メディアグランプリ

ライティングが私に喜びを運んできた。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:TOMOMI(ライティング・ゼミ8月コース)
 
 
「あーネタがない。書くことがない!」
 
火曜日の朝、私の頭の中はネタのことでいっぱいだ。
 
ライティングゼミの課題は、毎週月曜日までに2000字以上で記事を書くこと。
 
週1ってほんとに早い。あっという間にやってくる。
課題を提出し、ほっとできるのはわずかな時間で、
また、すぐ次の課題提出のためのネタ探しをしなければならない。
マイルールをつくり、ネタを考えるのは火曜日からと決めた。
早く提出してしまえば、火曜日までネタ探しから解放される。
早くだせばだすほど、解放される時間が長いのだ。
 
しかし、計画通りには進まない。
ネタを探すのは、ゴミ処理場の大量のゴミの中から、間違って捨ててしまったへそくりを探しだすようなもの。非常に困難な作業だ。
過去の記憶からネタになりそうなことを思い出そうとするがでてこない。
 
書く技術がある人は、普通のなんてことない話も、人の興味をひくおもしろい文章にできるのだろう。
しかし、私は書くことが得意ではない。
当然、おもしろく書く技術なんてあるわけない。
だから、なんとしてでも、おもしろいネタを探さないと文章がかけないのである。
おもしろいネタなら、文章が下手でも読んでもらえるだろうっていう安易な発想だ。
 
講師の三浦先生は、書くことは自転車に乗るくらい簡単と言っていたが、今の私は補助輪つけてやっと動けてるような感じだ。
 
ネタやアイディアを探したり、締め切りに追われる小説家やお笑い芸人の気持ちってこんなかんじかな?
彼らみたいにネタ帳を、つくっておけばよかったと後悔。
 
ゼミをはじめて、毎日のウォーキング中に物語を組み立てるのが日課になった。
小説家になった気分だ。
最初の頃はそんな呑気なことを思っていたが、今はそんな余裕はない。
毎週、追い詰められている。
 
ライティングをはじめるきっかけとなったのはFACEBOOKの広告だった。
書くことになんの興味もなかった私は、最初その記事をスルーした。
それが、その後、何度もその広告がFACEBOOKを見るたびに私の視界にはいってくる。
あまりにも目にする機会があり、ちょっと読んでみるかと思いクリックしてみた。
「へー、ライティングのコツを教えてくれるのかあ。
そういえば、文章の書き方なんてならったことなかったなあ」
「でも、そもそもライティングってなんだ? 」
私は、ライティング自体がよくわかっていなかった。
世の中の動きに完全に乗り遅れているアラフィフ。
今どきのカタカナ文字がよくわからない。
早速、本屋にライティングについて書かれている本を探しに行った。
ネット書かれている記事やブログは、すべてライティングということがわかった。
 
多少、興味は持ったが、そのゼミでは課題を提出しなければならない。
それも、毎週だ。
ゼミを受けるためにはいくつもの壁を乗り越える必要があった。
「やれない理由」を探し、「やーめた」と逃げるのがいつもの私である。
「私には難しすぎるなあ」とか、「ライティングスキルは必要ないなあ」「FACEBOOKのやり方わからんし」などと「やれない理由」がどんどんわいてくる。
夫に話してみることにした。
私はてっきり「お金かかるし、課題があるなら大変だからやめたら?」と言われると思っていた。
ここでも、夫にも反対されたという「やれない理由」が欲しかったのかもしれない。
 
予想外に夫は「やってみたら?」と。
「ライティングだよ? 私には必要ないスキルだし、課題提出が負担になってきそうじゃない? お金もかかるしさ。専業主婦にはぜいたくだよ。それにさ、一時帰国中だから、アメリカに戻ったらできないじゃん」と私は「やれない理由」を並べてみた。
 
すると、またまた夫が「海外からも受講できるかきいてみたら?」
「俺、最近思うんだけど、もう残り少ない人生じゃん。ちょっとでも、興味があることはどんどん挑戦したらいいと思うんだよ。お金より大事だと思うんだよね。ダメなら途中でやめたっていいじゃん」と言った。
「うーん、たしかに」妙に納得。
 
そこで、海外からも学べるのかを問い合わせた。
「いっそ海外からは無理ですといわれたらすっぱりとやめれる」そんな思いもあった。
天狼院書店からの返事は、「海外から受講されてる方もたくさんいますよ!」だった。
もう「やれない理由」はなにもない。
やらないという選択肢は消えた。
全てがやる方向にむいている。それに逆らってしまったら後悔するかもしれない。
 
夫の言葉に納得したのも、実は、50代になり私も同じ事を考えるようになっていた。
死ぬ間際に「あれやっとけばよかった」とやらない後悔をしないようにしたい。
だから、興味のあることは、とりあえずやってみようと思っていた。
ただ今回は課題提出というあまりにも高いハードルのために躊躇していたが、やっと心が決まった。
 
しかし、ゼミをはじめてみたものの、案の定、課題が私に重くのしかかる。
だんだん、ネタを考えることに疲れてきた。
「提出、一回くらいやめちゃおうかなあ」なんて思ったことも一度だけではなかった。
そんな私の気持ちを前向きにする出来事が起こった。
 
しぼりだしたネタの中に息子の反抗期についてのものがある。
ラッキーにも、その記事がサイトにアップされることになった。
私はごく親しい友達にそれを伝えた。
知り合いに知られたくない、家庭の恥をさらすようなはずかしい内容なので、
親しい数人にしか話せなかった。
 
その記事は、同じように子育てで悩んでいる人に「悩んでいるのはあなたひとりじゃないよ」と伝えるつもりで書いた。
 
友達のひとりがその記事をさらに友達に送ってくれた。
数日後、友達から連絡があった。
反抗期の記事を読んだ彼女の友達は、そのまた友達のA子さんに送ってくれたらしい。
A子さんは、まさに反抗期の子供がいてその扱いに疲れ切っていた。
「いっそ育児放棄をしようか」と悩んでいた彼女に、私の記事を送ったらしい。
そして、A子さんは「泣きながらあの記事を読んだ。すごく共感した。もう、育児放棄しよう。子供なんでどうでもいいと思っていたが、とても励まされた。私もこのママのようにもう一度頑張ってみようと思う」と返事をおくってきてくれたらしい。
 
その話を聞いて、あの記事を書いて良かったと心底思った。
A子さんの気持ちを少しでも励まし勇気づけることができたことが本当にうれしかった。
私のはずかしい体験が誰かの助けになるなんて!
記事として発信したからこそだ。
ライティングは、自分の知らない人たちを、励ましたり、前向きにさせたり勇気づけたりすることができる。
やらない理由をならべたまま、挑戦しないことを選ばなくて本当によかった。
「迷ったらとりあえずやってみる!」この決断は間違いではなかった。
 
人の役にたつことができるライティングって最高!
新しい世界に私を連れてってくれたライティングゼミ。
出会えてよかった。
 
 
 
 
***
 
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2022-10-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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