チーム天狼院

今になって初めて、自分が予言の書を作っていたのだと気がついた。《「人生を変える」雑誌『READING LIFE』予約受付開始! 2017年6月17日(土)発売/東京・福岡・京都店舗予約・通販申し込みページ》


1999年7月、人類は滅亡する。

 

そんな予言が世間を賑わせていた時がありました。1973年に発行された『ノストラダムスの大予言』(祥伝社)は発売3ヶ月でミリオンセラーとなり、この本に記された数々の予言は日本でノストラダムス現象と呼ばれる一大ブームを巻き起こしたといいます。シリーズ累計発行部数は590万部にものぼるそうです。

 

いつ誰が言ったのかは詳しくわからないけれど
いついつまでにこうなるらしいと、なんともあやふやな情報だけれど
心の中ではそんなわけない。と思っているけれど
でも、もしかしたら本当に。
まだ見ぬ未来へのその予言は、人々の不安を大いに煽ったことでしょう。

しかしその一方で、本当のところはどうなるのかと、心のどこかでその時が来るのを今か今かと待ち望んで、そわそわとしてしまう。そんな一種の好奇心も感じていたように思います。

 

調べてみれば、予言というのは例に挙げたノストラダムスの大予言以外にも、日本では聖徳太子が預言者であったと言い伝えられていたり、世界的に有名なマヤの予言や、ドラマ『SPEC』(TBS)でも話題となったファティマ第三の予言など、どの世界にもどの時代にも存在するもののようでした。
これから起こりうる事態について、不安や、時には期待を際限なく膨らませてしまう予言の書は、いつ時代も、どの世界でも私たちの心を忙しく震わせてきたのでしょう。

そんな予言の書を、私自身がすでに作ってしまっていたことに気がついたのはつい最近のことです。
その類のことについて全く持ってくわしくない私ではありますが、まさかこんなことになろうとは……
というのも最近、とある1冊について
「あれ? これって、あの本に書いたことが実際に起こっているのではないか?」と思うことが非常に多いのです。

 

 

その本は、2014年11月8日に誕生しました。
クラフト紙で包まれたそれは、一見本には見えないのだけれど、一度そのベールを取れば天狼院のイメージカラーである真っ黒の表紙と裏表紙が現れます。背表紙には「THE TENRO-IN EXPERIENCE」の文字。
『READING LIFE 創刊号』は今も天狼院書店に存在します。

 

部活と呼ばれる数々のイベントを開催している天狼院では、その道のプロフェッショナルを顧問の先生。ご参加される皆さんを部員として、まさに、中学高校の時の部活動のように、楽しく、お互いに切磋琢磨しながら技術を学んでいっています。フォト部ではプロカメラマンをお呼びしての撮影会。落語部では落語家の師匠お呼びしての公演など。そんないろんな部活がある中で、雑誌編集部は隔週の土曜日に開催していました。

その名の通り、一言で言ってしまえば雑誌を作る部活。企画会議から、取材の仕方、編集のポイントや校閲の仕方まで、部員は多くのことを学びながら、実際に1冊の雑誌を作っていく。そんなイベントを通して、『READING LIFE 創刊号』は誕生しました。

当時、まだ学生だった私は、始めたばかりのカメラをなんとか使って、紙面に掲載される写真を撮影したり、30文字程度の説明文などをドキドキしながら執筆したり一部員として多くのことに挑戦したことを覚えています。
私だけでなく、企画を任されたお客様とお互いに協力し、なんとかかんとか完成した1冊でした。

 

それだけ、多くの人の思いを背負って世に送り出された1冊。そこには未来へ向けての様々な目標や、希望もいっぱいに詰まっていました。
でも、今それを改めて開いてみれば、あの時夢でありこれからの目標であった数々が現実となっていることに気がつきます。

