ふるさとグランプリ

天狼院ライティング・ゼミは、ラオス行き地獄の24時間バス移動で生まれた友情を思い出させる《ふるさとグランプリ》


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:菊地功祐(ライティング・ゼミ)

「ラオスまで24時間もかかるの……」

これは私が海外でバックパッカーをしていた頃の話だ。

ベトナムのハノイからラオスに向かおうと思い、国際バスの時刻表を見て、
驚愕したのを覚えている。
ハノイから国境を抜けてラオスのルアンパバーンまで、バスで24時間かかるという。

丸1日のバス移動。

これまで東南アジアを国際バスで旅してきたが、最長で10時間のバス移動だった。

それが今回は24時間のバス移動になる。

ベトナムの道路は日本ほど舗装されてなく、車内がガタガタと揺れ、
睡眠を満足に取れた試しがない。

24時間もバスに乗るのか……

ひとまずスマホで「ルアンパバーン行き国際バス」とググってみた。

すると……

ベトナムからラオス……地獄の24時間バス移動!

地獄の国際バスの旅!

命がけのラオス国境越え!

「地獄、命がけ」っていうワードがやたらとヒットする。

そんなに過酷なのか……

ハノイからルアンパバーン行きの飛行機を調べると
片道2万円ほどで、所要時間は1時間。

バスは片道4千円で所要時間は24時間。

時間をお金で買うような感じだ。

どうしよう……ここで、2万円出してラオスまで飛ぶか、節約のため地獄のバス移動を選ぶか。

結局24時間のバス移動を選択した。
お金がなかったのだ。

こうなったら地獄のバス移動を耐えてやる!
そう決意して、バスのチケットを買った。

ハノイで宿泊していたゲストハウスにピックアップが来て、
バスのターミナルに向かう。

バスを見て驚いた。
フロントガラスが割れているのだ。

何がぶつかったんだよ?

運転手の若い兄ちゃんはノープロブレムと言っているが、
フロントガラスが割れてるってどう考えてもおかしいだろ!

荷物を詰め込み、バスに乗り込む。
バスの中は思った以上に狭い。
枕は硬いし、エンジンの振動が座席まで伝わってくる。

こんな狭い場所で寝れるわけないよと思っていると、バスが動き出した。

地獄の24時間バス移動が始まる。

耐えられるのかな? 生きてラオスまでたどり着けるのかな?
と思っていると、15分後早速バスが止まった。

もう休憩?

外に出る乗務員たち。
なんだ? と思って外を見てみると、バスの乗務員たちが一生懸命に
パンクしたタイヤを交換している。

スタートして15分でタイヤがパンク!

ナンテコッタ……

20分ほど、タイヤ交換に時間がかかり、再びラオスに向けて出発。

何時間かかるんだろう……

そう嘆きながらも、バスの振動に耐えながら眠りについた。

朝、目が覚めるとラオスの国境に着いていた。

国境でパスポートを見せ、ラオス側に入る。
まだ、12時間以上かかるのか……

バスはラオスの山道をひたすら進んで行く。
ガタンゴトンと揺れる車内。
ひたすらグネグネした山道が続き、急カーブが続く。

吐く……

現地の人もラオスのバスに乗ると、乗り物酔いするらしい。

ジェットコースターに10時間以上乗っている感じだ。

吐きそう……

日本から持ってきたバファリンを飲んで、なんとか耐える。
断崖絶壁の山道は、まだまだ続く。急ブレーキと急カーブの連続で頭がクラクラしてきた。

自分以外にラオス人と欧米人の乗客が9人ほど乗っていたが、みんな頭を抱えて、ただひたすら耐えている。

目的地はまだか、まだか……

国籍も違い、会ったことのない者同士だったが、気づいたら妙な団結力が生まれていた。

ラオス語は何言ってるのか、よくわからなかったが、
「一緒に頑張ろう」という感じの言葉を隣のラオス人にかけられた。

「oh my god!」と前の欧米人は嘆いていたし、
運転手も「あと、少しだ! 頑張れ」と乗客に声をかけていた。

バスの中で、同じ境遇に立たされた者同志、
お互いに励まし合って、絆が生まれていったのだ。

ついにルアンパバーンの街が見えてきた。

「イェェェェェィ!」

大声で運転手と乗務員関係なく、みんなで叫んだ。
「やっとついたぞ!」

バスを降りる頃には、私は乗客たちと顔見知りになり、絆が生まれていた。

日本に帰って、旅の記憶が薄れてきた頃、私はひょんなことから天狼院のライティング・ゼミに通い始めた。

こうして毎週月曜日の課題締め切りに向けて、文章を書いている。

月曜日が近づくに、フェイスブックの通知が鳴りはじめ、他の人が課題を提出したことがわかりはじめ、毎回焦る。

やばい、私も早く課題を提出しなきゃと思って、
「えい!」と提出する。

フェイスブックのグループに流れる投稿された文章を読んでいると……

なんでこんな面白い文章が書けるんだろう?

と思っては、自分の文章の浅はかさを痛感する毎日だ。

そんな中でも、たまに自分の文章に「この記事面白かったです!」
とコメントしていただける方がいる。

小学校から国語に苦手意識を持ち、自分の書いた文章を褒められたことなかった自分には驚きだった。

自分が書いた文書を読んで、面白いと思ってくれた人がいるのか。

ライティング・ゼミのフェイスブックグループにいる人と直接会って話したことはほとんどない。

だけど、妙に団結感があるのだ。

同じ目的地を目指して、頑張る人同士の絆。

あの日、ラオス行きの国際バスで、国籍も違う初対面の者同士でも、
同じ境遇に立たされて、絆が生まれていったように、
天狼院のライティング・ゼミでも、会ったこともない受講生同士、フェイスブックを通じて助け合い、切磋琢磨ライティングを極めていっている感じがする。

この感じっていいな。

と思って、毎回締め切りに向けて文章を書いている。

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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