チーム天狼院

【ネタバレ注意】実写版「バクマン。」がマジで冗談抜きに今年一番くらい面白すぎて吐きそうだった件。【感想】《川代ノート》


 

スクリーンショット 2015-10-09 11.23.00

こんにちは川代です。

いやー、まじでもうね、指のふるえがとまりません。
映画館で見てからもう丸二日たってるんですけどまだ余韻さめやらず。ずっとバクマンのこと考えてます。ずっとサカナクションの「新宝島」ききながら物思いにふけってます。奇跡のメガネ男子神木キュンコミュ症の童貞こじらせた佐藤健の勇姿をずっと脳内再生してます。もう離れないよ。忘れらんないよ……。ああ今すぐもう一回映画館の大画面で見たい。

まじで、もう、本当に、それくらい、よかった。

夜更かしはできない、本当に寝るの大好きなわたしが、寝る間もおしくてすぐにこの興奮を文章に残しておきたくて、家に帰ってから速攻でぶわあーーーと感想を書きなぐり。なんとかして、とにかく、なんとかしてこの熱量を、忘れないうちに、さめないうちに残しておかなければならない。
この「バクマン」という映画のすばらしさを語り尽くせるうちに語り尽くしておかなきゃならない。

そういう衝動というか、焦りにおそわれるくらい、本当に、本当に、よかったというか、もうそういうレベルじゃなく、まじでサイコーでした。新宝島も映画終わった直後にiTunesで買っちゃいましたよ。

見たばっかりですけど、もう見たいもん。また見たい。あと5回くらいは見たい。エンドロール終わった瞬間にもう「もっかいはじめから見たいいいいいいい」ってなってましたよ冗談抜きに。「実写映画にしてはマシ」とかそういうレベルじゃないんですよ。本当に邦画として傑作だと思う。
あのね、こう言っちゃなんですけど、わたし、映画をここまで絶賛することないんですよ。結構みんながハマってるのでも「うーん微妙」となることも多く。評論家とかがすすめる映画でも意味がわからなくて「ん?」ってなること結構あるんですよね。ハリーポッターとかもキャラクター多すぎておぼえらんなくて普通の人なら「うわーーーーーー!! まさかあの伏線がここにつながるなんてーーー!!!」ってドキドキするところを、わたしは「ん? これ何? なんでちょっと『ドヒャー』みたいな演出になってんの?」みたいな感じで、理解できなくて面白さがわからないってこと結構あるんです。だから自分が確実に面白いとわかってる映画を見つけると何度もリピートして見るし、それこそ大好きなジブリとかはセリフ暗記してものまねできるようになるくらい見ます。
スクリーンで観るとなるともっぱら洋画。高いお金はらって映画館に行くことも、本当に見たいと思ったときくらいで。最近社会人になったから1800円になっちゃったし。結構大きな出費ですよ。

でもね、このバクマンはね、本当に、1800円どころじゃない。まじで本当によかったの。やばいの。あーもうこうして今新宝島きいているあいだにも思い出して泣きそう。これはDVD買ってもいいかもしれない。ていうか買うわ。予約するわ。いつから予約できるんですか東宝さん。
と、ここまで興奮を書いてきてようやく気持ちが落ち着いてきたので、やっと本編について書こうと思います。

ここから先はネタバレありなので、見ていない方は自己責任でお願いします。てゆーかみてない人は観て!! そしてラインして!! お願い!! 語り合おう!! 今まわりで観てる人全然いないから語れなくて寂しいの。
ちなみにわたしは原作は連載してたときに最後まで読んでますが、結構内容忘れてます。原作ファンの方は不快になる方もいるかもなので、ご注意を。

① キャスト

実写映画で一番問題になるのはキャストですよね。最近では漫画の実写化も増えてますけど、だいたいが失敗だ、なんで高い金かけてやったんだとネットでは大バッシングされますよね。最近だと進撃の巨人が酷評されて話題になってましたけども(わたしは見てませんが)、まあとにかく原作の人気が確立されているものを実写化するのってかなりハードル高いんです。日本にはコスプレっていう文化があることもあって、「全然似てない」「イメージと違う」「もっとクオリティ高いレイヤーさんいる」とか言われるし。おかげで役者がバッシングされることも結構ある。

だからわたしバクマン実写化を最初きいたときも「えー」って感じだったんですよ。ぶっちゃけ、はじめにバクマン主役ふたりの配役が神木隆之介と佐藤健ってニュースで見たときのはじめの感想は

「サイコーとシュージンの配役逆ーーーーー!!!」

これね。わたしのまわりの人もみんな言ってたけど、なんで神木キュンがサイコーじゃないのかと。どうみても逆だろと。おかしいだろと。思いました、思いましたとも。あのかわいい神木キュンが秀才のシュージン!? イケメン佐藤健が漫画描くの!? いやいやおかしい、無理、あわないって。

でもね、もう、映画はじまった瞬間、わたし、そうおもっていた自分を恥じました。

いる、いる、いるよ!!! シュージンがいるよ!!! ここに!!!!!

