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雑司が谷神話体系〜雑司が谷には夜な夜な神様があらわれる書店があるらしい〜


雑司が谷

 

記事:田村将太郎さま(ライティング・ゼミ)

池袋駅から少し歩いたところに「東通り」という通りがある。その通りの奥の奥へ進むと小さな書店がひっそりと鎮座している。
名を「天狼院書店」と言い、池袋というよりは雑司が谷に近いその場所は、雑司が谷鬼子母神堂、雑司が谷霊園などからほど近い。故にその書店は、都心とは思えない、閑静な、どこか霊的な静けさを漂わせている。その書店に、夜な夜な「打ち出の小槌」を振るい金銀財宝を生み出している「大黒天」が出没するということはあまり知られていない。
その「大黒天」は七福神の一人で、もちろん神様である。左肩には袋を背負い、右手には打ち出の小槌を持つ、福耳の神様である。その大黒天様が人間界に降りているときの名は、どうやら「三浦」であるとか「菅原」であるというのがもっぱらの噂であるが、真偽のほどは確かではない。
大黒天は人間の姿を借り、日夜小槌を振るっているのであるが、ひとたび小槌を振るえば「三浦」の書いた記事がバズを起こし、もうひとたび振るえば「天狼院書店」に人が集まり、本が売れていくという。
この男、それだけでは飽き足らず、その小槌で福岡にも「天狼院書店」を建立し、さらには京都に進出することも検討しているらしい。

信頼できる確かな筋から得た情報であるが、どうやら大黒天は「打ち出の小槌」を我々のような人間にも享受させてあげることにしたらしい。「天狼院書店」の電脳掲示板にその旨が記してあったのだが、
「本当は教えたくない」
と、「三浦」の本音が書かれていた。打ち出の小槌を独り占めするとは、どこまでも欲張りな男であると私は辟易した。
それは、隔週日曜の19時30分あたりに行われ、三浦が直接我々に「打ち出の小槌」なるものを授けてくれるという。
しかし、「三浦」は仮の姿であり、正体は神様である。神出鬼没という言葉がある通り、本当に現れるかはわからない。「三浦」が現れる瞬間を見逃すまいと、私はふんどしを締め直し、「天狼院書店」に入っていった。
天狼院書店に入ると、そこにはたくさんの本と、打ち出の小槌を享受しようと、私と同じような参列者が集まっていた。
入って右手にはコタツがあり、そこには優しそうな表情をした、福耳の、中年の男性が陣取っていた。
なるほど、天狼院書店というだけあり、やはり書店なのだな。しかし、書店でありながら喫茶スペースとコタツを完備しているという、なんとも奇天烈な書店である。
適当な席に座り、ぼうっと神様の登場を待った。
神様であるのだから、神々しい光とともに異世界から現れるのだろう。そういった神様の登場の現場を生で見るのは、恥ずかしながら初めてであったから、幾分緊張した。
いよいよ19時30分になった。三浦もとい大黒天の登場するはずの時刻である。しかし、なんら書店内に変わった様子はない。
すると、コタツに陣取っていた中年の男性が喋り始めた。
「天狼院書店店主の、三浦です。ライティングゼミにお越しいただき、ありがとうございます」
な!?
確かにこの男「三浦」と名乗ったぞよ!?
この男が南池袋で打ち出の小槌を振るいに振るって金銀財宝を生み出している大黒天なのであるのか!?
風貌は、普通の人間となんら変わらない。しかし、「福耳」であるという部分がなんとも大黒天っちゃあ大黒天に見えなくもない程度である。
たぬきが化け損なうと尻尾を出すのと同じように、大黒天は福耳が出るのか……。
そんな風に勝手に納得していると、「三浦」は肝心の打ち出の小槌の話をしだした。そうそう。これを聴きに来たのだ。私にもその打ち出の小槌を授けてくれい!!
「僕はこれを『ABCユニット』と呼んでいます」
ふむふむ。打ち出の小槌の名前が「ABCユニット」なんて、随分欧風なネーミングだなあ。やはり神様の世界のグローバル化が進んでいるのか。
もしかしたら、神無月に日本中の神様が出雲に集結する必要もなく、ネット会議で済ませているのかもしれない。はたまた、世界中の神様同士、フェイスブックで友達同士かもしれない。
もし神様が「年末年始、マジ激務」「可愛い子の願いを優先的に叶えよww」とか投稿していたら、いやだなあと私は勝手に妄想した。

