fbpx
メディアグランプリ

まだまだこれからが青春だ!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ココヒロ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「56歳からサーフィンをはじめました」
 
ラジオからそういうコメントが聞こえてきた。私は、このコメントを聞いて思わず嬉しくなった。ラジオの番組のリスナーとしてのコメントなので、この方がどういう立場の方で、どういう状況の中で生活しているのかは一切わからない。でも、私は勝手に「いいぞ! 頑張れ!」と思ったのだ。私も57歳で、ラジオでコメントをしていた人とほぼ同い年だったので、妙に親近感が沸いたのだ。
 
ところで、50代後半って、ミドルエイジのことだよな。と、私は勝手にそう思い込んでいた。でも、ちょっと気になったので、ネットでミドルエイジと検索をかけてみたら、ミドルエイジは55歳までとある。あれ? そうなると、私はもうすでにミドルエイジを過ぎていることになる。じゃあ、57歳は何? と思ったら、正式な基準では、シニア世代の中に入っていたのだ。決してシニア世代になるのが嫌だとかいうつもりはないが、自分の想像とちょっと違っていたので、少し驚いてしまった。
 
そう言われれば、ゴルフのプロならば、50歳からシニアツアーと呼ばれ、アマチュアゴルファーでも、55歳からはシニアと呼ばれているから、それも仕方のないことだなとは思った。
 
でも、しかし、である。これからは100年時代と言われているから、その考えからすると50代は人生のまだ半分でしかない。あるいは、サムエル・ウルマン著の「青春とは、心の若さである」という本の中には、「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う」と書かれている。それならば、年齢には関係なく、自分の青春はまだまだこれからだと自分がそう思っている限り、青春は続くのだ。
 
その証拠に、先ほどの「56歳でサーフィンをはじめた」という男性の方も、きっと、自分はまだまだ青春のまっただ中だ! と思っていなければ、わざわざその歳で身体には、ちょっときついはずのサーフィンをはじめようとは思わないはずだ。おそらく、サーフィンをやった後に体力的には疲れてしまっても、心の充実度は100%に違いない。いや、120%かもしれない。私はそう思いたいし、同じ50代のひとりとして、そういう人には応援したくてたまらなくなるのだ。
 
最近、よく思い出す言葉がある。
 
「人生はあっという間やで」という言葉だ。
 
それは、今から8年前に74歳で亡くなった、義理の母の言葉だ。この言葉を聞いたのは、亡くなる三日前のことで、私の妻に対してそう語っていたのを、私は病院のベッドの側で聞いていた。その時、人生はあっという間だから、やりたいことをやれる時にやり切りなさい。そんな意味を込めてお義母さんはそう言ったのだと思った。今でも、私と妻の間では大切な言葉として、ずっと胸の中に残っている言葉である。
 
若い時は、「人生はあっという間だ」ということを真剣に考えたことは一度もなかった。長い人生はずっと続くと思いながら毎日を過ごしていたし、やりたいなと思っていることがあっても、それは、「いつかそのうち」のことであって、今すぐにという意味ではなかった。ましてや死ぬ時に悔いが残らないような人生を送る、などという考えはほとんどなかったのだ。
 
その言葉をお義母さんから聞いてから、私も50代に入り、今はもう50代の後半になった。50代になってからは時がたつのが早くなっているように感じるし、確かに、お義母さんが言ったように、これからもっと、あっという間に時間が過ぎていくのかもしれない。
 
でも、自分の人生に後悔だけはしたくない。これから大きなことを成し遂げたいとはぜんぜん思っていないが、自分にストレスがない状態で、やりたいことやったり、やれることがあるなら、全部やり切って楽しんでいきたいと思う。特に子供の頃からやりたかったことは、今からでも挑戦してみたい。
 
サムエル・ウルマン著の「青春とは、心の若さである」には、こうも書かれている。「60歳であろうと、16歳であろうと人の胸には、驚異に惹かれる心、おさな児のような未知への探究心、人生への興味の歓喜がある」と。
 
そうなのだ、いつもでも、子供のようにいろんなことに興味を持って、世の中を見渡している限り、まだまだ学ぶことはたくさんあるのだ。
 
私はこの本から、いつも勇気をもらっているし、この言葉をときどき思い出しては、自分はまだまだ青春まっただ中だ! と思って、ワクワクした気持ちになっている。60歳になっても、70歳になっても、いや80歳になっても、いつまでも青春を生きていると、実感しながらこれからも過ごしていきたい。
 
自分の人生は、まだまだこれからが青春の本番なのだ!
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



関連記事