《READING LIFE 創刊号目次》
第一特集 本日、本の日
1 本の日を作ろう
— 本と未来の相関図
—本を手にするとき人は前向きに変化しようとしている
2 未来は歴史の中にある
—人の錬金術師「蔦屋重三郎」~小説『蔦屋』解体新書~
—なぜ「少女の友」は奇跡の雑誌と呼ばれるのか
—発行部数10万5千部の「コア」〜雑誌「致知」〜
3 書店人に告ぐ3.0 出版界幕末論
—『READING LIFE』という名の静かな革命
第二特集 世界で一番美しいビジネス〜美学としてのマーケティング〜
1 集客を科学する
—1 集客の公式
—2 女子大生後藤麻由加の「リベンジ集客」
—3 女子大生後藤麻由加の「リベンジ集客」
2 小さな書店がキャパ802人を満員にする方法
 —1 なぜ真夜中の財布は緩むのか?1億円/1時間〜知られざるテレビ通販の世界〜
— 2 炎天下「長岡大花火」の会場で屋台で「本」を売ってみた。
世界一美しいビジネス〜吉祥寺「小ざさ」解体新書〜
吉祥寺「小ざさ」社長稲垣篤子さんに聞く商売の極意
天狼院マーケティング CONCEPT「狂(ファナティック)」
「THE READ」 帝王のための読書法
『小倉昌男経営学』小倉昌男著
国際教養学部という階級社会で生きるということ《川代ノート》
見えないもの屋「あの子」(スタッフ川代小説)
第三特集 最強のリベラルアーツは「エロ」だ
2 最強のリベラルアーツは「エロ」だ《公式リポート》
2 これからの「萌え」の話をしよう
囚われの女優
膝上29センチ以下の彼女
劇団天狼院プログラム
未来ポスト  1 未来ポスト「1年以内の未来のあなたにおめでとう!」
 1 未来ポスト「1年以内の未来のあなたにおめでとう!」
2 未来ポストカード・コレクション
妄想「映画ラボ」
ショップ店員なっちゃん
人間3Dプリンター内田安紀コレクション
手帳は未来を描くためのツール 7つの法則
7つの法則
時間泥棒を逮捕せよ!《天狼院スパイラルシート》
ファナティック読書会〜BEST FANATIC〜
天狼院BOX〜30×30cmの小さな書店〜
「天狼院秘密結社ラボ」という名の秘密結社
落語超初心者に贈る落語入門レポート  1 落語入門レポート
女子大生三宅香帆、京都天狼院店長に就任しました。国盗り物語「本能寺の変」編
中西佑美コレクション
話しかけていい権利証
天狼院コレクション権利証
店名を教えない池袋ガイドMAPを完成せよ
海鈴シリウス
聴くREADING LIFE「オーディオブック書店」本日開店
本日開店「オーディオブック書店」
聴くというREADING LIFE
天狼院アートギャラリー(扉)
READING SCENE
プロカメラマン榊智朗の仕事場
榊智朗コレクション
松本茜コレクション
六七質コレクション
KALOギャラリー
石山まりこ&手帳ラボコレクション
curtain call 天狼院雑誌編集部movie

具体例を挙げれば、
ライターとして生きていくことを決めた当時大学生のスタッフ川代が書いた小説。
いつか天狼院が京都にオープンしたらと、とにかく妄想を繰り広げていたスタッフ三宅の記事。
「リベラルアーツはエロである」と称した記事。

川代は実際に書籍のオファーが来るまでになり、今も小説家デビューを目指して日々文章を書いています。その姿がNHKのTV番組『U-29』にも取り上げられ、注目されるまでになりました。
京都天狼院書店は2017年に1月にオープンを迎え、妄想を広げていた三宅は実店舗の店長となりました。
「リベラルアーツはエロである」というテーマは注目をいただき、実際に書籍化の話も進んでいます。

 

 

今、現実と比較して気づくのです。
あぁ、そうか、これを予言の書にしたのは私たち自身なのだと。
現実に何かが起こって初めて、その予言の書は真実味を帯びます。
『READING LIFE 創刊号』は未来に向けての夢や希望、その時のワクワクとする好奇心を目一杯詰め込んだ一冊でした。今読み返しても、なんだこの企画面白い! とワクワクとしてしまうものばかり。いざ新たな企画を立ててみても、創刊号の方が面白いことしてたよねと自分で自分の首をしめてしまうような、そんなワクワクがいっぱいの内容でした。

