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超簡単! 超時短!! でも美味しい♪ 保存食材だけでできる我が家のカレー


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:永井 廣子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
私の家には長い間「我が家のカレー」がなかった。
2人の子どもにそれぞれ違う食物アレルギーがあり、小さい頃は対策済みのレトルトカレーか手作りの甘いカレーを食べていた。
夫は子ども用に作ったカレーを食べてくれるような人ではなかったので、手作りをして文句を言われるくらいなら、好きそうな味のレトルトカレーを食べてもらったほうが良いと思い、激辛のレトルトカレーが特売の時に買ってストックしておいたものを温めて出した。
私は残るともったいないと思い、子どもの食べ残しを食べるのが常だった。
 
子どもたちが大きくなっても、上の娘は超甘いカレーしか食べられず、下の娘は中辛の欧風カレー、夫は激辛味、私は中辛のキーマカレーが好きなので、それぞれの好みのレトルトカレーにしないと、必ず誰かから不満が出る。
だからと言って個別に作るのはしんどいので、そのままレトルト生活を続けていた。
 
そんな我が家に急に舞い降りた「保存食品カレー」のアイデア。
震災やコロナ禍での生鮮食品不足でも対応できるように、保存のきく食材を使っては買い足し、ローテーションをしながら保存もするというやり方がテレビでも盛んに特集されていた。
私も体調不良になったり台風が来たりして買い物に行かれなくても、家にあるものだけで何日か暮らせるように、使いながらストックするという考え方を取り入れるようになった。
いくつかレパートリーができたが、その中でも好評なのが、この「保存食材カレー」と「乾物の大根葉を使った炒め物」だった。
 
このカレーを作るとき、私の脳内にはいつも『3分クッキングのテーマ曲』が流れている。
もちろん料理番組で習ったわけではなく、たまたま買い物に行かれなくて、その時に家にあった材料で作っただけなのだが。
意外にも大好評だったので、作り方はいまだに家族に言えずにいる。
せっかく上がったお母さんとしての株を下げるわけにはいかないのだ。
 
材料は写真にあるものと水だけ。
鍋か直径26㎝以上のフライパン(蓋があるもの)を用意する。
*カットトマト ― 缶を開けて鍋に入れる。空いた缶いっぱいに水を入れ、箸で少しかき混ぜてから鍋に入れる
*あめ色に炒めてあるたまねぎ ― パックを開けて鍋に入れる。空いたパックいっぱいに水を入れて箸で少しかき混ぜてから鍋に入れる
*マッシュルーム ― 缶を開けて液体を捨ててから鍋に入れる
鍋を火にかけて時々混ぜながら切る作業。
*スパム(できれば減塩) ― 缶を開けて中身をまな板の上に出し1㎝程度の角切りにする
*ヤングコーン ― 同様に1.5㎝程度の長さに切る
切るのはこの2つだけなので、まな板と包丁を使うのは3分程度。
切り終わったら鍋に入れる。
 
これを混ぜながら沸騰するまで待つ。
沸騰したら火を止め、カレールーを砕いて鍋に入れ、蓋をして10分放置。
10分経ったらかき混ぜてカレールーが溶けたのを確認し、かき混ぜながら弱火でとろみがつくまで煮込むだけの超簡単なカレー。
味見をして濃すぎるようなら、水を200㏄程度用意し、様子を見ながら足してもよいと思う。
これが25分もかからずに出来上がるのだ。
食べて驚くのが、けっこう本格的なトマトカレーの味がすること。
 
材料費は8皿分で1,500円程度と決して安いわけではないが、豚肉、じゃがいも、たまねぎ、人参、マッシュルームという一般的な中身のカレーの場合も、食材を買えば同じくらいの金額がかかる。
調理時間の短さや手軽さや安さでは特売のレトルトカレーには勝てない。
だがこれは「手作りのカレー」の仲間に入れてもらえるので、子どもたちにも手抜きとは言われずに済むのだ。
 
ひき肉が特売の時にはキーマカレー風になるし、マッシュルームではなく舞茸やシメジを入れてもいい。
夏には茄子やオクラなどを刻んで入れれば「夏野菜のカレー」が出来上がる。
実はサラダ用の刻みキャベツが余った時にはこっそり入れてしまうが、煮込んでしまえばわからない。
 
甘口のカレールーなので、どうしても辛味問題が発生する。
だが、研究の結果、一人分をお皿に入れてからラー油を混ぜると、あら不思議! 中華味ではない辛いカレーが出来上がるのだ。
ラー油を混ぜる量によって辛さが調節できるので、やや辛でも中辛でも対応できる。
 
そして、ジャガイモを使っていないので、余ったらジップロックのような袋に小分けして一人前ずつ冷凍しておけば、いつでも好きな時にレンジで温めて、美味しく食べられるのだ。
今は一人暮らしをしている上の娘が帰ってくると、冷凍庫にあるカレーを全て持ち去っていくので、ちょっぴり親ばかな私は、定期的に8皿分作っては余らせて冷凍している。
作り方は当分内緒にしておこう。
「ヒロさんのカレー大好き!」と言ってくれる娘の笑顔をまだまだ見たいから。
 
 
 
 
***

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2020-12-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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