【新入生・純情な女の子たちへ】浮気のススメ ※入学前の純情娘は気づいたら五股でした※ ≪のろチャンネル≫
記事:野呂
二年前の、大学に入学したての私へ
入学おめでとう。
早速だけど本題。今のあなたに言っても信じてもらえないと思うけど、
あなたは時期に5人の人と同時にお付き合いするような女になります。
信じられないよね(笑)
自他ともに認める、真面目な「優等生」が、そんなことするわけないって思うよね。
髪も染めず、着飾ることは好きでなく、対人関係に積極的でもないあなたが、
何を機に、そんなチャラい女になるのか想像もつかないよね。
決してね、チャラくなったわけではないのよね。
私は今でも、黒髪だし、オシャレじゃないし、若干失語気味のコミュ障だし、
結果がついてきていないから優等生とは言えないかもしれないけど、
バカがつくほど真面目で、2年前とちっとも変わってないと思うわ。
でもね、あなたはそのままでも、いや、そのままだからこのかな?
時期に「五股の女」になる。
だからってね、生き方を変えろ! って、忠告しに来たわけじゃないのよ。
むしろ、感謝しているくらい。
たくさんの浮気を経験して、汚れた女になって、よかったわって思っているの。
嫌だって?
そりゃあ嫌かも知れないね(笑)
「浮気」だなんて聞こえがよくないものね。
でも、あなたはその「真面目」をやめられない。
先天的な「不器用」を補うために、先天的にか後天的にか、身に着けてしまったその「真面目さ」を、
捨てて生きることはできないのよ。
今の私は、それでいいと思ってる。だから、途中すごく心も体も辛くなって、何もかも投げ出したくなるようなことがあっても、そのまま突き進みなさい、って背中を押しに来たの。
「やめて! 私は真面目で純情な女のままでいたい」って言われてもねえ。
どうせこうなるわけだから、まあせいぜい勝手にすればって思うけど、
結果だけ聞かされただけじゃあ、不安が募るだけだろうし、
ちょっとくらい惚気話に耳を傾けても、損じゃないんじゃない?
ってことで、始めるね。
*
一人目は、高3、浪人の2年間、共に二度の受験を乗り越えてきた人で、私の弱い面も知っているし、支えになってくれる人。今のあなたにも、誰だか分かるよね。
あんたは、今の時点で頑張ろうとなんてしてはいないから言うけど、大学の新学期の、あの浮ついた空気になかなか馴染めない。その頃から、ずっと隣にいてくれた人。
そばにいるのが当たり前で、私にとっての居場所だったから、恋愛感情云々を特に意識せずに一緒にいた。
そんな関係だったからか、直接的な要求は多くはなかった。ケンカすること、叱られることもほとんどなかった。しかし、恋愛感情ではないといいながら、私にはここしかないんじゃないかという恐れから、嫌われないように、彼の期待を裏切らないように、気を張るのが常だった。彼の言うこと、言わずとも思っていることは絶対な気がしていた。それに応えようとしても私には不足している部分が多く、落ち込むことが多かった。
二人目は、大学一年の5月くらいに、大学で出会った人。とても朗らかで、明るくて、おおらかな人。一人目の人ように、気を張らずにも一緒にいられるから、週一くらいのペースで会えるのが、心の安息になった。しかし、それ以上でもなく、何を悩むこともなく、それだけの関係には少し物足りなさを感じるようになる。
一人目も二人目も、どちらが好き、というわけではなかった。二人の異なる性格が、それぞれとの時間に足りないものを補ってくれていた。
それで私という一人の心がうまくまわっていくのなら、三人にとって悪くはないのではないかという気さえしてくる。
だからそんなに罪悪感は抱かなかった。
*
今思えば、どちらも嫌いでもないが、好きでもなかったんだと思うわ。
好きってどういうことか、相対的な基準でしか分からなかったのよね。
*
同じ年の夏、三人目に出会う。
友人の紹介だった。話を聞く限り、とても魅力的な人だった。
しかし、その人とはその後すぐ付き合うことになったわけではなく、半年ほど、素敵な人だなぁ、と憧れながら、遠くから一方的に眺めているだけの関係だった。
それが大学一年の冬、急展開して、付き合うようになる。
とても紳士的な人で、品のある人で、仕事の速い人で、とにかく「デキる」人だった。気の利かないのろまな田舎者にはもったいない存在だった。くよくよしているのをあまり見られたくはなかったけど、申し訳なさから、私なんかでいいのかと何度も何度も聞いた。
でも彼は、私が彼にとても憧れていて、追いつきたいと思って努力しているところを知っていたから、会うたび優しく迎えてくれた。一緒に過ごせば、やれ歩き方、話し方、身だしなみ、テーブルマナーなんかを注意されたり、「遅い」と急かされたりするのだけれど、私はそれがコンプレックスでもあったので、叱ってくれる存在はとてもありがたかった。
その間も、先の二人との関係は続いていた。
その人の前では「超」のつくほどお人よしで、別れるなんて切り出す勇気がなかった。
それに、憧れの人に近づこうと背伸びをするのはその分とても疲れることでもあり、自信を無くすこともあり、
そんな悩みを忘れるために、
気を張らなくていい二人目や、昔からよく知る一人目に逃避していたのも否めない。
これではいけない、と思いつつ、
事はこれだけにとどまらなかった。
*
そろそろ、「そんなのウソよ!」って、手紙を破り捨てたくなる頃かしら?
