メディアグランプリ

天狼院の不滅の法灯


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:珈琲一杯!(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
「やばいやばい、0時になってしまう……!」
慌てて誤字脱字をチャックし、題名をつけてファイルを保存する。
そのままFacebookのページに投稿して時計を見れば、23時59分。やっと一安心できる。
ライティング・ゼミを受け始めて4ヶ月間、毎週月曜日に繰り返されてきた日課である。
毎回締め切りぎりぎりの提出で恥ずかしい限りだが、何とかコンプリートすることができた。
 
 
ライティング・ゼミを受けようと思ったきっかけは、たまたま目にしたFacebookの広告だ。
なぜか胸につき刺さってきて、なんだか面白そうだ、やってみたら何かよいことがありそうだと感じた。
NHKのU-29をたまたま観ていて川代さんの本気で悩みながら書いている姿と三浦さんの厳しさを目の当たりにしていたから、自分がついていけない世界のようにも感じたが、よい刺激がもらえそうだという誘惑に抗えず、申し込んでしまった。
 
講義の初回、思ったほど場違い感はなく、落ち着いて受けることができた。
川代さんも三浦さんも講師として、初心者の受講生をうまく先導してくれていたのだ。
U-29を観て感じた熱が見えないところに隠されているような違和感を若干感じたが、その感覚も徐々に消えていった。
 
講義は、毎回とても面白い内容だった。
とはいっても中盤の回は体調不良などと重なって後日動画で受講したのだが、
それでも三浦さんの熱が伝わってきて引き込まれてしまう名講義だった。
とはいえ、簡単には身につかない。
はじめ聞いた時になるほどと思っても、いざ書こうとすると使い方が分からなくなってしまうのだ。
そこでどういうことだったか考えたり、講義を見直したりすることで徐々に身についていく。
身につき出すと、書くことが面白くなってくる。
講義の内容を自分の中でどう使って文章を書こうか、どういう展開になっていくのかが楽しみでワクワクしてくるのだ。
そうなったとき、自分の中にライター目線で物事を考えるような力がついてきていることに気がついた。
この力はなかなかに強力だ。
物事を以前より深くとらえて読みやすいかたちで自分なりの世界を表現することもできるし、自分や商品をアピールすることだってできる。
そういう力が自分の中で動いてどこかに導いてくれそうな感覚すらある。
まさしく人生を変える力を鍛えてもらえたのだ。
 
 
課題は、毎回ヘビーだった。
週末から何について書こうかと考え始めて、
すったもんだの末にテーマが決まるのは月曜の夕方から夜だ。
そこから大慌てで書き出す。
スムーズに書けるときもあれば、その先をどう書けばよいか分からなくなって止まってしまうときもある。
書き始めるときは何についてのこんな話にしようとしか決めていないから、
きちんと書き切れるかどうかは博打のようなものだった。
それでも、書いている途中で書き足したいことが浮かんでくる。
自分はどうしてこの結論にしようと思ったのか、はっきり見えてくる。
今まで気づいていなかったことが見えてくる。
そこが、おもしろい。
その上でもらう川代さんと木村さんからの講評が、また勉強になる。
自分がその文章を書いた時にどこが足りなかったのか的確に指摘してもらえ、
自分に足りないところを補強していくことができるのだ。
 
 
そんなライティング・ゼミを終えた今、結果に大いに満足している。
自分の中にライティング力という新しい力ができたし、課題投稿を通して自分のことについて色々と気づかされた。メディアに文章を書くことがどういうことなのか、実感が持てるようになってきた。
天狼院のライティング・ゼミがどうしてこんなに自分を変えてくれたのか、
その答えは天狼院に息づいている情熱にあるのだと思う。
三浦さんの持っているライティング、小説、天狼院書店への情熱を柱に、
川代さんや木村さんをはじめとするスタッフのみなさんが持っている情熱や受講生が持ち込む情熱がぶつかり合って、それぞれの人生を先に進める方向に何かが動いていくのだ。
誰もが自分の中にひそかに持っている思いや経験、創造性という領域を、これだけ本気でぶつけ合って、新しいものへとつなげていく場は、他にはないんじゃないだろうか。
それこそが天狼院書店が人生を変える原動力なのだと思う。
U-29を観たときに感じた情熱は、三浦さん、スタッフのみなさん、ライティング・ゼミの場により豊かで深いものとして、不滅の法灯のごとく今も確かに息づいていた。
 
 
ところで、U-29の頃からの悲願である小説家誕生については、7月開講の小説家養成ゼミでいよいよ本気を出すらしい。
自分の中に小説を書きたいという気持ちが芽生えていたので、思い切って受講することにした。
厳しい評価に落とされる日々が続くのだろうが、それでもあがいてみることに価値がありそうだ。
ライティング・ゼミ同様、この小さなきっかけが自分をどこに連れて行ってくれるのか、川代さんの小説家デビューを目の当たりにできるのか、果たしてベストセラー作家が誕生するのか、これからが楽しみだ。

 
 
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2018-08-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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