ライティング・ゼミで人生を変える

記事：聡苑（ライティング・ゼミ）

福岡に天狼院が出来るらしい。

百貨店の販売員である私は、社員食堂でのお昼休憩中にふと目にしたfacebookのページに目が止まった。いつもの様にお昼に行き、いつもの様にに20分でご飯を食べ、歯磨きと化粧直しの時間、店舗までの移動時間を引いた20分がいつもの自分の時間。

周りには同僚と一緒にお昼を食べ、おしゃべりをする人達もいるが、どうも私は人と一緒に時間を過ごすのが無理で、苦手で苦手で仕方がない。むしろ嫌い。

「てん……おおかみ？　院？」
「何て読むっちゃろかぁ？　今時漢字とか珍しかねぇ。横文字とか英語とかが多いのに、何か拘りがあるっちゃろか？　っていうか何のお店なんやろうか？」

そこで初めて見た天狼院のホームページ。ぐんぐん文章に引き込まれていく。文章がより短く、より簡単に。言葉も省略化されていくこの時代に反逆するかのごとくにぐいぐい引き込まれていく。
何かよくわからんけど、この文章すごい。この書いている人凄い。天狼院って何だか凄い。強烈な印象が未だに残っている。

10月にまさかそのライティングを教えてもらえるチャンスが来るとは思ってはいなかった。しかし！しかしだ。仕事と被ってタイミングが合わない。タイミングが合わない時って、本当は縁が無いのか、まだその時が来ていないのかどちらかだと思う。しょうがないなと様子をみていた。

するとまた次のチャンスが来た。ライティングがゼミに昇格すると言う。最初タイミングが合わずにまた縁が無いのかと思っていたら、今回は補講があり、丁度休みでばっちりタイミングが合ったのだ。

全ては縁とタイミングだと思う。第一回目もゼミを受講し、今こうして書いているが、今迄自分で文章を意識して書くという事自体が初めてなので、
「私小説家みたいっちゃけど！」
と思いながらニマニマしているが、改めて誰から教わるかというのが本当に大事だと思う。今迄受信側がった自分が発信する。これって本当に凄い事だと思う。
12月から4ヶ月自分自身がどこまで進化し、人生が変わるのか今ワクワクしている。

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