まぁ、さっきも言った通り。それはもらったあんたの勝手だから、続けることにするけど。
*
四人目は、これまた友達の紹介。大学2年の夏ごろ。
「のろに、ぜひ会ってほしい人がいるの!」
男の子? いや、私彼氏いるし……。付き合う気ないからね。
一回会うことにはなり、素敵な人だなとは思ったけど、
自分の状況を鑑みて一度断り、そのときはもう会わないつもりだった。
四人目を一度断ってからまもなく、また別から紹介を受ける。
ずっとお世話になっているピアノの先生から。
これまたいいお家の育ちで、あなたにはすごくもったいない人。
前にも紹介されたことがあって、一度、今は……、と断っていた人。
その後何も連絡がなかったから、この縁談は終わったものだと思っていたら、
このタイミングでもう一度お話をもらって、
前の三人のことが頭にはあったけれど、それじゃあ、と話を引き受けてしまった。
大学の勉強が忙しいから、教職の授業もとっているから、ピアノの練習もしたいから、
と、なにかと理由をつけながら、それでも四人と週一では会っていた。
誰が好きなのか?
それは相手の数が増えたところで一緒で、
それぞれに、それぞれのいいところがあるし、
合うところがあれば、合わないところがあって……
等と、とても誰にも聞かせられない独り言をごにょごにょごねていた。
*
なんて最低な女。
でもこれだけに留まらず。
え? まだ読んでるの? 今すごい嫌な気分でしょ? やめとけば?(笑)
さっきの、一度会って、もう会わないつもりだった彼。
「つもりだった」って書いたから分かるよね。その人が五人目になってしまうわけ。
*
彼に少し動きがあった。
今付き合わなければ、もうたぶんチャンスはないっていう知らせを聞く。
さっきの時点で、「もう会わない」と自分で決めていたくせに、
恋愛の鉄則「押してダメなら引いてみろ」にまんまと引っかかって、
ピアノの先生の紹介を無理に引き受けてしまったこともたたって、
前三人のことは、いずれどうにかしなければならないと思っていたし、
どうするかは五人と付き合ってみて考えることにして、
とりあえず今は追いていかれないように、追いかけよう!!!
と、あっさり承諾してしまったのだ。
でも、今までと違ったのは、
五人目には、「あなたが実は五人目なんです」ということを打ち明けていたこと。
時期に整理しますから、と、こちらがお願いする形になってしまった。
なんと無様。
いつになったら別れるの? と聞かれるたびに、困った笑顔で返すことしかできず、
秋のピアノのコンクールが終わるまでは、週に二時間食事をするだけにして、他の四人とも会い続ける。
冬になれば大学の試験勉強で、さすがにもう本当に五人は無理だとやっと気づき、
犠牲にしているものの多さにやっと気が付いて、
2月に春休みが始まって、最初の三人はもうお別れしよう、これが最後の一か月。とやっと決心して、お別れの準備を進めた。
*
遅すぎ(笑)
本当に遅すぎ(笑)
なんで気づかないんでしょう。
自分のしてきたことの異常さに。
まわりにそんな人いないでしょ?
いつも受け身で生きているから、自分がどうこうしたいって思ったときに、自力でどうにかできないのよ。
え? 何? そもそも、どうこうしたいっていうのがなかったから、ここまで流されてきてしまったのよって?
それ正解(笑)
あんたはやっぱり私だわ(笑)
*
そうして、五人目の人を本命にしよう、
これからは今までの非礼を詫びて、本気なんだってことを示さなきゃ。
あなたが好きなんだってことを伝えなきゃ。
と決めて今年の2月を過ごすんだけど、
そこで私は大失敗をする。
熱くなったら止められない性格で、
「今」思いを伝えなければ、「今」頑張らなければ、何かを逃してしまうという
本物か後付けか分からない直感を信じて、
彼にのめりこむのよね。
でも翌月、3月に、ピアノの教室の年に一度の大事な発表会があった。
音大には行かずに趣味で続けているとはいえ、
ただでさえ忙しい先生に、私はレッスンを続けさせてもらえているすごく恵まれた身だから、
いい加減な演奏は、自分が許せない。だから練習をたくさんしたい。
そう思っていながら、彼への気持ちも膨らむ一方。
発表会が終わってからでも十分遅くなかったかもしれないのに、
もう自分が止められない。
そうしてどうしたかっていうと、
発表会の一週間前は、日中の、音を出していい時間にピアノを練習して、
夜は彼と過ごし、数時間の睡眠で発表会当日を迎える、という暴挙に。
3日前のリハーサルで、課題は残るにせよなんとか形にはなったし、
その後の練習で、現状の自分の納得いくものに高められたと思うし、
あとは、本番の思い切りというか、勢いが、曲の初めから出せれば、
忙しい中では頑張ったと言えるよね……!
