天狼院通信

そうか、僕は「自己啓発人」なのか《天狼院通信》


Facebookで「友だち」の方が誕生日の場合、僕はよほどのことがない限りは「おめでとう」の書き込みをする。
すると、まあ、「ありがとうございます!」で終わる人も多いのだが、不思議なほど多くの方にこうコメントを頂く。
「私も三浦さんに負けないように頑張ります!」
ん? 負けないようにって・・・・・・苦笑。
なぜか、僕は人の対抗心を煽るらしく、結構、僕には負けたくないらしい。
最初は、あれ? 僕って、結構、なめられているってことかなー笑って思っていましたが、どうも、そうではない。
なんか、あなたが清原なら私は桑田よって感じの、あなたが曙なら私は貴乃花よって感じの、スポーツマンシップに正々堂々のライバル宣言のような感じです。
心当たりはなくはない。
毎朝、
「今日も全開バリバリのフルスロットルで参りましょう」
なぞと言って自分を鼓舞しているんで、
「なにくそー! 私だって負けないさー!」
って思っても、不思議ではない。うん。
それに、僕の経歴というのは、実に大したことがない。
大学、中退✕2。
合計取得単位8。
30歳まで、ほぼフリーター。
就活経験、なし。
正社員経験、なし。
社会の敗残者、永遠のモラトリアム人間、わがまま大王、池袋の種馬、ロッキー・バルボアってリングアナウンスで続きそうなくらいに、大したことがない。
しかも、書店員である。
屈指の衰退産業出身である。
MBAとかバリバリのライフネットの岩瀬さんには絶対に勝てそうもないけれど、
慶応の先生だったジョン・キム先生には絶対に勝てそうもないけれど、
東大出身で京大で教えていた瀧本哲史さんには死んでも勝てそうもないけれど、
誰もが、僕になら勝てそうなのだ。
ポテンシャル的に、多くの人が、僕よりも上だと認識できるのだ。
しかも、なんというか、しゃべると口調もそんなにしっかりしてなくて、
どうせ、いつかは仲良くなるんだから、最初から仲良くしてもおかしくなかろうとの信条があるので、やけにフレンドリーだ。
だから、僕はなめられやすい。
前に、僕はとある先輩経営者の方に、天狼院がある種の理不尽な攻撃を受けていることに対して決然と対処したらなぜか意味もわからず相手が逆上したことを話すと、
「それ、三浦さん、企業の経営者として当然の対処をしただけなのにね」
と、息も絶え絶えになるほどに大笑いされた。
「そうなんです、僕、結構なめられるんです苦笑」
前に、他の著者の方にこう言われたこともある。
「三浦さん、黙ってれば、いいんだけどね、話すとね・・・・・・」
なにその「・・・・・・」? 「ボロが出る」で正解? それとも「威厳がない」?
そんな感じなんで、挑まれる。
負けたくないと思われる。
なんだかなー、あ、一人称を「僕」ってしてるのが悪いのかな、「自分」とか、「私」とかにしてみようかと真剣に思っていた時もあるんだけど、いつも、まいっかと済ませてきた。
それで、今日、サンシャイン60通りの2階のドトールで、仕事をしているときにふと思いついた。
あ、そうか、わかった、僕は「自己啓発人」なのか、と。
ほら「自己啓発本」ってあるでしょう?
なんか、超やる気が出るやつ。
レッドブル的な本。
ま、僕も好きで、ビジネス書だけでなく司馬遼太郎先生の本なんてその最たるものなんだけど(あ、そうだ、今度それらを集めた自己啓発本のコーナーを作ろう)、あれってその本を読むと、居ても立ってもいられなくなるじゃん?
あれの、人版なんだね、きっと、僕は。
僕のSNSや記事を読むと、人は煽られてしまう。
あんなやつが頑張れているんだから、私でも行けるでしょ!
と、なんだか、精神的な踏み台みたいに頭の中で処理されている可能性が高い。
そう考えると、あれ、なんだ、役に立ってるじゃないか笑。
てか、絶対に負けないけどねー!!!笑
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2015-04-22 | Posted in 天狼院通信, 記事

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