痩男が1年で体重が7キロ増えた2つのハッピープログラム
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:オリベツカサ(ライティング・ゼミ平日コース)
「次の方こちらの体重計に乗ってください」
健康診断に行ってきた。
体重を計るのは余程の違和感がない限り1年に1回になっている。この1年も違和感はなかった。どちらかというと健康だった。
「65kgです」と言われた。
聞き間違いと思ったので「65kgですか」と聞いてみた。
「65kgです」ともう1回言われた。
そんなに増えていたのかと思った。
1年前は58kgだった。痩せすぎだった。2年前は60kgだった。2kg減ったときはショックだった。痩せすぎなのにさらに2kg減っていたからだ。ちなみに身長は175cmだ。175cmでこの体重は痩せすぎだ。
1年前は健康に体重が増える方法をいろんな人に質問した。しかし「痩せる方法を聞く人はいるけど増える方法なんて食べればいいんじゃない」という人が多かった。人と比べてもたくさん食べる方なのに体重は増えなかった。痩せの大食いだった。
インターネットで検索してもダイエットの方法やグッズやサプリは山ほど出てくるのに太る方法は見つからなかった。健康的に太る方法を探している人も世の中にはいるんだと思うけど見つからなかった。きっとお金にならないからだろう。
体重が7kg増えてこの1年のことを振り返ってみた。今までの人生で体重が3kg増えるときは不健康なときだった。体の動きも脳の動きも鈍くなって太りたくないと思っていた。しかしこの1年は体の動きが鈍いと感じたことはない。どちらかというと快適だった。
スポーツジムに行ったわけでもない。いつか行きたいなとは思っていたけど実現していなかった。
どんな理由で体重が増えてのか自分でも分析してスッキリしたかった。分析できれば健康的に太れるのだ。
分析した結果2つのことが思い浮かんできた。そしてこの組み合わせで体重が増えたんだと思った。
1つ目は子供の抱っこだ。この1年で子供は1歳から2歳になった。子供の体重は8kgから12kgになった。そういえばこの10kg前後の重さを毎日抱っこしていた。鉄アレーだったら3日坊主に終わっていたはずだ。
子供は泣いたり甘えたりしながら「抱っこ抱っこ」と言ってくる。こちらも抱っこしていて楽しかった。あるときは電車の中で子供が寝てしまい駅から家までの道のりを抱っこした。10kgを抱っこして歩くのはなかなか大変だ。あるときはこちらから「抱っこしたい人」と聞いて子供がよろこぶのを楽しんだ。
抱っこするときは瞬時に力が入るので筋力もついたんだと思う。子供の笑顔も見れてよかった。自然にやったことだけどこれが理由の1つだと思う。
2つ目は食事だ。自宅で食事をすることが多いことが理由だと思った。妻も昼は働いている。子供は保育園に行っている。朝はみんなバタバタしている。家族がゆっくりそろうのは夜しかない。なので夜の食事時間が貴重になっていた。料理は妻の担当だ。これが普通においしい。妻の料理がおいしいからだと言いたいところだが分析の結果体重が増えたのは違う理由がある。おかずがおいしいのはサブ的な要素だ。
自宅でおいしい食事をするために米にこだわっている。こだわっているといっても買うときに普通の米より5kgで200円くらい高いものを買っている。ホームセンターでおいしいブランド米を見つけてからその米のファンになった。普段の買物は少しでも安いものを買っているけどお米だけは200円の贅沢をしている。200円プラスでこのおいしさでならかなりお得だ。店頭ではこのおいしさを知らないのか、もしくはより安いものがいいのか、安いものから売れている。
このおいしい米をもりもり食べたのが2つ目の理由だ。米のブランドは「さがびより」で特Aランクで最高評価だ。
1年で体重が7キロ増えた2つのことを考えるとこれはかなり幸せなハッピープログラムだなと思った。計画してやったわけではない。しかし幸福感がかなりある。
「運動をした方がいい」「筋トレしたらいいよ」「もっと食べないといけないよ」と言われていたことを自然とやっていた。
このハッピープログラムはインターネットでは出てこないなと思った。同じような経験をしている人はいるかもしれない。しかし検索しにくい。この出来事は「健康的に太る」という検索では出てこないのだ。しかもお金に直接的につながることでもないしサプリでもない。
たまたまだったけどいい結果を得ることができた。
身長175cm体重65kg。もうすぐ標準体重になる。
ダイエットして痩せたい人が世の中に多い中で嫌味な話だったかもしれない。だけど痩せて悩んでいる人もここにいるのだ。
体調もいいのでこのまま体重を維持していきたい。2つのハッピープログラムも続けていきたい。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
★10月末まで10%OFF!【2022年12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《土曜コース》」
天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら
天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
天狼院書店「プレイアトレ土浦店」 〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
【天狼院書店へのお問い合わせ】
【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。