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チーム天狼院

【京都天狼院通信Vol 10:「ゲーム・オブ・スローンズ」に出会った夜】


*この記事は、「ライティング・ゼミ」を受講したスタッフが書いたものです。

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記事:池田瑠里子(チーム天狼院)

池田さんって、戦闘能力高いよね。

 

そう言われることが、天狼院にきてから特に多い。

バリバリ仕事をしている(?)姿。歯に衣着せぬ物言い。好き嫌いはしっかりしていて、気が強い女。

 

確かに私は、周りからみたら、戦闘力抜群の女に見えるかもしれない。

でも私は、見た目と違い、本当はとっても弱い人間だ。

精神的にも脆いのだが、それはまた今度の話として、今日は体力の話。

他の人が思っている以上に、私は基礎体力が全くない。

前回ちらっと書いたが、そもそも食が細いのが原因の一つではあるかとは思う。

ただ、本当に自分でも嫌になるくらい、体が弱いのだ。

それでも、せめて人並みに戦おうとすると、ぷつんと糸が切れたように、全く力を発揮できなくなることがある。

発揮できないどころか、貧血で倒れたり、思うように体が動かず休日にずっと寝てしまったり。

 

実は先日の休日も1日寝たきりの、堕落した生活を送ってしまった。

ベッドでだらだら、こたつでだらだら……。

では、そんな堕落した休日が悪いものかというと、そうでもないのだ。

 

私は、その休日で、大きな収穫を得た。

ぷつんと切れた系の合間に、とうとう「ゲーム・オブ・スローンズ」というドラマに出会ったのだ。

 

「ゲーム・オブ・スローンズ」。

みなさんはご存知だろうか?
 
私は、店主三浦が絶賛していたり、周りの海外ドラマが大好きな人がよく話に挙げていたので、耳にしたことはある、くらいのレベルで知っていた。

「死ぬほど面白いドラマだ」と。

確かに話は聞いていて、面白そうだなと思ってはいたのだが、私は昔から連続ドラマというものが苦手で、

(続きが気になってしまうし、一話見逃したら次見る気がなくなってしまうし、何より長い!)

どうしても見る最初の一歩を踏み出せず、ここまでやってきた。

 

ただ、どうしようもなく体が動かなくても頭は動く休日には、ぼーっと何かを眺めたい欲求はある。

我が家にはテレビがなく(インテリアとして邪魔だから、線を抜いて押し入れにしまってしまった)、ラジオももちろんなく、だからといって読書するまで頭が働いていなかったため、

仕方ないのでAmazonプライムで映画でも見よう、と画面を開いたら、このドラマがちょうどプライムで無料で見られることを知り、何気なく時間潰しに見始めたのだ。

 

が!!

 

これが、本当に、死ぬほど面白いドラマなのだ。

(今まで勧めてくれたのにずっと見ていなくて、みなさますみません。もっと早く見ればよかったです。)

 

このドラマは、簡単にいうと中世ヨーロッパのような国(地域)が舞台。ドラゴンや黒魔術があったりするファンタジーなのだが、ドラマの内容としては、その国の権力争いの模様を描いたドラマである。

だから人がバンバン死ぬし、残虐、残酷なシーンもたくさん。

戦闘、策略、謀略、裏切り……そういった戦争の一面が全面に出たドラマとなっている。(途中途中で恋愛も絡んでくるが)

 

まず、驚くべきは、「これ本当にドラマ?!」と思うクオリティの高さ。

日本のドラマも面白いと思うけれど(私は連続ドラマというよりも、一話完結の刑事ものとかが好きだ、「相棒」とか)、びっくりするくらい壮大なストーリーとまるでハリウッド映画を見ているようなスケールの大きさ……。

いったいこの一話を作るのにどれだけお金をかけたんだろう、と素直に思う壮大さにまず目を疑った。

一話目から、かなりグロテスクなシーンも満載なのだが(そういったのが苦手な人は目を背けたくなるような表現が多々……)これはどういう技術を使って撮っているのだろうと思われるものばかり。

