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お菓子作りが苦手な人はジャイアンである


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記事:福田聖也(ゼミ・ライティング)
 
 
「お菓子作りって難しいよね」
「お菓子作れるのってすごい!」
ということをよく聞くが、お菓子作りはめちゃくちゃ簡単である。
 
スイーツ男子という言葉が流行っているように、お菓子作りができる男性は高評価になる。
特に男性はぜひ挑戦してみてほしい。
 
「でもやっぱり難しいんじゃないの?」
と思う方もいると思う。
僕もふくらまない、味がない、パサパサでまずいお菓子しか作ることができなかった。
 
なぜまずかったかというと「ジャイアン」になっていたからである。
 
ドラえもんのジャイアンが作る料理はまずいと思う。
まずい理由はオリジナリティが強すぎるからだと思う。
 
ジャイアンの料理の中でシチューが有名だが、ケーキが入っていたりなどいらない具材がたくさん入っているのである。
 
当然まずくなると思うのだが、僕も同じことをやっていたのだ。
 
料理にオリジナリティを加えるを別の言い方にすると、レシピ通りに作らないということになる。
 
お菓子作りも同じで、苦手な人はレシピ通りに作れないことがほとんどなのだ。
 
よくあるのは材料の分量が変えてしまうことだろう。
小麦粉100gのところを150gに変えたりしてしまう。
これがどうして起こるかというと測らないからだ。
 
料理に慣れている人にありがちで、料理ならある程度許容できるかもしれないが、お菓子作りでは致命的だ。
 
お菓子のレシピの多くは割合で作られている。
小麦粉に対して砂糖は30%というような形だ。
 
だからひとつずれると全部がずれてしまう。
 
他にも材料を代用するというのもある。
グラニュー糖と書かれているのに、きび砂糖や黒糖を使うなどで代用してしまう。
 
たしかに自然由来のきび砂糖を使いたい気持ちもわかるが、グラニュー糖ときび砂糖は性質が全然違うので簡単に代用できない。
 
 
僕もはじめは材料費をかけたくなくて、グラニュー糖の代わりに上白糖を使ったり、卵3個のところを2個でやったり、小麦粉はざっくり100gというような感じだった。
 
メレンゲも立てるのが大変なので、7分立てのところを5分立てでいいかと思って使っていた。
 
 
こうすると美味しくないお菓子が出来上がるのである。
 
仮に失敗したとしても、次のときにオリジナリティをいれてしまうのだ。
 
「砂糖の量変えてみようかな」
とか
「バニラエッセンス足したら美味しそう」
とかである。
 
たしかに美味しく作れるようになった後は、少しアレンジしたりオリジナリティを出しても美味しくなるが、はじめのうちからそんなことをしていてはうまくいくわけがない。
 
なぜレシピ通りに作れないのかというと、
「プライド」が邪魔するからだ。
もっと言えば素直じゃない。
 
材料の分量を測らない人の多くは、ある程度料理ができる人である。
 
慣れてるからとか、分かるからという理由で測らないのだ。
 
そもそもレシピ通りに作れば、絶対美味しくできるのである。
 
料理本などに書かれているレシピは、家庭でも美味しく作れるようなものになっているからだ。
 
それなのにレシピ通りに作らないのは、レシピを書いたパティシエよりもお菓子作りがうまいと思っているか、馬鹿にしているかのどちらかになる。
 
僕もはじめはどこかで、
「レシピ通りに作ることは2流」
と思っていたのだろう。
5流にもなれていないのに。
 
僕は数回失敗して気づいたのだ。
ジャイアンになっていると。
 
それからレシピ通りに作るようになり、めちゃくちゃ美味しいお菓子が焼けるようになった。
 
細かい部分を気にしなければ、お菓子屋さんのお菓子と同じくらいのクオリティで作ることができる。
 
コツとか道具とか、食材を高級にしたとかではなく、レシピ通りに作っただけなのだ。
 
これだけのことでお菓子作りはできるのである。
 
逆を言えば、レシピ通りに作るだけで
「お菓子作りできてすごいね」
と言われるのである。
 
 
これはお菓子作りだけではないと思う。
仕事や勉強においても、言われたことやアドバイスされたことすらやらない、ということがある。
 
アドバイスしてもらった通りにやったほうが、うまくいくことが多いのにも関わらず。
 
プライドとかではなく、まずはやってみるべきだと思う。
うまくいく理由があるからアドバイスやマニュアルがあるのだ。
 
このように、意外と多くの人がジャイアンになっている。
プライドやオリジナリティは置いておいて、まずはレシピ通りにやってみよう!
 
個人的にお菓子作りは素直さを磨くことにも繋がると思うので、ぜひやってみてほしい。
あと、自分で作ったケーキは健康的で美味しいから食べてみてほしい。
 
レシピ通りに作るだけでいいのだ。
まずはジャイアンを卒業しよう。
 
 
 
 
***
 
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2023-07-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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