もしかしたらそれは記すことによって意図せずして私たちの具体的な目標となったのかもしれません。

今、自分の中にある何かを、文字にして記事にして宣言をする。自分の中のものをアウトプットして人様に見てもらう。そうすれば潜在的に自分の中の進むべき方向を示してくれるのかもしれません。
自分自身にも、周りにも宣言をして、いい意味で逃げ道をなくす。
そうすれば、進むべき道をまっすぐと進んでいける。

昔、誰もが書いた卒業文集だって、そこに記した将来の夢が今実現をしていれば、それは予言の書と言えるかもしれません。

『READING LIFE 創刊号』の記事の数々はそうやって現実となっていきました。
過去に書いた未来に向けての1冊を、予言の書とできるかどうかは、今の自分の行動次第。背表紙にあった「THE TENROIN EXPERIENCE」の文字は、本の中の内容を読んで知るだけではなくて、その後現実で体験していくことへのメッセージだったのかもしれません。

 

さて、今ここに宣言をします。
2017年6月17日『READING LEFE』がいよいよ発売されます。
創刊号から2年半。力不足でなかなか実現できず、重ねた編集会議の数だけ、悔しい思いもしてきました。でもそれだけ本当に多くの方の夢や希望を受けて、いよいよ全国の天狼院、通信販売にて発売を開始できることを大変嬉しく思います。

『READING LIFE 創刊号』を手元に持っているものとしては、その内容を見比べては感慨深いばかりです。
あの頃思い描いていた、夢や目標が現実となっていくこの感覚を是非みなさんに味わってほしい。「THE TENRO-IN EXPERIENCE」改めて皆さんにも体験してほしい。
そこで、予約特典としてこの度『READING LEFE 2017年夏号』ご予約いただいた方には、『READING LIFE 創刊号』(2000円+税)をプレゼントさせていただけることとなりました。創刊号の在庫数の関係で数に限りがありますが、2冊を見比べて、2倍にも、3倍にもREADING LIFEを楽しんでいただければと思います。

今回の『READING LEFE 2017年夏号』のサブタイトルは「人生を変える雑誌」
これが皆様にとって新たな予言の書となることを心から祈っています。

2017年6月5日
READING LIFE編集
山中 菜摘

 

【雑誌『READING LIFE』予約する際の注意と通信販売について】
いつもありがとうございます。雑誌『READING LIFE』副編集長の川代でございます。
『READING LIFE』は3,000部作りますが、発売日にお渡しできる分の数に限りがございます。確実に手に入れたい方はご予約をおすすめ致します。初回限定特典として、ご予約先着順にて、雑誌『READING LIFE創刊号』(2160円相当)を差し上げます。この創刊号のお渡しは、なくなり次第終了となります。ご了承ください。
また、万が一予約が殺到した場合、予約順でのお渡しとなりますのでご了承くださいませ。

店頭、お電話、メール、下の問い合わせフォーム、Facebookメッセージなど、あらゆる方法で予約受付致します。

 雑誌『READING LIFE2017夏号』2,000円+税
6月17日(土)19時から東京天狼院、福岡天狼院、京都天狼院各店にて発売開始・予約順のお渡し

今回は通信販売も同時に受付開始します。通販での受付も予約受付順の発送となります。PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。
通信販売の場合、送料・手数料として500円別途頂きますが、その代わりに天狼院書店でご利用頂ける「コーヒーチケット(360円相当)」をおつけしますので、店舗に来る際に、ぜひ、天狼院でご利用頂ければと思います。
通信販売分は、発売日より、予約順に順次発送致します。

《店頭先行予約》*雑誌『READING LIFE創刊号』つき
雑誌『READING LIFE2017夏号』2,000円+税(*メモ欄にて東京/福岡/京都いずれかのご希望の受け取り店舗をご記入ください)




 

 

《通販先行予約》*雑誌『READING LIFE創刊号』つき
雑誌『READING LIFE2017夏号』2,000円+税
送料・手数料 500円(*360円相当コーヒーチケットつき)
発売日から予約順の発送




【天狼院書店へのお問い合わせ】

天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
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