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妄想スタイル なりきり旅のすすめ


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記事:ゆうこ (ライティング・ゼミ)

さて、今回の旅のテーマは、「マンハッタンで働くニューヨーカーになりきってみよう!」

私は旅をするとき、なんとなくテーマを決める。
ミュージカル三昧な旅。
遺跡をたくさん見て感じる旅。
美味しいものをとことん食べつくす旅。
自然を満喫する旅。などなど。
一番好きなのが、その町の住人になったつもりの、なりきり旅。

ニューヨークに恋していた。
映画「ワーキング・ガール」の中で働く女性たちに憧れていた。
自由の女神を横目に、フェリーでマンハッタンへの通勤。
街角のスタンドで珈琲を買ってオフィスに向かう。
広々とした事務所、独立した個々の机には家族の写真が飾られ、窓からは高層ビルと緑の公園。
通勤にはスニーカー、会社に着くとハイヒールに履き替える。
全てがステキだった。
これぞ働く理想の姿。こんなワーキング・ガールになりたい!

しかし、こてこての日本企業に就職した私の現実は違った。
勤務先であった当時のその場所は、新幹線が停まる駅にも関わらず、駅前にはすすきが生えた空き地が広がっていた。
毎日の通勤は、ラッシュにもまれ、とても外の風景など見えやしない。目の前にはオヤジの頭ばかりだ。きちきちの事務所には、グレーのイスと机がぎっしりと並び、地味な制服とスーツを着た社員が並んでいる。
映画で見た生活とは逆で、通勤ではヒールのある靴。会社に着くなり、楽々なサンダルに履き替える。
そのうち、どうせ制服だからと、アフターファイブの楽しい予定がない日は、おしゃれもしない日々となっていった。

なんだこの理想と現実のギャップは・・・・・・。

初めてニューヨークへ友達と旅したとき、颯爽とマンハッタンの街を行きかうワーキングマン&ウーマンの姿を見て感動した。ホンモノだ! 道端のコーヒースタンドでコーヒーを買いながら話している姿だけでも絵になる。
彼らにとっては当たり前なのだが、英語で話している姿だけで、全ての人がバリバリのエリートに感じ、それだけで憧れた。あまりのスピードで話しているので分からないけど、昨日のテレビ番組の話とか、くだらない話をしているかもしれない。分からないってことは、時には良い効果を生むものだ。

3回目のニューヨークは、9日間の一人旅。
空港から電車を乗り継ぎ、49丁目のアパートメントホテルに向かう。
古くて斜めで、サービスもイマイチだけど、キッチン付きのスチューディオ。
ここでニューヨーカーもどきの暮らしをしてみる。

まずはお部屋の設定。
雑貨屋さんでお気に入りのマグやお皿を買って、キッチンで使ってみる。自分へのお土産とするので、持ち帰ることが出来る程度まで。スーパーやマーケットに行って、ジュース、ヨーグルトやフルーツなどを買って、冷蔵庫へ。海外のマーケットは、手作りの雑貨や、オーガニックの食べ物なども売られているので、眺めているだけでも楽しい時間を過ごせる。お花なんかも飾ってみたりして。ほらね、働く私のお城に近づいたでしょ。

外出時、ガイドブックはなるべく持たない。
だって、私はなりきりニューヨーカー。自分の街でガイドブックは開かないでしょ。
もちろん、出かける前に行きたい場所への道のりをしっかり予習しておくのだけど。
迷った場合に必要な、地下鉄&バスの案内が載った、最低限のマップだけがお守り。
1週間使える地下鉄のチケットを買えば、私は自由。どこへでも行くことができる!

朝は、近くのデリでベーグルを購入してみる。
ガイドブックに載っているようなお店ではなく、オフィス街の小さなデリ。朝は大混雑。
どう並んでいるの? どう注文したら良いの? 
おろおろしているうちに、私の後ろからも注文が飛び交い、カウンターの真ん前にいるにも関わらず、何も買うことが出来ない私。
ニューヨーカーにはなれないかも・・・・・・。と挫折しそうになったとき、目の前にいた店員のおじさんに、「この子が先だよ! 何が欲しいの?」と私に声をかけてくれた。目の前で出来上がっていたメニューを指差し、これと同じものとコーヒーと小さな声で注文した。本当はクリームチーズとサーモンのベーグルが欲しかったのに、卵とチーズのベーグルだった。そして、本当はコーヒーが苦手だったのに、クリームと砂糖をもらうことも出来なかった。
それでも何度か挑戦しているうちに、スムーズに頼むことが出来て、混雑の合間におじさんと一言二言のお話できるようにもなったりする。

あちこちのお店に入っては、人間観察。
ファストフードで飛び交う言葉。「to go? Or Eat in here?」なるほど。この街では、「Take out」なんて言わないのね。
次のお店でドキドキしながら、聞かれる前から「To Go」と言ってみる。
スムーズに通じちゃったら、ニューヨーカーになった気分だ。

初めてスタテン島フェリーに乗ってみた。
残念ながらマンハッタンにいるために、通勤客とは逆の流れだ。
右手には自由の女神でございまーす。行きは観光客気分で写真を取りまくる。
着いたその船でそのままマンハッタンに戻る。帰りは、ワーキングガールそのものだ。
通勤客と同じように席に座ってはみたけれど、やはり我慢できずに外に出て、近づくマンハッタンの街並みを風に吹かれながらたそがれてみた。

白いボックスに入ったチャイニーズランチ。映画やテレビドラマで、よく食べてるもの。
公園に座って食べる。
周りにはホンモノがランチタイムを楽しんでいる。
キオスクで買った雑誌を読みながらランチを食べれば、ほら、どこから見てもニューヨーカーでしょ。

失敗したり、恥ずかしい思いをすることもあるけれどね。
そのうちタイミングが合わなくてギクシャクしていた行動も、すっとできるようになってくる。
人から道を聞かれるようになったら完璧だ。

そんなその町で暮らす妄想スタイルな旅をあちこちで試している。
実際には働いてはいないので、日中は美術館に行ったり、公園をお散歩したり、ミュージカルを見たり、お店めぐりをしたり、眺めの良いところでコーヒー片手に本を読んだりして、のんびり過ごす。

ぎっちぎちのタイムスケジュールで色々なところに行って、ガイドブックに載っているレストランでご飯を食べるのも良いけれど、こんななりきり旅もおすすめです。違った街の姿が見えてくるから。

次はどこの街でなりきってみようかしら?

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

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2016-07-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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