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男が「女子力高い」と言われなくなれば、もっと美しくなれる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:牛丸ショーヌ(ライティング・ゼミ)

「美しい」ものは好きだろうか?
そう質問すると、ほとんどの人が「好き」だと答えるのではないだろうか。
「美しい」と「美しくない」の2択しかなければ、余程のひねくれ者でない限り、「美しい」を選ぶはずだ。

人には美的センスがある。
何をもって「美しい」と判断するか。
それは見る者の感性に委ねられる。
ある者は「赤」が美しいと言うし、ある者は「青」が美しいと感じる。
万人に共通する基準がないのだ。

ただ、断言できるのは、私たちも自らの外見か内面かを問わず、常に「美しく」なりたい又は「美しく」在りたいと思っているはずだ。

それは「男」だとか、「女」だとかの性別は問わない。
人間である以上は、避けられない「欲求」であると考えられる。

だから、私は堂々と告白することができる。
美しくなりたいし、常日頃から美しくなるための努力を怠っていないと。
「男」だって美しくなりたい。
美しく在りたい。
何の問題があるだろうか?

最近になって私はその「美しく」なりたいという男の欲求を阻害する言葉がこの日本で急速に浸透してきたと感じている。

それは「女子力」という言葉だ。
年代や場所を問わず至るところで使われている。
2009年の流行語大賞にノミネートされたこの言葉がやっかいなのは、定義がきちんと定まってないところだ。
正確にいうと、使う人や使われる対象によって微妙にニュアンスが違ってくる。

一般的には「女子」という語句が冠にあることから、その対象は「女子」に向けられたものが多い。
生物学的に「女」がより「女」らしく、輝いた生き方をしている場合、又はそうなるための「具体的行動」などに使われる。

普段からメイクをばっちり決めて、エステ、美容室に行き、ネイルをする。
女性がこれらの自分が「キレイ」になるためにコストを払うのは全て「女子力」を高めるための行動と言うことができるらしい。

そして、外見の「美」だけにとどまらない。
料理ができ、裁縫ができる。
これも「女子力」が高いことになる。

人間なんて、価値観はさまざまで、生活習慣も異なるものなのに女性はこの「女子力」という言葉に縛られて、常にこの力を維持または向上させるよう努力をしなければならない。

女は大変である。
この点だけを考えると「男」で良かったとつくづく思う。

ところが、である。
この「女子力」という言葉を浴びせられる対象が「男」に対して向けられるようになってから、面倒なことになってきた。

まずは知ってほしい事実がある。
化粧品市場規模は2兆3000億円強で推移しているが、男性用化粧品は前年度実績を上回っている。
全体に対しての割合はまだ5%ほどであるが、過去10年でみると1割ほど拡大していて、増税があった2014年を除けば、右肩上がりだ。
各メーカーが女性向けは頭打ちであり、男性用スキンケア市場に期待を寄せているとさえ言われている。
それくらい、男性の化粧品市場は伸びているのだ。

裏を返せば、それだけ「美しく」なりたい男が増えているのだ。
それなのに、この「女子力」という言葉が、もっともっと美しくなりたいという欲求を持った男たちの成長スピードを鈍化させる足かせになっているのではないかと感じている。

私はあと少しで40歳になる年齢であるが、結婚してからのほうが「美」にこだわるようになった。
もちろん、妻の影響も多少はあったが、今では妻以上に自分でも異様だと思うくらいの執着を持っている。

一度、銀座の美容外科医から「美意識がお高いですね」ときらめくような眼で言われたことがあったほどだ。
その言葉は、私の胸に突き刺さった。
いままで知らなかった自分の本性。
自覚していなかったが、どうやら「美意識」というものが芽生えていたらしい。

男が「美意識」を持つことは昔から揶揄されることが多い。
「なに色気出してんだよ?」
又は浮気を疑われることもあった。
一般的な男は職業「俳優」ではない限り、結婚したら自分の容姿に対しての関心が一気になくなっていく。
結婚したのだから異性に「モテる」必要がないのだ。
結婚の先には子供ができて、夫の小遣いは減らされていく。
そうやって寝癖があっても気にすることなく、おやじ臭を放ちながら、たまにある飲み会でストレスを発散する。
それが悲しいかな、男が枯れていく典型的なパターンになっていた。
「美意識」を持つ時間的余裕もなかったし、経済的にも厳しい時代だった。

