もし御社のエントリーシートの中で「山本海鈴」の名前を見かけたら《天狼院通信》
天狼院では「辞令」を出す場合がある。
たとえば、なっちゃんこと山中菜摘を女子大生店長に任命したり、川代紗生を初代メルマガ編集長に任命したりと発令しているところを、あるいは皆様もご覧になったことがあるかも知れない。
その中で、人知れず、あらゆる「副」の肩書きをもっている子がいる。
副店長であり、副編集長である、山本海鈴である。
なぜ、彼女を「副」に任命するのか?
その理由は明確である。非常にポテンシャルが高いからだ。
様々な分野で使いたくなるからだ。
その能力の埋蔵量がどれくらいあるのか、もはや、僕にも計り知れないのである。
去年の「天狼院のエース」は川代紗生であった。
コンテンツ作成能力、イベント構築能力、そして成長率とあらゆる分野でその存在感を示していた。
彼女の文章に感動し、彼女に会いたくて、遠くから天狼院にくるお客様も多くいた。
また、妄想京都天狼院の三宅香帆や、その他、新しい天狼院のスタッフへの影響力も絶大なものがあった。
川代がいた当時から、「次世代エース」と見ていたのは、山本海鈴だった。
僕は当時から常々、海鈴に関して、こう言っていた。
「彼女はとてつもないパワーを秘めている。ひとたび、そのパワーの注ぎ口を見つければ、圧倒的なパフォーマンスを示すだろう」
川代が卒業して(ま、戻ってくるだろうけど笑)、海鈴の前には、大きなスペースができた。
それはあたかも、サッカーの日本代表で、本田が抜けて、香川が伸び伸びとプレイするようなものだった。
そのポテンシャルを遺憾なく発揮するチャンスが数多く巡ってきた。
3月28日(土曜日)に王子の飛鳥山公園で行った「天狼院の花見」を覚えているだろうか。
あの日、花見にはスタッフも入れて50人以上が参加した。
一日中、スケジュールが決まっていて、様々な部活もしたので、部活の顧問の先生方もお見えになった。
また、スタッフの役割分担、入の時間帯、出の時間もバラバラで、50人位の接待をするには、綿密な計画が必要だった。
50人クラスの料理を用意するのも、至難の業だ。
多すぎてもまずいし、少なすぎてもなおまずい。
また、天狼院を卒業するメンバーの卒業式もあったので、その手配も必要だった。
この日、僕は友人の乙丸くんに、
「三浦さん、何にもしてないことに驚いた!」
と指摘されたように、僕は何もしていなかった。
なぜなら、花見の全てを取り仕切っていたのは、山本海鈴だったからだ。
スタッフの手配から、タイムテーブルの作成から、部活の顧問の先生とのやりとりから、料理の準備から、収支計算まで、海鈴が取り仕切ってやった。しかも、その日のうちに、収支計算まで出した。目標通りの黒字に終わらせた。
海鈴のパフォーマンスはそれ以降も際立っていた。
漫画ラボを立ち上げ、これを常に満員にし、今度は漫画部の準備を進めている。
また、僕が情熱を失って、ほぼ消えかけていた「英語部」を完全に一人で立て直し、独自に「月謝制」を導入し、次の英語部は満席にしている。
今度は、平日午前中の空き時間を利用して「ピアノ部」の設立の準備に取り掛かっている。
さらには、ラボの収益性が低いと見るや、プチ飲み会も合わせて提供するようになり、店の収益とお客様の満足の両方を勝ち得た。
これは、海鈴モデルとして、他のラボにも継承された。
今度の「漫画部」が成功すれば、「小説部」の設立も考えられるようになる。
それでいて、新人教育も積極的に関わり、しっかりと後進も育てている。
パワフルながら、しかもその指導方法は極めて優しいのだ。
つまり、次世代エースと目されて来た山本海鈴は、今まさに天狼院で開花期を迎えようとしている。
天狼院という特異な空間で、遺憾なく、そのポテンシャルを発揮しようとしているのだ。
お客様からもスタッフからも人気が高く、その外見の柔らかさとは裏腹に実に仕事ができる山中菜摘とともに、今、天狼院の二枚看板としてその地位を高めているのだ。
パワーがありながら、情緒が安定していて、苦境に立たされても快活さを失わないのは、もはや才能である。
東北出身者の素朴さも抜け切らないところがまたいい。
粘り強くて根性がある。
その山本海鈴は、今、就職活動をしている。主に、出版社を目指している。
僕は様々な出版社のエース級の人たちをよく知っている。一緒に仕事をしている。
また、有望な若手たちもよく知っている。
彼らに比べても、山本海鈴のポテンシャルは、決して引けを取るものではないと確信を持って言える。
もし、あなたが採用担当者で、エントリーシートの中に「山本海鈴」の名前を見つけたら、ああ、この子が天狼院の三浦が言っていた子か、と気に留めてほしい。
間違いなく「金の卵」になるだろうと思う。
彼女を推薦したあなたは、間違いなく、数年後に自慢できるようになる。
彼女を選んだのは自分だと。
きっと、出版界に新しい風を吹き入れてくれるだろうと思う。
けれども、別に興味が無いというのなら、結構である。
むしろ、そのほうが僕にとって都合がいい。
天狼院で、海鈴に活躍の場を与えようと思う。
試しに、僕は面白いことを企んでいる。
本人にも伝えてある。
「海鈴、大学卒業する前にさ、京都に行って、京都天狼院を創ってきてくれない?」
え、私がですか? なぞと笑いながら言っていた海鈴であるが、彼女は僕が冗談を決して言わないということを知っている。
「え、いいですよ。面白そう」
と、笑顔で言った。
実に行く末が楽しみな、いや、末恐ろしい子である。
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