【天狼院の裏側 怒り心頭】ああああもう!! なんなの!!!!≪のろチャンネル≫
こんにちは、私、天狼院書店のスタッフをしている野呂という者です。
天狼院の裏側、ということで、私の業務を少し紹介しようと思います。
いくつか業務を持っていますが、
最近の主な業務は、ライティング・ゼミのマネージャーとして、
毎週、お客様に寄稿していただいた記事をホームページにアップしたり(こんな感じ)
それらの記事の閲覧数を週ごとに集計したデータをもとに、メディアグランプリの結果を発表したり(ちなみに先週の結果)
大嫌いなパソコンに向かって、目がしょぼしょぼするまで、カタカタやっています。
そうなんです、私パソコン大嫌いなんです。
お子ちゃまなので、何かに困ったとき、人が相手なら「わからない、できない、たすけて」と甘えれば助けてもらえる。(お子ちゃまというか、ただのクズですね……)
しかし、一人でパソコンに向かうとなると、そうはいかない。何か不具合が生じたとき、自分で調べていろいろ試してどうにか解決しなければならない。しかしどうしてもイライラしてしまって、それができないのです。
ポンコツは私なのに、
そのせいで、私の可哀想なパソコンは2年間虐待を受け続けています。
しかし、表題の「怒り」は、このことではありません。
実は私、パソコンは嫌いですが、
ライティング・ゼミのマネージャー業務はとても好きです。
これがただの単純作業だったら絶対楽しくない。辛い。
しかし、ここでの記事アップや結果発表は、楽しいのです。
なんて言ったって、記事がどれも面白い。読むのが楽しい。
さらに、週を追って関わっていくと、この方、こういう記事も書くんだ! とか、少しずつお客さんのことを知っていけるのが楽しい。
そして楽しいだけでなく勉強になる。記事の書き方云々ではなくて、そこに込められた生き方、考え方がとても勉強になる。勉強になるし、どれも、優しくて前向きで、背中を押してくれるものばかり。
先週も、人生哲に共感するものがあったり、今就活で頑張っている大好きな友だちへの応援メッセージの代わりとして、「これ読んで!」とリンクを送ったりしました。
ランキングも、
えええ、私この記事好きだったのに! とか、
やったー! この方ランクインしてる!! とか、
この方連続だ、強いなあ~とか、
三浦がF1的なことやりたい、と言って始めただけあって、
毎週の順位の連動を追うのがスポーツの応援みたいで本当に楽しい。
もちろん、マネージャーじゃなくても皆さんの記事を読めます。結果も知れます。
でも、私が「記事を上げる」というやり方で、少しだけお客さんの記事に携われることで、
勝手に親近感が沸いて、応援したくなっているのです。
他のスタッフより、選手たちとの距離が近い、特権的な仕事だと思っています。
そんな私が、怒りを抑えられなくてどうしようもないこと。
それは、
先ほど、先週のメディアグランプリの結果のリンクを貼りましたが、
最後までちゃんと読みました?
ここです、
ここ。
チャンピオンズリーグ
1位 三浦 34点
2位 山本 15点
3位 野呂 14点……
え、なによこの「三浦 34点」って。2位の海鈴さんの倍以上?
三浦さん。
天狼院書店の店主であり、プロのライターであり、
このライティング・ゼミの講師でもある三浦さん。
7thシーズンの第1週(02/15~02/22)で、
1位から3位を独占し、一気に24点を奪取していったのだ。(そのときの結果発表がこちら)
そして第2週(02/29~03/06)でも1位を獲り、上記の差をつけて、チャンピオンというか「雲の上」の存在になってしまっている。
でもちょっと待って!
お客さんは週に厳選して1本ね、っていうお約束で、
三浦さんはじゃんじゃん出せて、ずるくない?
と、1週目の得点を発表する段階で、先輩マネージャーのまみこさんに相談しました。
得点換算をどうするか、三浦さんに聞いてみよう!
