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頭を預けられる安心出来る相棒


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:住所不定☆ジョブズ(ライティング・ゼミ)

僕には長い付き合いの相棒がいます。名前を「シープくん」と言います。彼とはこれまで、本当にいろいろな時間を一緒に過ごしてきました。嬉しい時もあれば悲しい時もある。楽しい時もあれば苦しい時もある。そんな時、黙って僕の気持ちを受け止めてくれました。

彼との出会いは、15年前に遡ります。東北の実家から就職のために横浜に引っ越してきました。当時は地方から出て来た新入社員のために、会社が寮を準備してくれていたので、僕もそこに入りました。僕が入社した頃は、まだ高卒も多くいたのですが、現在は大学卒以上しか入社していません。そのため、会社の寮はまだあるものの、本当に住むところに困るから入寮するというよりは、全国を飛び回っている社員が研修をするための一時しのぎ、もしくは長期出張者が入寮する場合が多くなり、その存在の意味合いが変わってきました。

そういう意味で、僕は寮に居られる期間ギリギリまで入られた最後の世代といっても良いと思います。その後、寮を出て自分で賃貸アパートを契約し、そこに住み始めました。それまでは寮生活という事で、生活に必要な多くの設備は揃っていましたが、新しく生活を始めるという事で、全てを新しく揃える必要がありました。

家具は当然の事、家電についてもドライヤー以外は、ほぼ全て買わなければならなかったので、とにかく種類が多く骨が折れました。そして、入居した初日から絶対に必要なもの。それは「寝具」です。食事関係は外食で済ませられますが、寝る事に関してはそうはいきません。寝具を準備出来なかったために高いホテルに宿泊するのは避けたかったので、一番最初に寝具の準備をしました。

そして、寝具売り場を物色している時、「彼」に出会いました。彼の本来の役割は「お昼寝枕」なので、取り急ぎ必要という事はありませんでした。しかし、その小さな体に、起きてるのか寝てるのかわからないつぶらな瞳。愛くるしい短い手足。なんだかその姿に、心奪われました。引っ越しの準備や荷解きで疲れた時に、ちょっと横になりたかったら使えるかもしれないと自分に言い訳して、一緒に購入する事にしました。

最近では会社や学校でも昼寝を推奨しているところがあるようですが、その理由は効率が良くなるからだそうです。人間のバイオリズムとして、30分くらいの昼寝をした方が疲れが取れて、その後のやる気や効率が上がる事がわかってきた事が大きいようです。

しかし昼寝の欠点は、その気持ちよさ故に、寝過ぎてしまう事です。30分のつもりが3時間も眠ってしまうと、今度は夜眠れなくなり、結果として睡眠不足を引き起こす原因となります。そうなると、布団で横になるのは寝すぎる可能性が高くなる事から、あまり推奨出来ません。

僕の勤めている会社に「お昼寝タイム」はないので、昼寝をするのは「休日で家にいる時」に限られます。僕は、寮を出て以来ずっと布団で寝ているのですが、毎朝布団は必ず上げます。(寝坊した時は除く)そして、疲れたと思って昼寝をしたくなった時にも、不用意に布団で寝ないようにしています。

そこで登場するのが「シープくん」です。畳がある場合は畳の上で、フローリングの場合は直接床にシープくんを置いて、そこに横になりました。布団を敷いていないので、寝心地が悪くなる事から寝すぎないという寸法です。枕についても、寝る時に使う枕では自分好みである事から、寝過ぎてしまう危険性が高くなります。「餅は餅屋」という言葉の通り、「昼寝は昼寝枕」という事で、シープくんとは長い付き合いになっています。

改めて僕の周りを見渡した時、実はシープくんが一番長い付き合いになっていました。これまでに結婚も経験していますが、文字通り「嫁さんよりも長い付き合い」です。そういう意味では、一番顔を突き合わせており、シープくんの顔を見ると家に帰ってきた事を実感するほどです。

人は、普段の生活では自分が想像しているよりも緊張していると思います。それは、気心の知れた仲でも同じであり、「親しき仲にも礼儀あり」です。最近ではペットに癒しを求める人もいますが、僕はそれでも良いと思います。実家では犬を飼っていましたが、夕方の散歩の時はリラックス出来ました。何者にも捕われない自分だけの時間を持つ事は、明日への活力になると思います。

シープくんは何も語りかけてくれませんが、気が付くと僕は声をかけています。リラックスしているのでしょう。意識はしていませんでしたが、僕の中では「仏像」のレベルに昇華しているのかもしれません。現在はお留守番を任せています。

さらに、シープくんはこれまで孤独に耐えながら頑張ってきましたが、「うさたん」というパートナーが出来ました。シープくんからキスをするほど熱々です。僕も、そろそろ本当に話しの出来るパートナーが欲しいので、頑張りたいと思います。
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-11-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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