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メディアグランプリ

しゃべりすぎ・書きすぎの処方箋


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:石野敬祐(ライティング・ゼミ特講)
 
 
あなたは家族や友人、もしくは上司・同僚から「しゃべりすぎ」「書きすぎ」などと指摘されたことはあるだろうか。
 
間違いなく僕は手を挙げる。小・中・高と関西に住んでいたことも影響しているのだろうか。しゃべることがもともと好きだ。しゃべりすぎと指摘されると途端にしゃべれなくなり、友人からは「しゃべりだしたら止まらない、黙りだしたらしゃべらない」と揶揄されることも。一般的に女性のほうが男性よりおしゃべり好きとよく言われるが、女性から「よくしゃべるねぇ」とあきれられたこともあった気がする。ビジネスでも、しゃべりすぎで研修・会議その他、時間を意識していても「押す」のは常だ。冷や汗と常に隣り合わせ。
 
もちろん書くほうも。提案書や報告書でも、メールでも、まぁ僕の作るドキュメントは軒並み量が多い。書くことが多いから、当然結果的に時間がかかり残業が多くなる。その後上司や先輩から「多すぎて何が言いたいかわかりにくいから減らして」と言われ、またそのために残業。見事な悪循環体質だ。
 
年末年始に受講したライティング・ゼミ冬休み集中コース。課題として提出した文章のフィードバックにもそのことが指摘されることが。「いろんなことを書きすぎ」と。
ずっといろんな人から言われてるからわかってるんだよ…… それをどう直していくかのイメージがまだわいていないんだよ…… どうしたらいいんだろう……
スタッフやゼミの学友にもこんな風に話していた。相談、いや、単に言い訳を繰り返していただけか。
講義の中で何度も「量をこなすことで体得できる」ということを常に言われていたし、書くようにはしていた。しかし、自分で書いて読み返すと自分でフィードバックの内容が予想できる。後半は途中で挫折することだらけになった。結果的に、途中まで書いても課題を提出することが一気に減った。
 
最初はなんとなく受講した年末年始のライティング・ゼミであったが、もう諦めよう、とはならなかった。できない自分が悔しい。意地でもライティングを体得してやる。書きすぎだけでなく、しゃべりすぎ解消にもつながるはず。いいしゃべり、書きにつながるはず。
 
そんな中、書店のビジネス書コーナーで僕にピッタリではないかという本が目に留まった。
その場でパラパラ中を覗いてみると、本の最初のほうに書かれた「文書が長くなる理由」が目に留まった。理由の1つに驚くことが書いてあった。
 
「あなたが真面目で、能力が高いから」
 
ん? 能力がないから文章が長くなるんじゃないの? どういうこと?
もうこの時点で見事に引き込まれた。もう購入フラグがこの段階で立った。
 
5分経たないうちに「カバーをお願いします、袋はいりません」とレジの前で言っている僕がいた。買った本のタイトルは『言葉ダイエット』である。この本が僕にとって大当たりだったことは言うまでもない。今僕の『言葉ダイエット』には、たくさんの赤線と書き込みがある。
 
著者がコピーライターという言葉を生業としている方だけあってか、もうシンプルに読みやすい。「まとめ」がいたるところにちりばめられているので、理解を確認しながら読み進められる。モノトーンでなく、黄色が入っているのもよい。文字も(いい意味で)そんなに詰まっていないので、気合を入れて読まなければいけないということもない。
何よりもよいのはテクニックとともに、それを使うBefore/Afterが例示されていることだ。ダメな例文が紹介されそれを直すと…… という展開が中心になっている。例示される文書の種類も様々だ。マーケティングの文章、顧客とのメール、企画書、エントリーシート、コラムなど、どこかで自分の生活に関わるようなもの。関係ないやとなりにくい。
 
またタイトルは『言葉ダイエット』であるが、単に言葉を減らすだけの本ではない。「おもしろい」文章の書き方などにも言及されている。言葉を減らすことが目的ではなく、相手に読んでもらう、伝えることが徹底して意識されているからなのか。僕なんかの想像を軽く超えてくる。さすがプロのコピーライター。勘弁してくれ。僕の弱いところを片っ端から突いてくる。いろんな「わかったつもり」に気付かされ、そんなときはこうしたらいいよ、というところまで提示してくれている。診断で終わらずちゃんと処方箋まで出してくれる。いや、まいった。至れり尽くせり。
 
ここまでお膳立てされているとすれば、もうやるしかない。
処方箋を出されても、薬をちゃんと飲まないと病気は治らない。
 
最近はライティング・ゼミでとったノートとともに『言葉ダイエット』を傍らに置いて、文章を書くことにしている。まだまだできていないところがたくさんあるし、しゃべるところは書くことができてからだ。今、1か月前にライティング課題でモヤモヤし続けていた僕はもういない。視界は良好、まずは進むだけだ。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2020-02-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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