三浦さんの返答は
「これでいいんだよ、自分たちのメディアで、自分たちが遠慮することないでしょ。」
そっか。そりゃそうだ。
Web天狼院書店は、F1のサーキットであると同時に、天狼院書店の情報発信ツールなのだ。
それに、1位を獲った人にはフリー投稿権が与えられ、三浦さんの週に一度の審査なしに、自分の好きな時に、何回でも投稿できる。それがルールだ。
そのときはそういうものだと思って納得した。
ずるいというよりは、三浦さんもあの超絶多忙な中で3本も記事を書いて、
それが全部ヒットする。三浦さんやっぱすごいなあ~
そんな感じで、もやもやはおさまったはずだった。
再燃したのは、2週目の結果発表の記事(こちら)で、ランキングの合間の文言を書いたとき。
「依然、三浦を破る者は現れず……。
三浦の連勝に歯止めを掛けるのは、ゼミ生か、それともスタッフか?!」
「どうにかこれ以上突き放されずに、三浦との差を詰めて行きたいところ。
今後の展開がますます楽しみです!」
最初は何の気もなく、それっぽく書いた文章でした。
連覇に歯止めって言っても、天狼院に興味ある人が、天狼院の店主である三浦さんの記事読まないわけないよね~。
誰かが三浦さんの頭を殴るか、腕を折るかして、天狼院通信を途絶えさせない限り、無理無理。
というのが無意識の本音で、
正直、うわべだけの文章でした。
第2週の閲覧数ランキングを掲載し終え、
第3週の記事をホームページにアップする作業に取り掛かる。
すると、
……読む記事、読む記事、本当に面白い。
7thシーズン2週目初参戦で3位につき、(失恋話)
3週目の掲載許可の時点で、三浦さんに「超面白かった! やばかった!」とお墨付きをもらって2位につき、(弟の話)
正直調子に乗っていた私は、とても恥ずかしくなりました。
どの記事も、……すごい。
そして同時にこみ上げてきたのが、あのとき収まったはずのもやもやです。
今度は完全に怒りの様相を呈しています。
どの記事もこんなにすごいのに、
三浦さんのこの点差って何? なんなの?
「依然、三浦を破る者は現れず……。
三浦の連勝に歯止めを掛けるのは、ゼミ生か、それともスタッフか?!」
「どうにかこれ以上突き放されずに、三浦との差を詰めて行きたいところ。
今後の展開がますます楽しみです!」
悔しい。めちゃくちゃ悔しくて仕方ない。
……あ、そうか。
私何を勘違いしていたんだろう。
ずるいのは三浦さんじゃない。
生半可な気持ちでレースに臨み、
応援するのが楽しいなんて呑気なことを抜かし、
うわべだけでものを言い、
順位になんてこだわらない、と本気になることを避けていた私だ。
……そうか、この怒りは、三浦さんに対する怒りではなくて、
勝負に真剣になり切れていない自分に対する怒りだったんだ。
どうにかしてこの「雲の上の三浦」を、せめて地上に引きずり下ろしたい。
どうするか。どうすればいいのか。
毎週の掲載を逃さないのはもちろん、でもそれだけでは足りない。
毎回三浦さんより上位につくことは難しいし、もしつけたとしても、
1シーズン8戦だから、あと5回で20点もある差を埋めるのは、三浦さんがヘマをしない限り無理。
どうしよう。
……そうだ。
三浦さんは週に3本の記事をヒットさせた。
週に複数本ヒットさせればいい。
1位になれば、フリー投稿権があるじゃないか。
1位……ごくり。
これまでは、1位獲るってそんなに大事~? と思っていた。
自分の思いを言葉にできて、それを人に伝えることができて、
全員ではないにしても面白いと思ってもらえたり、共感してもらえたりして。
「失恋話」で反応をもらった時も、まだその幸福感で十分満足だった。
ガツガツするのって嫌い。のんびりマイペースが好き。
私って自分はそういう人間だと思っていた。
でも体の中に、たしかに沸々と沸き起こるエネルギーを感じている。
どこから来るのか? このマグマのようなエネルギー。
分かった……これだよ……
でっかいママチャリに乗る小学生に学ぶ
記事:田村将太郎さま(ライティング・ゼミ)
これが私の、自分でも持っているなんて気づかなかった闘志に、火をつけてしまったのだ。
人を動かすエネルギーを持った文章。なんという武器なのだろう。
この記事がやっと3本目の、弱小女子大生にとって、
何年ものライティングの蓄積があり、何万人もの読者を持ち、
さらにゼミ始動後、継続的な記事添削からライティング・ノウハウを洗練させている三浦さんは、
今もむくむく成長する入道雲魔人。
それに素手で対抗するようなもの。
勝てっこない。でも、……なんだか立ち向かわずにはいられない。
私は決心する。
……打倒、三浦さん。
これは三浦さんと、自分自身の甘えに対する宣戦布告である。
ああ、ライティング・ゼミはなんとも恐ろしい場所である。