茶髪でヘッドホンつけて眼鏡かけてる神木キュンのなんとかわいらしいことか。それはたしかに漫画のなかのシュージンの見た目とは違うし、おそらく本当に漫画の中のシュージンを正確に実写化するなら、もっとしゅっとした顔で背が高くて、切れ長の目で……みたいな感じだと思うんです。丸い美少年らしい見た目の神木キュンは合わないと思いました。

でも神木キュンはやっぱりやってくれた! まじでやってくれた。イメージとは違ったけど、たしかにシュージンがスクリーンにいたんです。明るく漫画やりたい! と熱く語り、物語を考えるシュージン、本当に神木くんでよかったと思いました。

じゃあ佐藤健のサイコーは微妙だったのかというと、まったくそんなことはなく、サイコーも本当にその名の通りサイコーでした。まじで。だじゃれになるけど本当にサイコーだったの。

漫画とは結構キャラも性格も変えてて、漫画の冷静でおとなしいイケメンって感じじゃなくコミュ症のいかにもオタクみたいな感じになってたけど、でも、あのイケメン代表みたいな佐藤健がよくここまでキモくなれるなと本当に感心しましたよわたしは。だって走り方とかペンの持ち方とかしゃべりかたとかテレビに小豆が出てきたときの「あ、かわいい」の言い方とか、小豆さんのおっぱいを描いてたんだけどどうしても乳首は描けないところとかさ、本当に佐藤健? って感じだったもん。役者さんってすごいですよね。

原作を忠実にそっくりそのまま映像にする、という意味ではたしかにふたりとも違ったから、そういう実写化を求める人からすれば満足いかないかもしれないけど、わたしは本当にこのメインキャストふたりが神木くんと佐藤健でよかったと思いました。ふたりの掛け合いと友情があまりに可愛らしすぎて感動して、わたし今までBLとかまったく興味なかったけど、あやうく新しい扉を開きそうになりました。この映画でかんぺきファンになりましたよ。またこのコンビで映画やってほしいなあ。

で、このふたりのほかにもサイコーだったのが、なんといっても新妻エイジ!!! いやー、さすが実力派と呼ばれる染谷くん。すごいですね、まじで。

おるわ、新妻エイジ存在してるわ……!!! って本当鳥肌立った。すごかった。ビューンとかどーんとか口で言いながら漫画描くちょっと頭おかしい天才の役とか、まさに漫画の世界にはいるけど現実にはいない、キャラ立ちしすぎてるキャラなんて、ハードル高すぎると思うのに、まっっっっっっっっっっったく違和感がなかった。エイジもやはり原作とは少し変えて、結構好戦的な「ザ・ライバル」って感じになってたけど、映画のエイジもとがってていいですね。原作はかわいい天然の男の子って感じだったけど、映画のエイジはもっと狂気じみててよかった。

それにしてもわたしが感動したのは、倒れたサイコーと新人作家たちが集まって原稿やってるところにエイジがやってきたところですよ!!! まさに友情、努力、勝利で、福田さんをはじめとした新人作家仲間が集まって原稿をせっせとやってたんだけど、結局あと少し、というところでサイコーが具合悪くなって、「もうだめかも……」となってたところにやってきたエイジの場面!!

「言ったでしょ、僕の方がうまくかけるって」(うろ覚え)
「やめてください。これは俺の漫画だ。俺の漫画を俺よりうまくかけるやつがいるわけない」(うろ覚え)

ってなって、えええひどいエイジなんでそんな泣きっ面に蜂の大群けしかけるみたいなことするの……!? って思って内心「キイーーーーーエイジめーーーーー覚えてろおおおお」って超バッシングしてたら振り向いたエイジが

「待ってますから。ジャンプで」(うろ覚え)

ってなって

キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! エイジーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!! 

