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リーディング・ハイ

甘美なる大人の読書《リーディング・ハイ》


otona

 

記事:住所不定☆ジョブズ(リーディング・ライティング講座)

 

僕はあまり小説を読みません。嫌いというわけではないのですが、どちらかというとビジネス系や自己啓発系の本を手に取ってしまうので、読む機会を逃してるという感じです。

 

しかし、そんな中で唯一読んでいる小説があります。それは「官能小説」です。きっかけは、マッサージに関する記事を書いている時の事でした。そのままマッサージの内容を書いても良かったのですが、何だか面白くないと感じていました。さらに、僕がお願いするのは「足つぼマッサージ」です。

 

「全身マッサージ」も受けた事はあるのですが、あまりにも痛すぎてかなり弱めにしてもらった事がります。それでもまだ痛くて、リラックスしに行ったのか拷問を受けに行ったのかわからなくなってしまいました。それ以来、足つぼマッサージ一筋です。そのため、記事にするにしてもかなり限定的になってしまうため広がりがなく、つまらないと感じる要因となっていました。

 

その時に、施術している内容の表現を、エロくしたら面白くなるかもしれないとひらめきました。基本的に足つぼマッサージは、ベッドに横になって足裏を揉んでもらうので、うまくいくのではないかと思いました。

 

以前テレビ番組で、一人は足つぼマッサージ、一人は背中のマッサージを体験しているところを放送していた事がります。お互いが仕切りで区切られているので、中で何をしているのかわからず、足つぼマッサージを受けている人が隣に聞こえるように感想をい言っていました。すると、聞かされている側は「一体、なにやってんだ」と興味津々に言ってました。

 

つまり、言い方によっては、エロい妄想を抱かせる事が可能だという事です。しかし、その描写をどうしたら良いのかわかりません。どうやってエロくするかという具体的な表現方法が思いつきませんでした。そこで思いついたのが「官能小説」です。文字によるエロい表現といえば、これしかないと思いました。しかし、思い付いた時には時すでに遅く、記事提出の締め切りが迫っていました。結局、その方向でチャレンジはしてみたものの中途半端で、あえなく記事はボツとなりました。もっと上手い表現方法があったのではないかと今でも思っています。

 

ですが、思い付きとはいえ、官能小説に興味を持ったのも事実です。これまで読んだ事はなく、全く想像のつかない世界でした。それまで僕が持っていた官能小説のイメージは、黒い表紙に艶かしい女性の絵が描いてあり、エロい事が大好きな中年おやじが恥じらいも無く買っている、でした。しかも、書店でも官能小説はコーナー化されているので、そこで物色しているだけで「私エロいです」と自己主張しているみたいで、何だか嫌でした。

 

しかし、今の自分の姿を見て思いました。完全に中年です。アダルトビデオ監督である「仁村ヒトシ」氏の本を激推し、それを公言していました。そして何より、頭がハゲています。何かで読んだのですが、髪の毛は女性ホルモンが大事であり、ハゲているという事は男性ホルモンが強い事なので、男性らしさの象徴という事です。それは、男のやる気にもつながっています。そしてそこから、「性欲が強い」という結論を導いていました。

 

なにを今更恥ずかしがっているのか。新しい世界への扉が開きかかっているのに、何を躊躇しているのか。10代の学生が、年齢がバレないかとドキドキしながらコンビニでビニ本を買うのとはわけが違います。なにより、僕自身が読んでみたいという思いが強くなりました。

 

そして僕の取った行動は、出来る限り大きい本屋に行く事でした。大きい本屋なら、誰が何を買ったかなどいちいち気にしないだろうし、また買いに行っても覚えていない、もしくは違う店員が対応するだろうと考えたからです。やっぱり、まだ小心者ですね。

 

実際に行ってみて気が付いた事があります。官能小説は「成人指定」ではない事です。考えてみれば当たり前の事で、結局は文字情報でしかありません。恐らく、10代の学生でも大手を振って買えるのではないでしょうか。そして、今は官能小説も「萌え」要素を取り入れて、二次元の萌えキャラを扱っている作品もあります。

 

そこで、これまでの流れを汲むものと、萌え系をチョイスしてみました。そして、実際読んでみて思いました。「エロい」です。特に、黒い表紙系の小説がすごいと思いました。

 

一番驚いたのは、その描写です。表紙にこそ女性が描かれていますが、中には一切画がありません。全て文字情報です。つまり、全て読み手が妄想を膨らませて、頭の中で楽しんでいる、という事です。特にエロいシーンは、いかにエロく妄想させるかに腐心しており、複雑に絡みあう男女の営みを見事に描いています。そのため、驚くほど丁寧に書かれており、ここまで細かく描写出来るものなのか、と思ったほどです。難しい単語も出てくるのですが、前後の文脈で何となく意味が推測出来てしまうところも凄いです。また、タイトルの付け方も、ハッキリ書いていないのに何となく官能小説っぽい雰囲気を漂わせています。この絶妙なところが憎いです。

 

純粋にすごい世界だと思いました。普通であれば視覚情報に頼る事が多い分野を、文字だけで表現してしまう事に感動すら覚えました。そして、文字による表現というのは、人の心を動かしてしまうほど力があるものだと思いました。

 

食べ物もそうですが、食べず嫌いをしていると、とんでもない損失をしている可能性があると思いました。今後は、もう少しジャンルを広げて読書を楽しんでみようと思います。

 
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2016-10-03 | Posted in リーディング・ハイ, 記事

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