STUDIO天狼院

【5/5(金)5/6(土)】劇団天狼院〜TOKYO〜2017GW公演『十八歳の処女だったわたしが同い年の男子に授乳していた日々について』


——あなたはその日、「人生が変わる」瞬間の目撃者になる。

 

「内緒ですよ? 『授乳』にしましょうって、わたしが言ったんです。後悔してますよ(笑)」

そう笑っているのは、安達美和、32歳。ちょうど1年前の春、「文章力を身に付けよう」と決心し、「人生を変えるライティング教室『天狼院ライティング・ゼミ』」を受講し始めた。そこには老若男女問わず、様々な人間が集まっていた。

「小説家になりたい」「本を出したい」「文章がうまくなりたい」「何かを始めたかった」

それぞれの目標を胸に、講座で学んだ手法を生かして各々が文章を書く。週に一度、書店が掲載許可を出した記事がWEB天狼院に掲載され、その閲覧数を競い合う「メディアグランプリ」に参加することができる。

安達美和が初めて投稿した記事は『宇宙で一番可愛い並みの容姿の女の子』。

「還暦を過ぎたらセックスをしよう」と一方的な約束をして亡くなってしまった、友人であり、ライバルであり、生まれて初めて熱烈な好意を寄せてくれた男性との思い出を綴った。

その記事はたちまち多くの人に読まれ、ライターや編集として書籍を手掛ける天狼院店主・三浦の他、出版社からオファーを受けているスタッフら強豪を抑え見事第一位に。その後も高順位を獲得し続け、月間総合第三位、お客様部門では第一位を獲得。

数ヶ月後の9月には「ライティング・ゼミ プロフェッショナル」がスタート。

安達は一期生のメンバーとなり、メディアグランプリで高順位を争う他の受講生と互いに切磋琢磨し合いながら、プロを目指す覚悟を決めた。

 

そんな中、突き抜けて頭角を現したのが安達だった。

 

10月末、「今週の課題です」と安達が投稿した記事に、周囲がざわついた。

「安達美和さん、天才です。これは、小説家にならねばまずい。傑作です」

天狼院書店 店主 三浦はその作品を褒め称えた。

 

「安達さんの才能と、あと、狂ってる世界が怖かったです。
狂ってるけど、心が温かくなる……。とても心地良かったです」30代女性

 

「安達さん ほんとに面白かったです。無駄なく面白いです。私は安達さんのディテールへのこだわり、特に、仕掛けたユーモア(悔しいけど笑います)、巧まざる笑い(ほんとに思わず笑います)がすごく好きです」50代男性

 

「ため息しかでないです。正直読後、悔しさと、尊敬が入り混じった気分になりました。シリアスな本質の中に、ときおり挟み込まれるユーモアといい、表現の繊細さといい、全てが最高でした」20代 男性

 

「半端ないですね、、、
私には刺激的すぎるのにスルスルと読んでしまう、、、はあ、、参りました、、」大学生 女性

 

十八歳の処女だったわたしが同い年の男子に授乳していた日々について

彼女の投稿記事がWEB天狼院書店に掲載されると、瞬く間にバズを起こし閲覧数は16,801PVを突破。記事を読んだプロの作家にも「あの子は異能の子だ」と言わしめた。

 

2017年5月。その作品が今、安達自らの脚本、演出により演劇に生まれ変わろうとしている。

主人公を演じるのは、安達美和本人だ。

「あの作品を舞台にって言われたとき、戸惑いませんでしたか?」

そう聞かれると、彼女は頭をポリポリと掻きながら苦笑いをして答えた。

「内緒ですよ? 『授乳』にしましょうって、わたしが言ったんです」

演劇経験者の安達に、天狼院書店が「何か一緒に面白いことをやりましょう」と声をかけた。「あ、じゃあ『授乳』にしましょうか」となんの気なしに自らそう言い出したと言う。

 

「後悔していますよ(笑)」

自らの作品が舞台化されることの思いを素直にそう語る。

彼女の心の中には今、戸惑いがある。

「授乳シーン」をどう描くかではない。

柿田のモデルになった男性に対する後ろめたさを感じているからだ。

その男性こそが、安達のWEB天狼院書店での初投稿記事に登場する、彼女に熱烈な想いを告げ、数年前に亡くなってしまった彼だ。

安達と彼との共通点は演劇であり、小説家を目指していたことであり、創作に励んでいたことだ。彼は当時「君が好きだ」と言う割に、悪口と思えるような罵倒も浴びせてきたし、ブログ等で彼女について色々酷いことも書いたと言う。そして社会人になり、一度創作活動から離れていた彼女に「小説書けよ。舞台やれよ。どうせまたつまんないんだろうけどさ」と、冷たく言い放った。そして「ちゃんと書けよな。次会った時に何も創ってなかったら、マジ軽蔑するからな」目のふちを少しだけ赤くしてそう告げた翌月に、彼は亡くなった。