って超高速で手のひら返ししました。本当に興奮して口押さえて震えてました。鼻血出して吐きそうだったわ。
本当友情、努力、勝利ってサイコーだね。うん。エイジのあれも友情だよね。ライバルっていいよな!!!

他にも小豆さんも超かわいいし編集長のリリーさんもすごい合ってるし新人作家たちもそっくりだし服部さんも原作とは違ったけど編集者っぽくて胸熱でした。本当書ききれないけどみんなぴったりだった!

本当実写映画ってこれでいいんだよなと思いました。別に原作そっくりにしてくれなくてもいいし、むしろそれだとコスプレになっちゃうしね。コスプレだとむしろなんか興ざめするんですよね。だから実写だからこそできるキャラ作りというか、とにかく違和感なければいいんですよ。あと原作へのリスペクトとか愛情が感じられれば、大バッシングされることもなくなるんじゃないかなあ。

② ジャンプの小ネタ

ジャンプのネタが多いことは原作も読んでたし知ってたんですが、まさかこれほどに多いとは。笑
まず映画開始直後から、編集部の服部さんのデスクにあったデスノートのリュークのフィギュアにニヤニヤし、少年ジャンプの紹介で出てきたドラゴンボール、ワンピース、ナルト、銀魂、ハンターハンターにニヤニヤし、新人作家の中井さんがやってるスラダンの安西先生のマネで爆笑し、「尾田栄一郎先生の家には川が流れていて……」でええっ!? マジ!? と驚き、さらには「主人公が早く死ぬのもめずらしくない。進撃の巨人では一巻の終わりで主人公が食べられています」(うろ覚え)というシュージンのセリフに劇場はどよっとざわついてました。ちゃんと原作が連載してたときの時間設定から、今の時間設定になってて、流行ってる漫画も新しくなってましたね。小豆さんとの連絡もラインだったしね。

で、こういう小ネタをちりばめてジャンプ読者を喜ばせておいて、最後のエンドロールはずるい。ずるいよ。あれはもう泣くしかないでしょ。興奮するしかないでしょ。
なんなんですかあのエンドロールは。たぶんわたしが今まで見たエンドロールの中で一番すばらしかった。ちなみにこれまでの暫定一位エンドロールは、夕子と杉村の小さなラブストーリーが垣間見える「耳をすませば」だったけど、それを越しましたね。

「音響助手100%」(だっけ?)なんてずるすぎるよ……!!!!! 泣くしかないじゃないですかあんなの。中学のときいちご100%を読んで悶絶した青春を思い出しました。
漫画でのキャスト紹介が終わって、はじめに漫画がずらりと並んだ本棚がでてきたときはわからなくて。あれ? なんでスタッフロール流さないんだろう? と思ってたんですよ。でも途中で、「あ!!!!」って気がついた。
わたしの好きなハンターハンターもテニプリも全部ありましたね。もちろんデスノートも、バクマンも。本当あれはスタッフからのジャンプ読者、漫画好きへの愛情を感じました。すげーよまじで。エンドロールになったと思ってそそくさと帰ってる人いたけど、「お前あほかああああああああああ!!!!」と首根っこつかんで引き戻してやりたくなった。

で、興奮して映画終わったあとも余韻にひたりたくてテレビCMとか見るでしょ。そしたらなんとルフィに悟空にキン肉マン、ジャンプの主人公たちの声で宣伝してたじゃないですか。テレビ全然見ないから知らなかったよ。
CM見ただけで泣ける映画とかはじめてですよ。もーどこまでお客さんを喜ばせたら気がすむのこの映画スタッフたちは。ありがとう大好き愛してます。

↓↓↓オリコンさんがそのCMまとめてくれてます。

 

 

 

③ 映像

あとなんといっても映像ね。これもすばらしかった。
漫画描いてる映画だから、普通にやれば机に向かってカリカリやってるだけの地味な絵面になるはずなのに、臨場感がすごい。とくにエイジとのバトルシーンは最高でした!! 漫画の中の世界でどーんとバトルしてるのはやっぱり「ジャンプ」だなと。バクマンもジャンプで連載してるときは他のワンピースとかの漫画に比べると邪道っぽかったけど、なんだかんだ友情、努力、勝利を突き通してる王道漫画ですよね……。
もう途中から映画観てるって感覚がなくて、「新しい何か」の中にトリップしてるみたいに感じてました。
プロジェクションマッピングも本当に自分まで二次元の世界に入っちゃったみたいで、楽しかった。とことん見ている人を飽きさせない工夫してるなあと思いました。

