寝る大人は出世する
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:ほーりー(ライティング・ゼミ超通信コース)
こっそり注目しているコミュニティーがある。
それは「4時起き部」と呼ばれている。
活動内容は極めてシンプル。
各メンバーが4時に起床するとそれをMessengerで報告し合うと言うものらしい。
早朝4時というのが早起きの領域を極めて進化させている時間帯であると驚いている。
「早起きは三文の得」と言うのは誰もがわかっているが、実際に実践しそのメリットを実感している人は少ないのではないだろうか。
私も健康経営コンサルタントとして、人一倍健康とパフォーマンスアップに気をつかっている。
睡眠、運動、食事といった基本的な生活習慣において、ためになると思ったことは
その都度実践してきた。
その上でのビジネスパーソンとしてのパフォーマンスアップ、その最大化については、
人一倍探究心を持って、学んできた。
今回はこのパフォーマンスアップの手段として早起きがなぜいいのか。
そして多くの人が実践できていない「早起き」のスキルを身に付ける方法
を実践してきた過程を記したい。
朝の1時間は夜の3時間に匹敵すると言われている。
先程のコミュニティーの話ではないが、私の知っているできるビジネスパーソンは、
早起きであると同時に朝の生産性を最大化するためのルーティンを持っている。
そして休日だからといって起床時間を遅らせたりしないし、
ましてや二度寝をしたりすることもないと言う。
私自身も朝は苦手だ。
いわゆる「エンジンがかかった状態」になるまで時間がかかり、
重要な仕事やタスクを午後に回してしまう。
むしろ午前中はウォーミングアップや肩慣らしの作業で、
午後にピークを持ってくる。つまり後のほうに重たい仕事を持ってくることが多かった。
ただこのスタイルを続けてきて、気がついたことがある。
これは重たい仕事を後ろ回しにしている分、午前中でもなんとなくその仕事が気がかりになる。
目の前の仕事がはかどらず、精神的な負荷がかかっていると感じていた。
そんな時にたまたま朝型生活を実践している方と話をする機会があった。
彼が言うには、朝1番に最もエネルギーを使う、ストレスのかかる仕事を取りかかるのだと言う。
はじめは驚いた。朝一番から1番重たいしんどい仕事をするなんて。
考えられなかった。その日の1番重たい仕事をメインディッシュと捉えて、
後回しにするのが当たり前な思考が染み付いていたからだ。
しかし話を聞き進めていくうちに、先程の彼から納得できる言葉をもらった。
朝1番に、遅くとも午前中までに最も重要でストレスのかかる仕事が終わっていたら、
午後はどんなに爽快な気分で仕事か想像してごらん
この言葉だけでワクワクしている自分がいた。
重たい仕事を最後に回すことで取り掛かる気持ちも後ろ向きになり、
余計に時間がかかりさらに精神的な負荷、ストレスがかかっている。
そんな自分を変えられる知恵、そして実践できることが朝型のパフォーマンスを
最大化できるのではないかと気づいたのだ。
早起きってやっぱ難しい。
そんな彼の言葉を受けて少しずつ朝型生活にシフトをしていく。
そう決意したもののその難しさを私は身をもって知ることになり。
早起きは難易度が高い。
調べたところによると、私たちには「体内時計」と言うものがあり、
日中の活動モードと夜の休息モードを管理している。
この体内時計が一人一人それぞれのリズムでインストールされている。
朝型にする、早起きの習慣を身に付けると言う事はこの体内時計のリズムをガラッと変えなければいけない。
単純に4時に起きるということを決めるだけでなく、1日の生活スケジュール全体を
大きく見直さなければいけない。
だから起きる時間だけにフォーカスをしたり、睡眠時間を削ったりといった欲張ったやり方では
うまくいかないと認識させられることになる。
私は若い時から朝型の生活を実践しようとし、何度も挫折してきた。
その理由は単純である。
朝型生活にする上での明確な自分自身への動機付けがなかった。
朝型生活にすることで自分が具体的に何をしたいのか。
早起きの習慣が身についたことで、自分はどう変わるのか、
どうありたいのかが明確になっていなかったから。
こういった自身の明確な動機付けの指針がないので、目の前の誘惑に負けて、休日は朝寝坊し、ときには夜更かしして、不用意に多くの時間を無駄にしてきました。
今は明確に健康経営コンサルタントとして、働く人たちに生き生きと働けるような考え方や知識をどんどん発信していきたい。
そのための手段としての朝型生活と言うのはぜひ身に付けたいと言う明確な目標を持つことができた。
そこで朝型生活でパフォーマンスを最大化するためのノウハウをシェアさせていただきたい。
①みんな気になる睡眠時間
睡眠を良くしよう。そんな話題になると必ず誰もが疑問に思うのは、
何時間眠ればいいのかと言う問題だ。
いろんな文献や試行錯誤を重ねた上での結論を伝えると、
自分のライフスタイルによって、感覚を重視して決めるべきだ。
とは言っても1番よく言われているのは、7時間と言う基準だろうか。
睡眠学の権威で医学博士の白川修一郎先生は、著書でこのように述べている。
「私は、成人や高齢者の睡眠時間は「7時間」こそベストだと思います。そして、毎日ほぼ7時間の睡眠を続けていくことを強く推奨します」
また興味深いのは「睡眠時間5時間で仕事をしているのはいわゆる酩酊状態(お酒に酔っている)と同じだと」とも本には書かれている。
また以前私自身も少し憧れた5時間以下の睡眠時間のショートスリーパーと呼ばれる人たちは全体の人口日でも1%未満しかいないとのこと。
だからこそ自分のライフスタイルに合わせて、睡眠の記録を取りそこから自分なりのリズムを作ることが大事だと思っている。