言いたい放題言って死んでいった彼に、お返ししてやろうと、自分も好き放題に書いた。でも、誰よりも繊細だった彼が傷つきやしないか、本当にやっていいのだろうかと後ろめたさを感じている。

それでも。

面白いと言わせたい。夢を叶える目前まで迫っていた彼に、本気を見せたい。

「頑張ったな」って、言ってもらいたい。

「ありがとう」を伝えたい。言葉にはできなかった思いを、表現したい。

心の奥底に仕舞い込んだ想いが溢れてくる。

安達美和、32歳。

ちょうど1年前の春、天狼院書店の「ライティング・ゼミ」を受講し始めた。過去の記憶を手繰り寄せ、目の前の日々を掬い集め、いくつもの記事を投稿してきた。その中で、強烈な印象を残して死んでいった、友人であり、小説家を目指すライバルであり、生まれて初めて自分に思いを寄せてくれた男性について、1年間で4つの記事を書き、投稿した。

2016年4月末、「記憶に残る強烈な人物」として彼が今も心の中で生きていることを。7月末、彼が亡くなってから初めて「会いたいなぁ」と素直に思えた日のこと。10月末、彼との思い出をベースにフィクションに仕上げることで今回の作品が生まれた。そして11月中旬に投稿された記事の中では、32歳になった彼女が26歳で亡くなった彼の墓前で手を合わせているシーンを描いた。それ以降、彼女の投稿記事に彼は登場していない。題材に選ばれる内容も、「過去」から「現在」へと変わっていった。

 

「実話ではないけれど、でも、間違いなくわたしにとっての真実を書きました」

死んでしまった彼に今の自分ができること、伝えたい思い、その全てを注ぎ込んだ。

今度は舞台の上で、もう一度彼と過ごした日々を生きる。

書くことが一人の女性を動かし、演劇に姿を変えることで、観客の心を突き動かす。

これまで延べ1,700名が受講してきた天狼院書店の「人生を変えるライティング教室『天狼院ライティング・ゼミ』」。

そこから生まれた一つの作品が、初めて原作として採用され、舞台化される。

「書くこと」が一体、どのように人生を変えていくのか。

舞台『十八歳の処女だったわたしが同い年の男子に授乳していた日々について。』

あなたはその日、「人生が変わる」瞬間の目撃者になる。

 

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劇団天狼院〜TOKYO〜 2017年 GW 公演

『十八歳の処女だったわたしが同い年の男子に授乳していた日々について』

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主宰 三浦崇典
脚本・演出 安達美和
原作 安達美和(原作記事:十八歳の処女だったわたしが同い年の男子に授乳していた日々について
キャスト:
麻生純(主人公)……安達美和
柿田……高丸弘
まいちゃん……影宮忍
ゆきちゃん……松本洋美

【公演概要】
■日時:
①5月5日(金・祝)開演 13:00(開場 12:30)定員40名
②5月6日(土)  開演 13:00(開場 12:30)定員40名

■会場:スタジオ天狼院(東京都豊島区西池袋3丁目31−10 4F)

■料金:
一般      ¥2,000
プラチナクラス ¥1,000

【チケットのご購入】
下記のPaypalボタンでの決済、または店頭でのお支払いとなります。
*Paypalにて決済された方につきましては、公演当日にチケット半券をお渡しさせていただきます。
*「プラチナクラス」価格でお申し込み希望の方は別途「プラチナクラス」へ入会頂くことが必要となります。
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*ご購入済みのチケットの払い戻しはできません。
*最下部の注意事項をよく読み、同意いただける方のみ決済にお進みください。
*ご不明な点は事務局(東京天狼院) 03-6914-3618 までお気軽にお問い合わせください。

−−−《5月5日(金・祝)13:00の回》のチケット購入をご希望の方はこちら↓−−−

【一般】《5月5日(金・祝)13:00の回》¥2,000





【プラチナクラス】《5月5日(金・祝)13:00の回》¥1,000





 

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【一般】《5月6日(土)13:00の回》¥2,000





【プラチナクラス】《5月6日(土)13:00の回》¥1,000





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〒171-0021 東京都豊島区西池袋3丁目31−10 4F
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