そう思って迎えた本番。
結果は惨憺たるもの。
思い通りに弾けなかったどころか、3回くらい止まってしまった。
3回目でやっと吹っ切れて、後半はなんとか持ち直したものの、弾き終えて震えが止まらなかった。
舞台袖で待つ先生が、
「よく最後持ち直したね」
とあたたかく迎えてくださったものの、
ロビーへ向かう廊下を歩きながら、涙が止まらない。
何泣いているの。
自分じゃない。遊んでいたのは。
自分で決めて招いた当然の結果じゃない。みっともない。
あれだけ拒んでいた「記事を書く」という仕事に、このタイミングで手を出したのは自分じゃない……。
初の夜ファナティック(イベント)の日時を、発表会の1週間前にしたのは自分じゃない……。
ライティング・ゼミのマネージャーが楽しいだなんて喜々としていたのは自分じゃない……。
冷静に考えれば、最後一週間の過ごし方は異常だった。
……その前からずっと異常だったのに、
その状態を放っておいて、なんとかできる気がしていたのは……誰でもなく、自分じゃない……。
情けない。
それで悔しがっている自分が情けない。
どうしようもない阿呆だ。
でも、「今」じゃなきゃいけない気がしていたのだ……。
*
そう、私が心底惚れ込んだ、五人目の恋人とは、「天狼院」。
私はこの半年間、五股、つまりバイトを5個掛け持ちしていたのだ。
あのタイミングで自分を追い込んだのは、
三浦さんに「書かないやつはクビ」と脅されたからでも、
「のろちゃん開花期だね」と褒められたからでもなく、
自分の体に感じる感覚として、無理してでも「今」この風に乗らなければ、
逃してしまう気がしてしまったのだ。
それはさっきも言った、「本物か後付けか分からない直感」で、そう思ったのだ。
だから、睡眠を削ってでも、日中のピアノの練習の体力を削ってでも、止めることができなかった……。
そうして、私の、「衝動」を優先するずさんなスケジュール管理の犠牲になったのは、
こちらも私が愛情を注いでやまない「ピアノ」だったのだ。
発表会から帰宅して、
そのとき手元にほぼ完成していた記事、
【天狼院の裏側 怒り心頭】ああああもう!! なんなの!!!!
を読み返す。
これは、メディアグランプリで1位を獲ること、
つまり、5人目の恋人・天狼院にこれからもっともっとのめり込んで、頑張っていくことを宣言したもの。
そんなものを、本当に公表していいのか。投稿していいのか。
自分にこんな大それたことを言うだけの覚悟はできているのか……。
今週の締め切りはあと数時間に迫っている。
感覚が鈍らないように、毎週頑張って書き続け、投稿し続けよう。という自分との約束を守るには、
新しい記事を一から書いている余裕はない。
でもそんな約束、私が異常な恋の熱で盲目的になっていたときにつくった、危険で愚かな約束なんて、
破った方がいいに決まってる。
私はこの失敗を機に頭を冷やして、
本当に自分がやりたいことを見極めて、限りある時間という資源を、
本当に本当に自分にとって大切なことに充てなくてはならない。
今日の涙は、練習不足で無様な演奏をしてしまったことに対する悔し涙と、
このまま、自分が本当に頑張りたいことではないことに、のめり込んでいった先にある、
悲惨な衝突事故の現場を予見して、恐ろしさのあまり流した涙でもあった。
*
本当に本当にやりたいこと。
なんだと思う?
大学に入る前の私じゃ、思い浮かばないだろうね。
私はね、大学院に行きたいと思っているの。
それも、あなたが入学してこれから4年間じっくり学んでいくであろう
生涯学習、生涯教育
にとても興味があって、それを院でもっともっと勉強していきたいと考えているの。
考えられないでしょ?
まだその頃の私は、都市社会学に興味があって、
それを専門に学んでみたいと思っていたから、他の大学に行こうと思っていた。
それを、浪人のときの塾の先生に「絶対こっちに行った方がいい」って言われて、
何それ、私の人生じゃん、ってすごく不満に思いながらも、言う通りにするという選択をした。
でもいざ入ってみたら、すごく面白くて!
