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じゃあ僕はライティングの世界の桜木花道になろうじゃないか。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:城裕介(ライティングゼミ)

 

大変なことをしてしまった。天狼院ライティングゼミの初日、僕はそう思った。その一方でどこか晴れやかな気持ちになった自分も確かにいた。

 

僕はやりたいと言う気持ちが原動力でいつも動いていた。いつも衝動的で思いつきだけで動いてしまうことも多々あった。高校生のときにはろくに話もしたことない憧れの女の子に告白し、相手のリアクションのしらけ具合に思わず答えを聞く前に会話を切り上げて逃げるようにその場を後にした。スラムダンクの桜木花道のように100人に振られた訳じゃないけど単純さレベルではそんなに大差はない。

大学生のときには自転車で京都から広島まで2日で行こうと試みた。結果は散々で大雨に降られ、びしょびしょになり、結局岡山県で挫折した。そもそも350km近くある距離を自転車でなんて調べればわかるが、完全に無謀である。自分が何かやろうとするといつも誰かを台風か何かのように巻き込んでしまい、迷惑をかけてきた。

 

そして徐々に僕自身がやりたいという気持ちより、認めて欲しい、誰かに必要とされたいという気持ちが強くなっていった。社会に出てからその傾向は顕著になり、無自覚に自分を押し殺す習慣がついていた。

 

だが、要領も良くなく、やりたくもないことをやっていることに嫌気がさし、やりたいことをやってみようと転職活動を始めたが、そこから上手くいかなくなった。

やりたいことは何? 自分でもわからなくなり自分が信じられなくなった。そうしていろんなことに手を出してみようとしたが、結局どれもこれもすぐに辞めてしまうか、やる前に諦めてしまうことが続いた。

 

その過程でほんの思いつきでオンラインサロンに入り、久しぶりに文章を書いて投稿することをやりだした。文章というほどではない、迷子になった自分の想いを自分なりに整理したいという目的だった。けれど昔から喋るのが得意じゃない僕は書くことの方が自分を表現できた。そして誰かに考えが伝わったと感じる瞬間に確かに満たされた気持ちになった。

 

そんなときに、天狼院書店のライティングゼミの存在を知った。やりたいけれどほんの思いつきみたいな気持ちでいいのかなという迷いがあった。けれどやってみることにした。

 

「何となくなんですよね」何でライティングゼミに入るのか聞かれたときにそう答えていた。そうやってごまかすのが習慣になっていた。けれど今回その言葉を口にしたときもすごく嫌な気持ちがした。

 

そうか、僕は思った。「なんとなく」なんて言葉でごまかして、自分の気持ちを軽くみているのは他でもない僕自身じゃないか。それが嫌だと思う自分に気づいた。

 

「人に伝わる文章を書きたい! 生きていけるかどうかやってみたい」という気持ちだけで飛び込んだ。まだライターの世界のことも書き続ける苦しさもわからない。でもこれ以上自分のやりたいことをごまかし続けてヘラヘラ笑うのはもっと嫌だ。そんな気持ちがむくむくと湧いてきていることに気付いた。

 

そんな気持ちがあったことがおそらく引き金となって12月にはじまったライティングゼミの1講目。僕はその最初に全員に対して、スラムダンクの桜木花道になると宣言した。

「初心者だけどライティングの世界の頂点を目指す!」ということだ。

 

初心者の癖に身の程知らずだと思う。桜木花道が前年の覇者である山王高校に対して「ヤマオーは俺が倒す!」と会場に向かって宣言する場面を思い出した。20点以上点差が離れた圧倒的な劣勢の中でほぼ絶望的な状態だ。

 

ただどんな状況でもやるかどうかを決めるのは自分だ。初心者だからって関係ない。どんなに点差が離れていても関係ない。どんなに周りがライティングを経験していて僕よりうまいとしても、それも関係ない。頂点を目指すんだったら講師の三浦さんすら引っくるめて皆ライバルだ。そう思うことにした。

 

だからってわざわざ公言しなくてもいいじゃないかと少し思った。けれどいったとき恥ずかしさもあったが、それ以上に自分の気持ちを正直に言えたということに安堵している自分も間違いなくいた。

 

桜木花道は初心者でありながら、強豪校と渡り合う。それは自分チームの中でできることを模索し、ひたむきに練習し、やれることを真っ直ぐにやってきたからだ。そしてなによりバスケットが好きになっていたからだ。

 

そんな桜木花道の真っ直ぐな気持ちで僕もやってみよう。素人なりに2000字を書けと言うならやってみよう。習ったこと自分のやりやすい形にしてみてもいいけれど、まずは素直に形にしよう。毎週必ず課題を書き続ける存在でいよう。

 

恥をかくことだってもちろんあるだろう。周りの皆に負けて悔しい想いをすることもあるだろう。壁を乗り越えられなくて苦しい想いをして辞めたくなることもあるかもしれない。

 

いままでの僕は「そうなると恥ずかしいから言わないでおけ、思うのも辞めておけ」という気持ちがあった。けれどそれを言い訳にするのはもう辞めにしよう。諦めたら、そこで試合終了だ。初心者の癖にバカで浅はかだと思われてもいい。それでもやってみたいことをやっていると心から思って表現できている。この瞬間は今までの世界より確かに輝いている気がした。

 

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2016-12-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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