しかし、妙である。打ち出の小槌という割には、肝心の「ブツ」が見あたらない。
サンタクロースよろしく、大きな袋に打ち出の小槌をたくさん入れて、参列者に小槌を配ることを想像していたが、どうやらこの男の振るっていた「打ち出の小槌」は私の想像していたものとは大きく違っていたようである。

「ABCユニット」とは一言で言うと
「プロのライターである三浦さんが長年の経験と圧倒的な作文量をこなしていく上で編み出した、『読まれる文章』を生み出すための秘伝のメソッド」
である。
天狼院書店の広告は、すべて三浦さんをはじめ「ABCユニット」を体得した天狼院スタッフが書いている「コンテンツ」によって賄われている。
つまり、営業や外部委託などは全くしていない。
文字どうり、三浦さんが「ライティング力ひとつ」で天狼院書店をここまで成長させたと言っても過言ではない。
そんな天狼院コンテンツの「秘伝のタレ」であり、三浦さんがこれでもかと振るっていた「打ち出の小槌」こそが「ABCユニット」なのである。

この秘伝のタレのレシピを伝授してくれるイベントこそが「ライティングゼミ」である。
このゼミのキャッチコピーは「人生を変えるライティングゼミ」。
第二・第四日曜日の19時30分からみっちり2時間(もしくはそれ以上)、講義形式で行われる。ライティングゼミで講師を務めているのはその「打ち出の小槌」を振りまくっている三浦さんなのだが、三浦さんの講義は面白い。文章が面白いのに加えてしゃべるのも面白いのだ。
三浦さんの言葉を注意深く聞いていると、話の折々にABCユニットがちりばめられているのだ。
三浦さん、しゃべるときにも打ち出の小槌振ってんだなあ。
まさに大判振る舞いである。三浦さんの講義では「飽きない工夫」がなされているのだ。さすが起業家として「商い」をしていらっしゃる方だ。
本人は意識しているかわからないけれど、一種の職業病のように、ABCユニットを構築して話すことが刷り込まれているのだろう。
ABCユニットは日常に応用できる。結局は、言葉である。友達との楽しい会話も、これから始まる就職活動も、誰かを口説き落としたりするのも。
そう思うと三浦さんは、相当、いろいろ、いいかんじに生きてこられたのではないだろうか。ご本人も度々「書けてよかった」とおっしゃっている。
天狼院書店を立ち上げ、成長させ、起業家としての成功。と、同時に相当もてたんだろうなあと勝手に推測してしまう。三浦さん曰く「意中の女性は、10数枚のラブレターでオトす」とのこと。

そんな三浦さんが「打ち出の小槌」を伝授してくれるライティングゼミも、3月いっぱいでひとまず終わり。こんな夢のようなイベント受講できてよかった。こんなチャンスもうないなあ。
「私も受講したかった!!」
そんな方はもう泣き寝入りするしかないのか??
しかし!! 今回のライティングゼミを逃してしまった方に朗報である。
なんとライティングゼミ好評につき、続編である「ライティングゼミ2.0」が始まるというのがもっぱらの噂である。

私は正直、続編をやって欲しくない。なぜなら「ABCユニット」をなるべく独り占めにしたいという気持ちがあるからだ。
「本当は教えたくない」
三浦さんがこう言っていた理由がよくわかる。

次のライティングゼミ2.0を逃したら次はいつになるかわからない。何せ三浦さんは「神出鬼没」の大黒天であるからだ。

「困った時の神頼み」です。

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

【東京/福岡/通信】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?〜《最高ランクの「ゼミ」に昇格して12月開講!初回振替講座2回有》

 

 

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2016-03-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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