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フリーランスITエンジニアが、ヨガ講師を目指すまでハマった理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:野部寛人(ライティング・ゼミ10月コース)
 
 
ヨガ歴1年をすぎた。ヨガに出会い、自分との向き合える時間が増えたと思う。
体だけでなく、心も考え方も変化してきた。
 
ヨガを実際にやる前は、ヨガといえば体が柔らかくなる体操のようなイメージをしていた。綺麗な女性や健康に気を使う人がやっているイメージもあった。
実際に駅のホームにある看板や、家のポストに入ってくるチラシのモデルの女性はいかにも綺麗なひとであることが多いと思う。
 
ヨガをやり始める前は、まさか男の自分がヨガにこれほどハマるなんて思っても見なかった。
 
現在、IT業界で、フリーランスとして会社員ではなく、仕事を個人で依頼される形で働いている。
パソコンや通信機器を扱うIT業界で働いて、6年目になる。
 
社会人になってから、運動やクラブ活動は特にやっていなかった。
社会人1年目から3年目は普通に会社員として働き、金曜日は仕事の同僚たちと朝まで居酒屋に行くような、生活を送っていた。
一応、健康は気にかけて、お酒の飲み過ぎや、食べすぎには気をつけてはいたものの、3年目になるとちゃんとお腹はズボンをはみ出すようになっていた。
 
3年目になると役割を任され責任も大きくなり、部下も3人持つようになっていたこともあり、一気に忙しくなった。
社会人なりたての時はたくさん働いて、成果を出して世の中に役立つ大人を目指したかった。出世して、学生時代の友人にこんなにすごくなったよと自慢したかった。
 
だが今はどうか。現状は目の前の仕事をいかに減らすかで精一杯になり、世の中に役立てる仕事うんぬんは考えられなくなっていた。忙しさに気持ちが追いつかず、いつの間にか会社のため、仕事のために生きる感覚になっていた。
 
「自分は、本当は何がしたかったんだっけ」
 
自分の上司をみると、自分以上に忙しそうで、イライラして部下にあたることが多くなっていた。
 
「このまま自分のこのままの進路は上司みたいになるのか」
ふと、この先の未来が怖くなった。
 
自分の働き方や生き方をもう一度考えるようになった。
自分にとって本当は何が大切かを友人や、
友人の紹介で知り合った他の会社で働く大人と話す中で、見つけようとした。
 
社会人3年目の夏、転職を決めて行動した。
仕事の希望は、今までの仕事の中で覚えた技術を使え、自分の時間を確保できることにした。
 
必然的にフリーランスとして個人事業主として働くことが自分にとっても最も良い選択だと思い、会社に所属しない働き方を選んだ。
 
フリーランスとして働くことにも慣れてきた、社会人5年目の時に、ヨガに出会った。
 
最初のキッカケはYouTubeで太陽礼拝のやり方の動画をみたことだった。
 
太陽礼拝とは、ヨガのポーズを複数、呼吸で吸うタイミング、吐くタイミングに合わせて連続して、行うヨガのことである。
 
まず名前からかっこいいと感じた。もともと神社や神話が好きだったこともあり、儀式の名前のように感じ、動画を見つけた時にワクワクした。
 
また、動画の中で教えているYouTuberの先生の一つ一つの動作が素人の目からみても綺麗で、毎日の努力の積み重ねを感じた。
 
そこからの自分の行動は早かった。
ヨガをやってみたい気持ちを大事にして、
その先生のヨガスタジオに予約をすぐに入れた。
 
人気すぎて、平日の夜の時間は全部予約で埋まっていたため、有給を使い昼間のレッスンを予約することに決めた。
 
予約の当日、ワクワクの気持ちでレッスンに参加した。その平日の昼間にも関わらず、参加者はレッスンスタジオいっぱいに埋まっていた。
 
参加者の奥に、YouTubeでみた先生が、静かに時間になるのを待って瞑想していた。
 
時間になるとゆっくり口を開け、落ち着いた声で「ここのヨガスタジオが初めての人が今日は多いので、最初に話しますが……」
「このヨガスタジオはフィットネスではありません。道場です。もちろんヨガのポーズも教えますが、ヨガを通して人生の生き方も伝えていきます。ヨガはポーズをとることを重要視していません。ヨガは自分の人生をどう生きるかを学ぶものです」
 
ヨガのイメージが変わった瞬間だった。
 
レッスンの中で先生に共有してもらったらヨガの教えの本質が書かれている本には、384ページに渡り、大切な教えが詰まっている。
 
ヨガのポーズに関する話は384ページの中でたった2行だった。
少ないから大事にしなくていいと言うわけでないが、本質はポーズをとることではなかったのだ。
 
自分との向き合い方、他者との向き合い方に、これからの人生をどう生きるか、そのヒントや人生の先輩方の教えがそこには書いてあった。
 
ヨガに出会えてよかったと思った。自分の生き方を追い求めていたからこそ、出会えたのだとも思った。
 
ヨギー、ヨギーニという言葉がある。
ヨガを実践する男性がヨギー、女性がヨギーニと呼ばれる。
 
私はヨガを通して自分の人生、自分のことを定期的に考える時間をつくっている。本当に毎日の充実感が変わったと思う。
これからも、ヨギーとして生きたいし、他の人に伝える活動をしていきたいと考えている。
 
この記事を読んでくれた方が少しでもヨガに興味を持ってもらったら幸せです。
 
 
 
 
***
 
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2022-10-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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