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月に300冊なんてどうすりゃ読めるのさ?


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記事:星永俊太郎 (リーディング倶楽部)
 
 
普段は仕事や日常に追われ、なかなかやりたいことをやる時間がない。
 
「ああ、時間さえあれば」
 
そう思いながら過ごしてる人は多いんじゃないだろうか。
 
で、ゴールデンウィーク。
 
例年なら、家族サービスでどこに行こうか? どこに遊びに行く? なんて慌ただしい日々だが、今年は新型コロナウイルスの影響で自粛期間。誰に遠慮することなく、自宅に、なんなら自室に籠もることができる。インドア派にはありがたい休みだ。
 
「よし! 思う存分好きなことをしよう! 積読を読むぞ!」
 
最初こそ、意気込むものの、時間が立つにつれて焦りだす。
 
「やばい、何もしてないのに時間は経っていく。何をしたら生産的にすごせるんだろう?」
 
時間がない時には必要最小限しかしないのに、いざ時間が有ると普段はしないような部屋の片付けやら、普段疲れてるからってお昼寝したら一日が終わってたりして、やろうと思ったことは全然進んでない。
 
そんなときに、「積読読むぞ!」と思っても、
 
「そもそも、この本を読んだからって何かが身につくのだろうか……」
 
なんて、疑いの気持ちが先に立ち、気持ちよく読み進められない。結果的に、せっかくの長期の休みを心の底からは楽しめていない自分がいた。
 
そんなときに、目にした本が「読書の技法(東洋経済新報社)」佐藤優(著)だった。
 
この佐藤優さん、元外務省主任分析官でロシア外交の最前線で活躍されていた方だ。なんだかものすごい読書家でかしこい方といった印象が強く、
 
「そんな人の書いた本なんて読んでも凡人の役には立たないだろうな」
 
という思いと、逆に
 
「そんな人の読書術について知りたい!」
 
という思いの間で揺れ動いた。だって、本の帯に書いてある言葉が
 
「月平均300冊、多い月は500冊以上」
 
だもの。
 
「いやいや、無理無理ムリムリ!」
 
ってなるでしょ? でももしかしたら一つくらい凡人でも使える技があるかもしれない。ちらっと見て無理ならやめたらいいか、と読み始めた。
 
それで、それだけの本を読むんだから、如何に速読するかって話かと思ったら違ってた。
 
「熟読している本は月に平均4〜5冊」
 
えっ? 熟読するの? でも、月300〜500冊読むうちのたったの4〜5冊?
 
「速読の目的は、読まなくてもよい本をはじき出すこと」
 
えっ? 速読って速く読むことが速読の目的じゃなかったんだ!
 
ちなみに、私の速読のイメージは、よく本に書いてあるような「目次を見て、読む目的をもって、必要な箇所だけ読め」みたいなものだと思ってた。でも、これも違ってた。
 
「速読する場合、その本に書かれている内容についての基礎知識がなければ、そもそも読書にならない」
 
目からウロコだった。
 
ただ単に、パラパラめくってキーワードだけを目に入れるのが速読なんだと思ってた。違ったんだ。なるほど。基礎知識があるからこそ、知っているところは飛ばして、知らないところだけを読むことで速く読むことが出来るって話だったんだ。
 
速読をするためには、基礎知識が必要で、多ければ多いほど速読できる本が増えていくわけだ。
 
だからこそ、この本では、基礎知識を増やすための方法についても説明されている。
 
すなわち、基礎知識の欠損部分をどう見つけ、どう補うかについて。具体的には「世界史・日本史・政治・経済・国語・数学」それぞれについて説明されている。
 
例えば「国語」については「知識や情報の活用に大切な論理的思考能力」と定義している。
 
佐藤優さんも受験生時代には「現代文は感覚や経験で解く」と考えていたらしいが、実は違うという。私も受験生時代には、現代文は特に何もしなくても比較的良い点数が取れていたため、特に論理的思考能力だなんて考えたこともなかった。
 
佐藤優さんが現代文の学習参考書を買い集め研究したところ、ほとんどん参考書はビジネスパーソンの仕事に直接役立つわけではなかったが、とある参考書についてだけは
 
「この参考書に真剣に取り組めば、仕事で使う文章の読解力が飛躍的に向上する」
 
と紹介されていた。さっそく「読解力、飛躍的に向上させたいです!」と注文してしまった。
 
また、佐藤優さんは小説や漫画も読まれるらしいが、我々には見えないものが見えるらしい。
 
別にオカルトでもスピリチュアルでもなく、広く深い基礎知識があることで、単なるエンターテインメントとしてだけでなく、全く別の解釈もできるそうなのだ。
 
例えば村上春樹さんの「1Q84」についてもこんな風に書かれている。
 
「エンターテインメント小説として面白く、同時に考えるヒントも与えてくれる優れた実用書と受け止めている」
 
私も184Qは途中まで読んだが、なにか実用書的な話あっただろうか? 首を傾げてしまう。佐藤優さんによると1つの月の「1984」と2つの月の「1Q84」というのは、現実に存在するまったく別の話にも当てはめて考えられるという。
 
まるでワトソン医師の気分だ。
 
「ホームズ、どういうことか説明してくれよ」
 
と、思考の流れを解説してもらわなければ到底たどり着けない解釈だ。でも、見える人には見えるのだ。
 
私もできることならば、ホームズの見ている世界を少しでも見られるようになりたい。
 
そこにたどり着くにはどれだけの基礎知識を入れないといけないのかわからないが、まずは注文した「現代文」の参考書に取り組んでみよう。やり終えたときの自分の「論理的思考」「読解力」がどうなってるのか、楽しみで仕方がない。
 
成長したい、でも、何をどう学んだらいいのか? と悶々としている方にとっては佐藤優さんの「読書の技法」は、今後の道標になるかもしれません。 いかがでしょうか?
 
 
 
 
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2020-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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