【『DUO3.0』使い倒し塾レポート】単語帳1冊で総合的に英語力を伸ばす極意を学んできました。《スタッフ石坂の報告》
天狼院書店の石坂でございます。
6月20日「『DUO3.0』使い倒し塾」を開催いたしました。
『DUO3.0』をご存知でしょうか。これは有名な英単語帳です。
この単語帳は定番中の定番で、高校生から社会人までと幅広く支持されており、累計で333万部を売り上げております。
まさに「王道の単語帳」
この『DUO3.0』をどうやって使うか。それが今回のイベントでした。
当初の予定は20名程度でこぢんまりとやろうと思っていたのですが、爆発的に参加者が増えたため、別の会場を借りてイベントを開催いたしました。
かなり大盛況でした!
やはりみなさん、どうやって単語帳を使えばいいのか、悩んでいたのかもしれませんね。
さて、今回の講師は英語キュレーターのセレンさんでした。セレンさんとは以前も『DUO3.0』の使い方についてのイベントを行い大好評でしたので、今回はさらに時間を取って、深い部分までお話を伺いました。
セレンさんは3年前に英語を始め、今では、プレゼンテーションの最高峰であるTEDxTokyoでスピーカーに英語でのプレゼン指導などを行うまでになりました。驚くべきことに、留学経験はありません。
そんなセレンさんが3年間の単語学習でしたこと。それは『DUO3.0』だけでした。英語の基礎である英単語を『DUO3.0』で学び、レベルを上げた学習でも、『DUO3.0』に戻って確認したそうです。1冊覚えたからと言って、他の単語本を使うのではなく、『DUO3.0』1冊だけを使ったのです。なんと1000周以上は確実にしているそうです!つまり、終わりがないということ。『DUO3.0』から出発して、『DUO3.0』に戻る。そんな使い方をしています。その使い方を教えてもらいました。
そもそも、なぜ単語力をつけなければいけないのか。
「英語を始めるなら英単語は必要だから。」
「とりあえず英単語でしょ?」
そんな理由ではモチベーションを維持できませんよね。単語学習の先に何が見えるか。それが見えないと必ず挫折してしまいます。
モチベーションを維持すること。それは単語で困った経験があること。言いたいことの英単語がわからない。「このiPadって便利なんだよ~」って言いたいのに、「便利」ってどうやって言うんだっけ?言いたい英単語がわからない。そんな「困った経験」が英単語学習のモチベーションを維持させてくれます。また、それを克服した時に達成感も得られるはず。
さて、ここからが本題です。
どうやって単語を覚えるのか。セレンさんに教わったことを、詳しくはお教え出来ませんが、簡単にお教えしますね。
例文の奥までを掴んで一つ一つをしっかりと理解すること。そして、目と手を使うのではなく、耳と口を使うこと。
例文の奥を感じることが重要なのです。
表面だけをなぞる英単語学習は意味がありません。ただ記載されている英単語の日本語訳がわかる。それでは「使える英語」にはなりません。
重要なのは、例文の奥を感じること。例えば、
“Natto” smells awful but tastes terrific.
という例文があります。意味は「納豆の臭いはひどいけれど味は最高。」
ただこの例文を
“Natto” smells awful but tastes terrific.→「納豆の臭いはひどいけれど味は最高。」
のように機械的に覚えるのではなく、例文の奥をイメージすることが必要です。
この外国人は初めて納豆を見たんだろうな。臭ってみたらびっくりしただろうな。
でも食べてみたら「なんだ、意外と美味しいじゃん!」てことかな。
だからtastes terrific! って言っちゃったんだろうな。
こんな感じで、例文の奥をイメージします。すると一つの英単語が実際に使えるレベルにまで自分のものになります。
そして重要なのは、口と耳を使うこと。つまり、CDを聞いて音読すること。例文を見て書いて覚えるという目と手を使うのではなく、聞いてしゃべる。その方がより「使える英語力」になります。より身に染み込みます。
そもそも人間が言語を習得する際、赤ちゃんは書こうとはしませんよね。まずはしゃべる。口と耳を最初に使います。文字というのはあくまで記号。言語を習得するには口と耳を使うのが一番いいのです。
その際に気をつけること。それは発音です。
ただ、やはり発音って簡単ではないですよね。英語学習者は「発音のいい人」「発音の悪い人」そして「発音が良くなりかけている人」。この3つに分類されるそうです。
なぜ発音が悪いのか。発音が悪い人によく見られる共通点があるそうです。それはみんな「真面目な人」という点。1つ1つの単語をしっかりと発音しようとするので、自然な英語を話せないそうです。例えば、
that I have
というもの。これを、真面目な人は「ザットアイハブ」と発音してしまいます。
たしかに1つ1つの発音は正確なのですが、それでは自然な英語ではありません。
「ザライハヴ」
カタカナで発音を表記すると完全に正確ではありませんが、「ザライハヴ」と言えると自然な英語に聞こえます。
そして発音のいい人は「聞こえた音をそのまま真似すること」をしています。
「ザライハヴ」と聞こえたから「ザライハヴ」と発音する。そうすることでより正確な発音に近づきます。
「発音をないがしろにして学習を進めないこと」とセレンさんはおっしゃいます。
単語学習で重要なのは、例文の奥にある感情をイメージすること。そして耳と口を使うこと。そうすることで単語帳1冊で総合的な英語力を取得できるのです。
これは『DUO3.0』だけでなく、すべての英単語帳に共通するでしょう。
かなりいいお話を聞いちゃいました!
【参加者の声】
・昨日のセミナーすごくよかったです!!今までの勉強法が間違った代表みたいなものでした、、、でもこれからは伝授された勉強法で頑張りたいと思います!!
・昨日参加しました!生セレンさんにお会いできて嬉しかったです!duoで、体幹をきたえるって言葉がしっくりきました。セレンさんのようになりたいので、私も、tryしてみます!受講できてよかったです☆
さて、天狼院書店では天狼院英語部というものがあります。毎週日曜日に英会話講師の先生をお招きし、英会話のレッスンをしています。実際に英語を使ってみるいい機会だと思いますので、ぜひご参加ください。
天狼院英語部は1回完結となっておりますので、ご都合の良い時にお越しいただければと思います。
ちなみに次回、6月22日は映画「アナと雪の女王」のあの歌『Let It GO』を題材にし、発音の練習を行います。英語にみられる特殊な発音がたくさんありますので、とてもいい教材だと思います。
【6/22Sun】『Let It Go』で発音を勉強!ネイティブのように歌えるようになる!!参加者全員にParrots Lawをプレゼント!~天狼院英語部~
また、音読法についてのイベントもございます。
6月23日には音読用の教材『[丸ごと覚える]厳選英文100』(Discover21)を編集した渡邉淳先生にお越しいただきまして、理想的な音読方法を教えていただきます。
こちらは単発イベントとなっておりますのでご注意ください。
【6/23Mon】『丸ごと覚える厳然英文100』使い倒し塾!編集者の渡邉先生はどう使うのか。正しい使い方はこれだ!渡邉先生大学講師就任後第1弾イベント!
天狼院書店では英語学習に力を入れております。わたくし、スタッフ石坂ももちろん英語を勉強しておりますし、お客様を巻き込んでみんなで勉強しております。ぜひ皆さんも一緒にがんばりましょう!!
なお、「『DUO3.0』使い倒し塾」はセレンさんが大阪でも開催するそうです。詳しい日程は未定ですが、分かり次第またアップしますね。
天狼院書店はセレンさんの「『DUO3.0』使い倒し塾」を応援しております。