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メディアグランプリ

整形なんかしなくても顔は変わる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:深澤涼莉(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「あれ、なんか痩せた? 雰囲気変わったね」
冬休み明け学校の友人に言われた。しかも複数の友人にだ。
あれ? なんかしたっけ?
 
そういえば前もこんなことなかったけ?
その時にふと成人式のことを思い出した。
今までパッとしなかった同級生の実花がすごく引き締まって綺麗になっていたのだ。成人式での化粧も相まって本当に誰だかわからないくらいだった。
みんなでこぞって聞いたものだ「どうしたの!? 彼氏できた?」
「彼氏は出来たんだけどさ、なんか演劇サークル入ったのが大きいかも」
照れたように言った。
「えーー!?」 周りと思わず声が揃ってしまう。
そもそも大人しかった実花が演劇も意外だけど、どうして演劇サークルで? って思った。それはみんなも同じだったみたい。
「なんかさ、見られてるってこと意識したら全然変わるんだよね」
彼女がさらっと言ったので、そんなものかと当時は思った。
 
あれまさに実花が言ってた感じじゃない?
心当たりが一個だけあった。天狼院書店の「秘めフォト」だ。
綺麗な衣装を着ている女の子を店主の三浦さんが撮るイベントだ。
ポスターの女の子ゆるっとしたえっちな感じの可愛さに悩殺されて、可愛い女の子がちょっとセクシーな衣装を着て撮られるイベント! 最高だな!
みたいな純度100%の下心を持って向かうことにした。
「はいじゃあ、衣装に着替えましょうか」
あれあれ。そうか。自分もこれ着て撮られなきゃいけないのか。そうかそうか、そういうイベントだったもんなと思い出してあれよこれよと着替えた。
撮られている女の子を見るのはやっぱり最高で、最初は緊張して恥ずかしそうだったのが表情が和らいで大胆不敵な笑みを浮かべる姿には悩殺された。すけべでごめんなさいと心の中で謝ることにする。
そして私の番だ。いやいや無理無理無理無理。私可愛くないしそんな風には出来ませんよ! と叫びたくなった。
しかしやるしかない。
「こうしてみて」「あーーそれいいね」
とか言われるままにやった。
意外と悪くないかなーなんて思いながら。
「表情もっと柔らかくしてー」と何回も言われたので、うーん表情はまだまだなのかなとか思いながら。
恥ずかしくもふわふわした時間は終わった。
 
そして、その日の写真が私の元に届いた。
わあ! その写真の中の私は余裕のある大人っぽい感じがして少し別人みたいだった。
でも、表情は苦笑い。あとお腹の膨らみが細いウエストのドレスを着たことで強調されている。残念だなあという気持ちに勝手になってしまう。
そんなに表情かたいかなーと思って、鏡の前で動かしてみる。
ちょっと腹筋なんかしちゃったりして。
もっとカッコよく写りたいな〜という気持ちでやってみていた。
多分それだって思った。まさに見られていることを意識し始めたというか。
変わったねって言われるくらい変わっていたなんて自分でもびっくりだけど。
 
そんな時にちょうど偶然読んだ本が「10秒で人の心をつかむ話し方」という本だった。
先輩がこれを書いた人が所属している演劇集団が好きだとかで借りたのがきっかけだ。
そこにはまさに表情のことも書いてあってなんてグッドタイミングなんだと思った。表情とか姿勢が良くなるにはという具体的な方法が並べられていた。
表情の章に続ければどんな風になれるかが書いてあった。「半年後には『なにかいいことあったの?』と確実に言われるようになり〜」と書いてあってまさにそれだ! と思った。ということで1月末の今やり始めた。
見られることで表情も豊かになるし、別人みたいに顔が変わることもあるらしい。芸能人が整形したみたいに可愛くなる場合はそうやってなる場合もあるとか。夢が膨らむ。
もっと素敵なレディになるぞ!! 今はどんな風に変われるのかワクワクしながら変な顔して表情筋を鍛えたりしている。
 
きっと人に見られることを意識する機会は演劇とかいろんな場所で得られると思うけど意外と身の回りにはそういう環境がない気がする。
だからこそ、秘めフォトで可愛くなってみませんか! と勝手に宣伝したくなる。こんなに人に見られるということを意識できる機会はないと本当に思う。ぜひ。
ということで私はまずは半年後に向けて表情豊かな素敵なレディを目指します!
 
 

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2018-01-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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