってきて満足がいくまで食べる
という方法。
 
ケンタッキーは小学生の時に初めて食べて以来、大好物のうちのひとつ。
それを、誰にも止められることなく食べ続けると、無心になる。気づくと部屋の中で自分がムシャムシャと食べる音が聞こえる。手も口も油でベタベタ。
 
「あぁ、思う存分好きなものを楽しんだんだから、気を取り直してがんばろうかな」
 
このイライラ消去儀式を通すと、強制的に気持ちがリセットされる。
 
どん底まで落ち込んだ時や、思考も停止するぐらい心も乱れてどうしようもない時に、これをすればリセットできる、と思える方法があるのは、自分にとっての救いになる。
 
まずは心を落ち着かせて、そこから作戦を考えて、改善に向けてじっくり動いていく。直接対決を「猪突猛進」とすれば、イライラ消去は「急がば回れ」とでも言おうか。
 
さて、このストレスコーピング。対応方法の数は100個ぐらいがいいそうだ。
実際に100個を実践するわけではないとしても、それだけ持っているという安心感が大事なのだ。お金がなくてもすぐできること、自分が得意なことや好きなことを、具体的な行動として、リストアップするといい。
 
私の手持ちは、まだ、せいぜい両手分ぐらい。
 
「君が代」の仲間を増やして、リストをどんどん増やしていけば、今より強い自分になれる気がする。どんどん追加して、実践して、アップデートしていくのだ。
 
ストレス社会なんて屁とも思わない、華麗にやり過ごして前に進んでいく自分になろう。
 
 
 
 
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2020-02-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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