毎週、日曜になると「明日から仕事だ」と嘆いていた私が、日曜の夜が一週間でいちばん待ち遠しくなった奇跡のハナシ《東京天狼院店長だより》
東京天狼院店長の海鈴です。
夜18時をすぎると、「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」のテーマソングが聞こえてくる。
軽快な音楽のはずなのに、気分はまったく、憂鬱なものだ。
「ああ、明日から月曜日がはじまるのか……」
深くため息をつかずにはいられない。
日曜日とは、私にとって、魔の曜日だった。
そいつは、土曜日の夜あたりからやってくる。
魔の気配に危機を感じながら、どこかでそれを知らんぷりして、土曜の夜、眠り、日曜日を過ごす。
日中、楽しい時間を過ごしていても、どこかでヤツの影がチラチラしている。
月曜日の朝が来てしまえば、なんてことはないのだが。
携帯のアラームを止め、1回だけ二度寝して、5分後にもう1度鳴るアラームでやっと体を起こす。
洗面所に行き、しょぼしょぼの目を冷たい水で無理やりこじ開ける。
ヘアセットをして、メイクをして、服を決めて、完成。
ただ、何も考えず、いつものルーティーンの動きをすれば、案外、月曜日はスムーズに始まってしまう。
それだけに、日曜日の夜が更けていくと、ほんとうに辛い。
起きていればいくらでも日曜を長引かせることはできる。
しかし、朝早く起きなければならないことは分かっている。
まだ休み足りない、でも明日のために寝なければならない……
その葛藤が、
つらすぎるのだ。
こんなつらい思いをするくらいだったら、もういっそのこと何もしないで過ごしていたほうがよいと、無為な日曜を過ごしてみることもある。
しかし、それはそれで、ただひたすらに虚しいのだ。
何をしているんだと、自分で自分に呆れ返ってしまう。余計に日曜夜がつらいという悪循環である。
「日曜日なんて、こなければいいのに……」
そう嘆いていた私だったのに。
今、日曜日の夜が来ることを、るんるん気分で待ち受けている自分がいる。
「ライティング・ゼミ2.0」のおかげだ。
読まれるようになる文章を書く。
同じ旗のもとに、さまざまな背景をもつ、さまざまな年齢の人たちが、たくさん集まっている。
東京、福岡それぞれの店舗だけでなく、動画での通信受講の方も含めると、ぜんぶで145人がこのゼミを受けている。
その「熱」に触れると、自然と、エネルギーが充電できる。
和気藹々と、お客様同士がワークショップで講義を即体験しているところを見ると、
「私も、こんなことを書いて表現したい!」
という気持ちが湧いてくる。
書くことが大好きな人ばかりが、ここには集まっているのだ。
……かと思いきや。
話を聞くと、どうやら、書くことがそんなに得意じゃない人も、このゼミを受けているという。
理由を聞くと、非常に純粋なものだった。
「マーケティングを担当することになり、販促で、多くの人に魅力が届く文章を書きたいんです」
「自分が担当するお客様の要望を上司に通すために、意図がまっすぐ伝わる文章で実現をさせ、お客様の力になりたいんです」
思えば、そうだ。
「書く」とは、究極「想いを伝えること」だ。
メールも、
営業も、
きになるあの人へのラインも、
自分の発する言葉だって、
ぜんぶぜんぶ、
「自分の気持ちを伝える」ものだ。
そうだった。
「ライティング」だって、そもそも、何かを伝えたくて、それを多くの人に届けられるように、やっているのだ。
ライティングで多くの人に読まれるような書き方ができれば、それはすなわち、日常生活すべてに活きてくることになるのだ。
私は元来、自分の考えていることを伝えるのが苦手だと自分で思っていた。
言葉で表現できるのは、感情の氷山の一角でしかないから、伝えるだけ無駄だと、思っていた。
けれどそれは、自分の気持ちを表現することで、誰かの心を動かすことができる人への、憧れの気持ちの裏返しだった。
私は、ほんとうは、自分の気持ちを、もっと素直にまっすぐ伝えたいと願っていた。
「どうしても、自分のこの想いを伝えたい!」
「ライティング・ゼミ2.0」には、そういう人がたくさん集まって、熱を帯びているからこそ、
私は、天狼院書店の日曜日が、待ち遠しくて待ち遠しくて、たまらないのだ。
……私のこの想いも、ちゃんと伝えられるだろうかと、不安になることがある。
いや、きっと、伝わる。
だって、あんなに教わってきたんだもの。
大丈夫、あとはやってみればいい。
そう自分に言い聞かせる。
日曜の夜、あれだけ迎えることを恐れていた月曜日がやって来ても、今の私は、元気に、キーボードを叩いている。
この気持ちを、伝えるために。
講義はまだスタートしたばかりです。
第1講を動画で振り替え受講いただけますので、これからの参加でもじゅうぶん追いつくことができます!
スムーズな受講のために、スタッフがサポートさせていただきます。
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