教養科目としてとった都市社会学よりも、内容が自分の興味に添っていて。
ついて行きたい! と思える教授にも会えた。
私はすごく不器用で無能な分、人脈と選択に関しては、
正直すごくラッキーなんだと思う。
そしてその中で、5人目の恋人、天狼院にも出会えた。
天狼院が盲目的に好きになれたのも、自分の興味関心に、重なりがあるなということに気づいたから。
そうだった。忙しさの中で自分を見失いかけていたが、
天狼院で一生懸命になって働くことも、大学院に行きたいと思えるようになったのと同じように、いろいろな経験を通して、自分の感性に自覚的になる中で、「自分が本当に本当にやりたい!」と思えるようになったことだったのだ。
でもそのことに気づくには、
おそらくそれまでの4つのバイト(バイトに限らず、サークルや他の機会を合わせたら、もっと……)の存在そのものと、これら5つを掛け持ちして自分を追い詰めることの二つが必要だったのだと思う。
入学後すぐの無気力な状態で天狼院に出会ったとしても、あなたにとって大切な場所にはなり得なかったはずだ。
他の4つのバイトの存在。
他のどこのバイトも、不器用で、週1(あるいはそれ以下のときも……)しか来ないへらへらした私を、いつもあたたかく迎えてくれた。
中には、私には合わないんじゃないか、苦手分野すぎてどうにも克服できないんじゃないか、と思うようなものもあり、まわりの方には本当にたくさん迷惑もかけてしまったけれど、それでも不器用なりに、苦手なりに頑張りたい! という気持ちをいつも応援してくれた。
追い詰める中でわかったこと。
本当は、自分の体と時間が無限なら、どのバイトにおいてももっともっと改善の余地はあるし、続けたいという気持ちもある。どの面においても、もっともっとスゴイ奴になりたいという、バカポジティブな成長欲がある。
でも残念ながら、体も時間も有限で、その中で本当に自分がやりたいもの、できるのものに絞らなくてはならない、ということは、先日のピアノで痛いほど痛感したことだ。
試してみてもいない私は、自分の体の大きさがどれほどか分からない。見積もりが小さすぎては物足りず窮屈だし、大きすぎては痛い目に合う。でも痛い目にあって初めて自分の限界を知れるのだと思う。
そして、いろんな種類の経験から、自分の好き嫌い、合う合わないを体で知って初めて、進みたい方角はなんとなくこっちのほうこうなんじゃないかな、と進んでここまで来れた。寄り道ばかり、遊んでばかりに見えて、そのなかの失敗から、絶えず出口の方向を探していたのだと思う。
*
あなたの手元にもあるよね。森見登美彦の、『四畳半神話体系』。
やっちゃんが、おすすめしてくれた本。
ただただどうしようもなく、ただただ面白く、
ただただ人間としてクズに見える樋口師匠が言う言葉。
「可能性という言葉を無制限に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々が持つ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である。」
あなたにはまだわからないと思うけど、
私には今の私なりに分かったと思う。
それと、
入学してすぐ、たぶんこれからもずっとお世話になるであろう教授とお話ししたとき、
背後に親かそれまでの先生か、強い大人の存在を察知したんだろうね。
こんなことを言われたの。
「大人になる」とはどういうことか、いろんな定義があると思うけど、
その一つに、
また一つ、違う意味付け、違う見方を身につける
物事を、また一つ新たな視点から見れるようになる
と言うのがあると思う。
今信じている「これはこうだ」という考え方に対して、
別の角度から、こうもあり得るんじゃないか、って考えられるようになる
というのがあると思うね。
そのためには、いろんなことに首を突っ込んで、これまでならしなかったような経験をして、いろんな価値観に触れることが必要だよ、と。
今のあんたのように、純情を貫いて、
私にはこれしかないっていうもの、
たとえば
小さいころからずっと続けてきたという理由だけで「ピアノ」、
今勉強したいと思っている「都市社会学」、
あるいは将来的を見据えて就活のために必要な事、
それだけに盲目的に愛を注ぐよりもきっと、
浮気を経て得た現在の方がずっと幸せだと確信している。
だから、「これ!」というのを見つけるまで、おそらく見つけてからも、
胸を張って、浮気をしていけばいいと思う。
もちろん、これを本当の恋愛に当てはめるかどうかは別ね(笑)
まぁ、やめといたほうがいいだろうね、確実に。
2016.3.28 2年後の、大学3年になる私より
【一緒に読みたい本】
森見登美彦『四畳半神話大系』(角川文庫)
大学に入る前の期待感の高い時に、一度読んでから大学生活を始めると、大学生活の奥行きが増すのでは? アニメもオシャレで面白いのでオススメ。
文庫は、天狼院書店の天狼院BOX(Maison de 天狼院303号室)、≪のろチャンネルの棚≫にございます。