私は「ロード・オブ・ザ・リング」が大好きなのだが、あのクオリティのようなものがドラマで楽しめるなんて! と一話目から感動しっぱなしだった。

 

そして、これは若干職業病だが、カラーグレーディングの勉強にもなるなと。

動画として、画面の色使いが絶妙なのだ(プロだから当たり前)。

最近天狼院の動画ゼミで習ったカラーグレーディングの授業を思い出してしまうような画面転換。そして色合い。

一体これは、元の映像にどれだけ色を重ねているのだろうと考えると、カラーリストの仕事にも興味が湧いてきてしまう。

 

そんな風に「映像」自体も楽しめるのだが、それだけではない。

むしろ一番このドラマの面白いところは、キャラクターの人間味、複雑さだと思う。

 

このドラマを見たことがある方ならご存知だと思うが、

「ゲーム・オブ・スローンズ」では、びっくりするほど登場人物が多い。

もう最初は、一体誰が誰だか、名前はもちろんのこと、誰がどの家なのか、どっちの味方なのか関係性もわからなくなってしまうほど。

さらに、明確な主人公がおらず、主要人物の視点で、どんどん場面が移り変わっていくのが特徴だ。

たとえば私が好きな「ロード・オブ・ザ・リング」はフロド・バギンズが主人公だと明確に言い切れるが(最終的にサム・ワイズが隠れた主人公だったなと思うが)、

「ゲーム・オブ・スローンズ」はそういった「主人公」がたくさんいる。

だからこそ、場面転換がどんどん変わっていく。

 

そして、それに付随して、これもまたびっくりするほど簡単に人が死ぬ。

前話までかなり主要キャラだと思っていた人が、次の話で簡単に退場していってしまうのだ。

ではそこの表現が適当か、投げやりに退場させているのかというとそうではない。

フロドの(というかビルボの)言葉を借りれば、「演じきったから退場する」という感じで、

そこのそれぞれの主要人物たちのドラマが本当に深いのだ。

 

めちゃくちゃむかつくキャラ、悪党みたいなキャラも多いのだが、だからといって、一概に悪とは言い切れない。

そもそもそれぞれの人の価値観は、それぞれの人によって違うんだ、ということを思い知らされるような、多彩なキャラクターと視点で物語が進んでいく。

誰が、絶対に正しく、悪を断罪できるか、ということが言えないドラマになっている。

 

そもそも、私たちは、何を正義として、何を正しいとして生きているだろうかと思う。

私にとって正義なことが、隣の人にとって正義とは限らない。

自分が正しいと思ってしていることが、人によっては悪になることもあることは、みんなよく知っていることだと思う。

それでも、私たち人間は、どうしても自分が信じるものを、正義だと、正しいと信じたくなってしまう。

その信じるものは自分のアイデンティティでもあるから、それを死ぬ気で守ろうとする。

私たちは、それがとても醜いことであり、同時に美しいことでもあることを、心のどこかで知っているのだと思うのだ。

それでも、こういったドラマを見て、様々な思惑を抱き、人に対する憎しみをぶつけたり、逆に抱え込んだり、悩んだり、誰かをただ愛したり、そういった人々の姿を見ると、

それが確かに作られたものだとわかっていても、確かにそうだよな、と、自分の胸に手を当てて、考える機会にもなるのだなと実感する。

 

いやー、本当に面白く、勉強になり、興味深いドラマである。

まだシーズンの途中まで見れていないのだが、面白いミステリーを読んでいるときのように中毒のようになって止まらない。

きっと最後まで簡単に私は見てしまうのだろうなと思う。

そんなことを考え、また新しい世界を知ることが出来たのだから、堕落した休日も、ない基礎体力も悪いものではない。

そうやって自己肯定しながら、でももう少し、世の中を生き残るために、戦闘能力の高い女にならないとな……。

そんなことを思う夜である。

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