メディアグランプリ

人生の羅針盤を持って歩いていく


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:緒莉香(ライティング・ゼミ 通信専用コース)

 
「緒莉香さんを一言でいうと、変わり者ですね。それもかなり変わっている」
初対面の人に、開口一番、こう言われた。
「えっ?」
私はちょっと驚いた。どの辺が変わっているというのだろう?
 
「人とちょっと視点が違うというか、興味を持つポイントが違うでしょ?
『えっ、ここに興味持つの?』 とか言われない?」
……確かに。よく突っ込まれる。
考え方と言うか、物の見方と言うか、人と少しずれているところがある。
でも、なんでわかったのだろう?
「全部ここに出ているんですよ」
といって、ホロスコープを渡された。
 
 
ホロスコープ。
ある特定の瞬間の、天体と星座とハウスと言われるものを示したものだ。
個人のホロスコープは、生まれた時のものを表示している。
西洋占星術で使われる。
よく雑誌に載っている星占いのおおもとになるものだ。
 
西洋占星術で使われる天体は、全部で10個。
月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。
それぞれが、年齢や意味を持っている。
例えば、月は生まれた時から6歳まで。一番その人の核になる考え方などだ。
 
星座は、星占いと同じ12個。
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座。
これも星座ごとに意味をもっている。
例えば、双子座は、情報やコミュニケーションなどをつかさどる。
 
ハウスと言う生まれた場所に関するものが12個。
第1~第12ハウスがある。
例えば、第10ハウスは「仕事」に関するところで、転職や役職などを象徴する。
 
これらすべてを用いて、その人の性格や起こる事を解読していくものだ。
 
 
私は、あまり「占い」を信じていない。
雑誌の来年の運勢などみても、いまいちピンとこなかった。
西洋占星術ではない別の占いで一度性格などを見てもらったことがある。
一体誰の事を言っているでしょう? と思うくらいかけ離れた内容だった。
それ以来、占ってみてもらったことは無かった。
 
 
それがなぜ今回みてもらおうという気になったかと言うと……。
 
このセッションを受ける1年ほど前に『水星逆行』という言葉を知ったからだ。
一年に4回くらい、水星が逆行する。
実際は逆に動いているわけではないが、スピードの違いで逆に進んでいるように見える現象だ。
電車で、先行電車を追い抜く時に、抜かされた電車が後ろに行っているようにみえる。
それと同じ現象だ。
この期間は、情報が混乱しやすく、電車のダイヤが乱れたり、コミュニケーションがうまくいかなかったりするらしい。
また、デイトレーダーも水星逆行は気にしているという記事を見かけて、興味をもった。
 
なんだか、自分が考えている「占い」と違いそうだ。
 
そこから、西洋占星術の書籍を読んでみたり、メルマガを読んでみたり、
 
知識を入れるたびに、うさんくさい「占い」ではない事を確信した。
これは、学問だ。
天文学などと同じ、学問だ。
 
実際、西洋占星学の歴史は古い。
6000年くらい前が起源だという説もあるくらいだ。
 
そこから何千年続けられてきているとなると、学問と言えるのではないか。
と、自分の中で納得した。
 
自分で本を読むだけではよくわからないので、一度プロの人に見てもらおうと思い立ち、ホロスコープから自分の特徴や仕事などについて解読をしてもらった。
 
それで、「変わり者」というキーワードがでてきたのだ。
他にも、自分を表現するのが苦手である、とも言われた。
確かに、人前で発表するのが大の苦手であるし、人と違う事で誰かに何かを言われる恐怖と言うものが、子供のころからずっと持っていた。
ランドセルの「赤」が少し皆と違ったことが憂鬱だったり、途中で引っ越したので縦笛のケースが皆と違うことにドキドキしたりしていた。
 
こういう事も生まれた時のホロスコープに出るのは興味深い。
 
苦手なことがわかって、そうか、そういう運命だったのね、あきらめよう。
というわけではなく、努力して克服しなさい。乗り越えると、年を重ねた後に強みになるという意味だ。
悪い運命という事はないそうだ。
乗り越える課題みたいなものだ。
やるかやらないかは本人次第。
 
西洋占星術は「占い」ではなく、「人生の羅針盤」のようだ。
ひとりひとり自分専用の羅針盤を持っているなんて。
使わないともったいない。
 
このホロスコープをみて、自分の苦手なところに挑戦しようと決意した。
自分を表現する方法。なんだろう。
文章を書くこと。苦手だ。昔から大嫌いだ。
でも、苦も無く書けるようになることに憧れていた。
 
そんな時に出会ったのが、この『ライティング・ゼミ』だ。
たまたま、facebookのタイムラインに「友達がいいね! しています」と流れてきたのだ。
早期割引終了まであと数時間。
反射的にぽちっと申し込んだ。
 
あれから4か月。
毎週苦しんだ2,000文字の課題。
少しは成長できただろうか?
人生を変えることができるだろうか?
 
人生の羅針盤を手に、自分の生きたい様に模索していこう。
  ***

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2017-12-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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