それよりも何時間眠らなければいけないと言う強迫観念に駆られて自分自身のストレスをため込んでしまい、眠ることに対して苦手意識を持つ方が困る。
まずは自分のできることを入眠時間等入眠時間やその準備等コントロールできることに力を尽くすことがベターだ。
ここで私がしっかり睡眠時間を確保し入眠できるように、
一番気を使ったことをお伝えしますと
それは強制的に入眠モードにすると言うこと。
以前の自分は寝る前の夕食が遅くなり
寝るギリギリまでスマホを見てブルーライトを浴び、
入眠モードどころか覚醒モードになっていた。
つまり気持ちは早起きしようと思っていても、
私はそれ以前の心構えや準備が全くと言っていいほどできていなかった。
情けない限りである。
そこから遅くとも就寝時間の2時間前には食事や入浴を済ませ、
暗い部屋に入り睡眠の体制を作るようにした。
入浴も休日の日は睡眠の質を向上させると言う理由でサウナにも入っていました。
さらになかなか寝付けないときは、ブルーライトを発行しない
電子書籍端末を使うなどして入眠モードがスイッチしないように心がけた。
ついつい早く起きなきゃととにかく早くベットに入ろうと行動を変えることも大事だが、
まずはその前の準備、できることを徹底してやりました。
すると次第に体が順応してくるようになる。
その他にも朝型生活に向けて、学んだ事はとにかく準備を徹底する。
自分のコントロールできることに全力を尽くすことが結果につながる。
② 早く目を目が覚めたら何をすべきか
先程の準備が、結果及び何とか早起きできたとします。
ただこれだけでは朝型生活モードになり、パフォーマンスアップにつながるわけではない。
その起きた時間をどのように活用し、パフォーマンスアップにつなげるかが重要だ。
こういったことを伝えると、私のような欲張りはすぐにあれもこれもとやろうとする。
例えば、早起きした時間で英会話の勉強を始めよう。
早起きした時間でジョギングを始めようといった具合だ。
この例が良くないのは、新しいことを同時に2つを行い大きな負荷をかけていると言うこと。
「早起きをする」と言うことができただけでも大きな大きな1歩であるにもかかわらず、なぜかその時間を新しいことで埋めないと無駄であるかのように錯覚してしまう。
早起きの習慣を身につけようとした人の体験を聞いていると、元はそんな傾向があるようです。
私は、その欲張りが長続きしないことを過去の挫折から学んでた。
そこで徹底して早起きをしたと言う事実を積み重ねて習慣化することだけを意識した。
はじめは寝ぼけ眼でとりあえず起きて、ソファーに目を開けてずっと座っているという
ところから始めた。
次にラジオをつけたり軽い散歩に出たりとあまり目新しいない事に時間を当てるようにした。
「早起きをする」と言う事実を土台に、小さなステップを踏んで習慣化することの
重要性を身にしみて認識した。
実際にやってみて強く感じた事は、小さな成功体験は自分をしっかり動機付けしてくれると言うこと。
最初は15分早く早起きできたと言う事実であったとしても、
確実に前に進んでいる。
その一つ一つをポジティブに捉え、またやってみようと前を向く。積み重ねていく。
これはある程度年齢を経てから新しいことにチャレンジする。
そんなシチュエーションで必ず役立つ経験だと思っている。
たとえ時間がかかってでも少しずつ積み上げていけばそれなりの変化を生活にもたらすことができると身をもって体験した。
③ 何事も新しく始めるときに覚えておくべきステップ
とは言っても「わかっちゃいるけど始められない」と言う方も少なくないと思われる。
私もそうだった。
いつか自分ができるようになると粘り強く取り組めるきっかけがあった。
それは以下のような人が学ぶステップを知ることです。
第一段階無意識的無能
知らないからできない
第二段階意識的無能
知ってはいるけど、できない
第3段階意識的有能
意識してならできる
第4段階無意識的有能
意識しなくてもできる
これは自転車の乗り方を覚えるまでの過程をイメージしていただくと、分かりやすい。
最終的に補助輪がなくても反射的に足が動き自転車が動くように、
人はこの4つの学習段階を経ている。
新しいことを始めるとき、多くの人は第二段階の「知ってはいるけど、できない」と
言う状態からスタートする。私はここがポイントだと思う。
やるべきことがわかっているときになかなか始められない。
でもいつかは始めるのだ。
「私はこれにチャレンジしようとしているチャレンジすべきだ」と言う意識を大事にしておくこと。
多くの人がそこを怠りはじめの段階で挫折している。
このケースで言えば、早起きが重要である、自分にとって必要であると認識つまり知ったと言う時点で半分近くまでの段階に来ていると言うことが言えるのです。
第3段階についても、私がまず起床しソファーにずっと座っていることから
始めたように、意識して繰り返し積み上げていく。
そして自分自身に経験と言うインパクトを重ねていけば必ず第4段階までいける。
そこからジョギングや英語学習といった新しいことを初めていけばいいのです。
ここまで、私が朝型生活を身に付ける過程とポイントを解説してきた。
冒頭でも書いた通り、朝の1時間は夜の3時間に匹敵すると言うのは大げさではないと
実感している。
そして1人でも多くの私と同じような志を持った仲間が朝型生活で結果を出していく。
冗談抜きで、「寝る大人は出世する」と言う言葉が皆さんに一般的な言葉として認知されるぐらい、繰り返しこのライフスタイルの魅力を発信していきたいと思う。
4時起き部までは入らなくても、できることから始めませんか。
***
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