メディアグランプリ

山本海鈴お急ぎ便


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記事:コメダ コーヘー(ライティング・ゼミ)

4月30日の午後9時、僕はひどく怒っていた。
2度とライティング・ゼミなんて受けてやるもんか、と天狼院に三行半を叩けんばかりの勢いだった。

怒りの原因は些細なことだった。
ライティング・ゼミの音声ファイルにちょっとした不備があったのだ。

ライティング・ゼミの音声データは受講者にも共有されていて、指定のページからダウンロードできるようになっている。
4月30日の午前、ライティング・ゼミ1.0の音声データが4月いっぱいでダウンロードできなくなるという連絡を受け、データのダウンロードをしていなかった僕は、少し早目に仕事を切り上げて家に帰り、ダウンロード作業にとりかかった。

さっそく指定されたページから音声データをダウンロードしてみると、ファイル名が
「繝ゥ繧、繝・ぅ繝ウ繧ッ繧吶そ繧吶Α1」
と表示されている。文字化けだ。

1つだけではない。他のファイルを開いてみても、
「繝ゥ繧、繝・ぅ繝ウ繧ッ繧吶そ繧吶Α1」
同じように文字化けしていた。

これではどれが何の音声なのか全く分からない。
おまけに、音声データと一緒にダウンロードされた講義資料のWordファイルは、破損していて開くことができない。

時刻は既に午後の9時。
音声データのダウンロード期限まであと3時間しかない。

20万円しかない貯金から払った受講費の元をとりたいという少々せこい考えと、納得のいく記事が書けない今の状況を早く抜け出したい、そのヒントが欲しいという焦りから、なんとしても音声データを手に入れたいと思っていた僕は、ちょっとしたパニックに陥っていた。

そして、パニックの中にいるうちに怒りがふつふつと湧き上がってきた。

なんだ、ライティング・ゼミの中で「書くことはサービスだ」と散々言っているのに天狼院のサービスはこんなもんか。

新しいことや派手なことをたくさんやっているけれど、裏側はずさんなハリボテじゃないか。
こんな人たちにサービスのことを語られても何の説得力も感じられない。
ライティング・ゼミは見る価値もない。

今思い返せばただの八つ当たりで、なんて自分は器が小さいんだと恥ずかしくなるが、その時は本気でそう思っていた。

しかし、怒ってばかりいても音声データは手に入らない。
僕は、怒りを押し殺して、ライティング・ゼミ受講者のFacebookページに音声ファイルの文字化けとWordファイルの破損を直して欲しい旨を投稿した。

時刻は午後9時20分。
きっとものすごく忙しいだろうから、この投稿も見られることはないだろうと半ば諦めながら、僕は風呂場へ向かった。

少し長めにお湯に浸かって、戻ってきたのは1時間後の午後10時20分。
携帯電話を見ると1件の通知が。
スタッフの山本海鈴さんからだった。

海鈴さんからの状況確認のコメントに返信すると、すぐに
「早急にファイルの更新をさせていただきます」との連絡が。
このとき、時刻は午後10時23分。
僕が海鈴さんのメッセージに気づいてからまだ3分しか経っていない。

それから40分もしないうちに、また海鈴さんから
「ファイルを更新いたしました!ダウンロードは可能になっておりますでしょうか?」
との連絡が。

早速確認してみると、すべてのファイル名がきれいに直されていて、資料のファイルもばっちり修復されている。
1つの漏れもない、完璧な仕事だった。

時刻は午後11時1分。
2時間前に覚えたちっぽけな怒りは、その仕事の早さと丁寧さを目の当たりにした感動でどこかに飛んで行ってしまった。

以前、店主の三浦さんが「もし御社のエントリーシートの中で『山本海鈴』の名前を見かけたら《天狼院通信》」(http://tenro-in.com/tsushin/11207)という記事の中で、海鈴さんのポテンシャルの高さをこれでもかと書かれていたが、それを身を持って体感した出来事だった。

いやいや、それくらいのことは普通にするだろう、と思われる方もいるかもしれない。
しかし、4月30日は普通の日ではないのだ。

ここまでに書いた出来事は、すべて月刊天狼院創刊前日という、海鈴さん含め天狼院のスタッフ全員が忙しさのピークを迎えていたであろう、まさにその時に起こったことなのである。

天狼院にとって優先すべきことでもさして重要なことでもない、1人の受講者のわがままなお願いなのだから、きいてもらえなくて当たり前だし、対応してもらえても1週間はかかるだろうと思っていた。
まさか当日中に返事がきて、しかもわずか2時間で僕の困りごとを完璧に解決してもらえるだなんて考えてもいなかったのだから、感動しないわけがない。

天狼院に三行半を叩きつけんとしていた僕は、山本さんのサービスでいっそう天狼院のファンになってしまった。

こんな風に自分の想像を超えるスピードで、自分の困りごとをあっという間に解決してもらえた経験が過去に一つだけあった。
Amazonだ。
初めてAmazonで買い物をして、注文した商品があっという間に我が家に届いた
時の感動と同じものを、僕は海鈴さんから受け取ったのだ。

山本海鈴はAmazonだ。それも当日お急ぎ便だ。

一度Amazonのサービスを体験してしまったらもうAmazonなしではいられないように、僕は、天狼院もとい山本海鈴のサービスなしではいられなくなってしまった。
この日のサービス、この日の感動を覚えている限り、僕は天狼院を使い続けるだろう。

みなさんも、何か困りごとがあったら、海鈴さんにお願いしてみてはいかがだろうか。
きっと当日お急ぎ便で届けてくれるはずだ。

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-05-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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