④ストーリー

最後にストーリー。原作とは結構変えられてたけど、個人的にはね、本当に個人的にはだけど、あの話のまとめ方というか終わり方もなんだかスラムダンクを思い出してニヤニヤしました。「この世は金と知恵」が限界突破して盛り上がってアンケート一位とったけど、結局それで失速して打ち切りになった。っていう終わり方がなんか、スラダンの終わりで湘北高校が山王戦でありえない力出して勝ったけど、そのあとの試合でアッサリ負けちゃった、って結末を思い出させたんですよね……。いや勝手な思い込みかもしれないけどさ。

あの終わり方だと悪く言うと知り切れトンボみたいで、完璧なハッピーエンドじゃなくてイマイチって言う人もいるかもしれないけど、わたしはあの切ないような悔しいような、でもちょっと大人になったような終わり方が、もんのすごく好きです。

絶対ハッピーエンドで終わるだろうと思ってたけど、だめだった。そううまくはいかなかった、みたいな。
夢はそう簡単には叶わない。いくら「友情」「努力」があっても「勝利」はそう簡単には掴めないんですよねー、現実の世界では。

漫画家になろうと決めて、賞をとって、連載をもらって、アンケート一位になって。
命かけて漫画描いて、病気になってでも描いて、辛くて、でもそれでもやっぱり漫画描くのは本当に楽しくて、上に行けば行くほど、上が見えてくる。
でももちろん人生はとんとん拍子にはいかない。
どんなに頑張っていてもふとした瞬間にぽろっと、簡単に、挫折してしまう時もある。
絶対に大丈夫だろうと思っていたことが、いきなりだめになるときもある。
まわりがどんどん変わっていって、自分よりもずっと先を歩いている気がして、自分だけが遅れている気がして。
早く成功したいのに、成功をつかむために努力しているのに、やっぱりそう簡単には、夢は叶わない。一番にはなれないんです。簡単には。
そういう挫折や失敗や、いろいろなはずかしいことを繰り返して、ほとんどの人は大人になっていく。社会に適応し、「大人」と呼ばれる人になっていく。
ほとんどの人は。

でもそれでも、自分たちは夢を見続けようと、サイコーとシュージンに言われたような気がします。

さまざまなことを経験して、知識も増えて、酸いも甘いもわかっていって、そうやって大人になっていくことが普通で、正しいことのように思える。夢は簡単には叶わない。現実見た方がいいのかなとも思う。連載は打ち切り、高校卒業して進路も決まってなくて、無職になっちゃった。さあどうする。

でも彼らは映画の終わりで、「また面白い漫画思いついたんだけど」と次を見てました。挫折をしてもやっぱり夢を見続けた。子供っぽくて青臭くて、現実見れてなくて。でもそれこそが本当にいかにも「少年ジャンプ」らしくて。

で、なんかもう、それを見てたらいてもたってもいられなくなって、こうして感情と熱にうながされるまま、指がこの熱量と頭に全然ついていけないもどかしさを感じながら、わたしはキーボードをぱたぱた叩いているわけです。

いやー、うん、本当、そうだよな。

いろいろ、がんばらなくちゃ。

うん、がんばろうがんばろうがんばろう!!!

諦めたらそこで試合終了ですよ。

ね。本当に。

うん、今日もまたがんばろう!! 少しずつでもいいからがんばろう!!

そう思わせてくれる映画でした。

いやー、熱い思いを書いてたら本当に長くなってしまいましたが。
実写版「バクマン。」、まじで本当に鼻血が出るほどクッソ面白かったです。面白くないところがなかった。本当観客を楽しませようという気持ちにあふれてました。エンターテイメントってこういうことだよなー、愛情だよな結局、と思わされました。間違いなく今年で一番ダントツ。もしかしたら自分のなかでのベスト映画ランキングにも食い込むかも。

本当に面白かったし感動しました。

この映画を作ってくれてありがとう!!!!!
本当にありがとう!!!!
そして少年ジャンプ、わたしたちを育ててくれて、わたしたちの青春を見守ってくれてありがとう!!!!!

 

ちょっとレイトショーで店しまってたんで、とりあえずパンフ買ってきます

 

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2015-10-09 | Posted in チーム天狼院, 川代ノート

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