それが変わり始めたのは、男性化粧品市場の伸長が示すように、この10年でのさまざまな日本社会の変化が要因だと考えられる。

結婚しない男女が増え、出生率も低下した。
人は見た目が大事というメディアの煽動もあった。
IT社会がオシャレなワークスタイルをもたらした。
私には明確な原因は分からないが、これらの社会の変化で、男性が「美」に対して時間とお金を投資できる環境になっていったのは疑いようのない事実だ。

私が美しくなりたいと思うようになったのには結婚してから2年が経過した頃だろうか。
当時は社会人チームでラグビーをやっていたこともあり、身体が大きくなることに罪悪感を抱いてなかった。

そんなとき、会社の同僚から「太った? 顔、まんまるしてるやん!」と言われたのだ。
何気に言い放ったこの言葉が私の胸にグサリときた。
改めて自分の顔を鏡で凝視すると、そこには下膨れになって、二重顎が目立つようになった顔が映っていたのだ。

私が変わったのはその時からだった。
当時、流行していた田中宥久子氏の「造顔マッサージ」を習得するため、DVDを購入し、専用にクリームまで手に入れてほぼ毎日、マッサージに勤しんだ。

関東に住んでいたときは、銀座の美容外科で毛穴を開かせるため、1回につき数万するレーザーを照射したこともあった。
その後も毛穴を開かせるスチーマーを購入。
流行の美顔専用ローラーも妻に内緒でこっそり購入。
「神の手」を持つと言われる「美顔整体」にも通った。
現在は、リンパの流れをよくして小顔にするのが目的で、顎関節を緩める整体に月1回通っている。
美しくなる中でも特に「小顔」に拘るようになった。

もちろん、スキンケアも怠らない。
寝る前に感想を防ぐため化粧水を塗り、会社に行く前には乳液を練り込ませる。

加齢に伴う臭いを防ぐため、フレグランスも欠かせない。
常時5つは所有していて、季節や気分によって変えていく。

身体のメンテナンスにも気を抜かない。
筋トレ専門ジムに通い、肉体美を保つためにタンニング(日焼け)を行う。

結婚して11年。
私の「美」に対する「価値観」は分かりやすいほどに反転していたのだ。

本当はもっと美しくなりたい。
声を大にしてそう言いたい。
同じ価値観を持っている男性と情報交換したい。
女性からも、使っている化粧品の情報を聞きたい。

それなのに、一歩踏み出せない自分がいる。
それが「女子力」という言葉のチカラだ。

はっきり言うと、男性が「女子力高い」と評されても嬉しくない。
一部の男性にウケたとしても、言われた男性はほとんどが苦笑いであろう。
どう返答していいか困るというのが本音だ。

私は「男らしい」と男女問わず、人から言われれば嬉しい。
なぜなら、男性だからだ。
男性には男性向けの、女性には女性向けの褒め言葉がある。

冷静に考えてみて男性が「えーすごいー! 女子力高いー!」と言われて嬉しいだろうか?

お酒の席で、女性が「あんた、おっさんみたい」や、男性が「女子か!」とツッコミを入れられる様子をよく目にする。
笑いが起き、場の空気が和む瞬間だ。

だけど、真面目な顔をして男性に「女子力高い」と、どうか言わないでほしい。
「女子力」という言葉に悪意がないことは分かってはいるが、どうしても「男なのに、女の子がするような行いをしてますね」という邪推をしてしまう。

誰もが「美しく」なりたい。
ただ、純粋に「美」を求めている。
だから、日々の努力を怠らないのだ。
そこに男女も老いも若きも関係ない。

男が「女子力高い」と言われなくなれば、男は「美」に対して堂々と語ることができるようになる。
より貪欲に、より積極的に「美しくなる」ことに躊躇しなくなるだろう。
そうなれば、男はもっともっと美しくなれるのではないかと、私は思う。
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2017-03-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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