【本日発売!】完全版「人生を狂わす名著50」リスト公開 + 本棚公開中!【 三宅のはんなり出版レポ・発売日特別編】
本日、2017年9月29日に、本を出版します!
9月22日より、全国の天狼院書店にて先行販売中!!
詳しくはこちらから。WEB天狼院の記事「京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫」から生まれた、
全200冊の本を紹介する書評本です!
読むと本屋に行きたくなる、本が読みたくなる、読書の秋にぴったりな本になってます。本の詳細は『人生を狂わす名著50』ライツ社のホームページでご覧下さいませ!
あの、書店スタッフとしてこんなこと言うのもどうかと思うんですけど、ぶっちゃけ、本読むのってめんどくさくないですか??
借りるのでないかぎり、ネットやテレビみたいに無料じゃないし。眠たいときに読んでると寝ちゃうし。肩こりも酷くなるし。(これは私だけ?)
だけど、読む。読んじゃうんですよね。
私は、本を読むのがめんどくさいけど大好きです。
なんでかというと、今まで本に、たくさん励まされてたくさん教えられてきたから。生きててよかったって思うくらい、死ぬほどおもしろい本に出会ってきたから。
読むことで人生をつくってきたんだと思うから。
そこで、今回は、これを読んだらあなたの人生を狂わせてしまうかもしれない……! と思うほど、衝撃的でおもしろい本を選んでみました。
『人生を狂わす名著50』という大仰なタイトルになってますが、大げさでもなんでもなく、私はこの50冊に対して「まじ名作、ほんとに名作、こんな名作ばっかり続けて読んだら絶対人生狂う」と真剣に思っています。
本を読んで、あなたの人生、狂わせてみませんか?
***
完全版【京大院生が選んだ、「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う名著ベスト50】
1/50『高慢と偏見』ジェイン・オースティン
― 人生の「笑い飛ばし方」がわからなくなったあなたへ
2/50『フラニーとズーイ』J . D . サリンジャー
― 世に溢れかえる承認欲求にうんざりしているあなたへ
3/50『眠り(『TVピープル』所収)』村上春樹
― 村上春樹をまだ読んでいないあなたへ
4/50『図書館戦争』有川浩
― 新しい仕事や新生活を始めた「新人」さんへ
5/50『オリガ・モリソヴナの反語法』米原万里
― 「語られない歴史」が好きなあなたへ
6/ 50 『スティル・ライフ』池澤夏樹
― 都会とか現代とか、「忙しさ」にちょっと疲れたあなたへ
7/50『人間の大地』サン= テグジュペリ
― 手の届きそうにない何かに出会ったことがあるあなたへ
8/50『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド
― この世のロマンチストな男の人全員へ
9/50『愛という病』中村うさぎ
― 「女という性」がよくわからなくなってきたあなたへ
10/50『眠れる美女』川端康成
― 自分の変態度をグレードアップしたいあなたへ
11/50『月と六ペンス』サマセット・モーム
― 小説家や画家に頭が上がらないと思っているあなたへ
12/50『イメージを読む』若桑みどり
― 旅行に行っても美術館をちっとも楽しめないあなたへ
13/50『やさしい訴え』小川洋子
― 静かに感情の波に飲み込まれたいあなたへ
14/50『美しい星』三島由紀夫
― 本気の美しさを見たいあなたへ
15/50『死の棘』島尾敏雄
― 結婚前(後)に夫婦の真髄を知りたいあなたへ
16/50『ヴィヨンの妻』太宰治
― 太宰治の言葉に殺されたい人へ
17/50『悪童日記』アゴタ・クリストフ
― 残酷でタフな世界を生きる小さいあなたへ
18/50『そして五人がいなくなる』はやみねかおる
― 「本」のおもしろさをまだ知らない子どもたちへ
19/50『クローディアの秘密』E . L . カニグズバーグ
― 冒険じゃない冒険を求めている、自称子どもたちへ
20/50『ぼくは勉強ができない』山田詠美
― カッコわるい大人にはなりたくないあなたへ
21/50『おとなの進路教室。』山田ズーニー
― 大人になっても、「これから」に迷っているあなたへ
22/50『初心者のための「文学」』大塚英志
― 教科書に載っている文学作品って何がおもしろいの? と思うあなたへ
23/50『妊娠小説』斎藤美奈子
― 新しい読書ジャンルを開拓したいあなたへ
24/50『人間の建設』小林秀雄・岡潔
― 「難しい話」に背伸びしてみたいあなたへ
25/50『時間の比較社会学』真木悠介
― 生きるとか死ぬとかってけっこう虚しいよなぁと思う人へ
26/50『コミュニケーション不全症候群』中島梓
― 社会に適合するのってむずかしいと思うあなたへ
27/50『枠組み外しの旅「個性化」が変える福祉社会』竹端寛
― どうせ変わりっこない、なんてほんとは思いたくないあなたへ
28/50『燃えよ剣』司馬遼太郎
― 理想の「生き様」や「美学」を探している青少年たちへ!
29/50『堕落論』坂口安吾
― 「まともさ」や「綺麗事」に違和感を覚えるあなたへ
30/50『アウトサイダー』コリン・ウィルソン
― 人生に意味なんてないのでは……と絶望しはじめたあなたへ
31/50『ものぐさ精神分析』岸田秀
― 社会の幻想がつまらなく思えてきたあなたへ
32/50『夜中の薔薇』向田邦子
― 「言い過ぎてしまう自分」がいつも恥ずかしいあなたへ
33/50『東京を生きる』雨宮まみ
― 東京は自分の居場所だと思いたい、思えないあなたへ
34/50『すてきなひとりぼっち』谷川俊太郎
― 詩の世界に触れてみたいって思い始めたあなたへ
35/50『チョコレート語訳 みだれ髪』俵万智、与謝野晶子
― 日本語のおもしろさを知りたいあなたへ
36/50『ぼおるぺん古事記』こうの史代
― 日本の神話をいつか読んでみたいと思っていたあなたへ
37/50『百日紅』杉浦日向子
― 今まで読んだことのない漫画を読んでみたいあなたへ
38/50『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』水城せとな
― 大人になってから恋を「してしまった」あなたへ
39/50『二日月(山岸凉子スペシャルセレクション8)』山岸凉子
― 少女漫画の深淵を覗きたいあなたへ
40/50『イグアナの娘』萩尾望都
― 消せないコンプレックスを持つ女へ
41/50『氷点』三浦綾子
― 「愛」って何か、ずっと知りたかったあなたへ
42/50『約束された場所で』村上春樹
― 日本の、いや「私たち」の闇について知りたいあなたへ
43/50『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ
― 恋愛で「重すぎる」「軽すぎる」自分に嫌気がさしたあなたへ
44/50『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー
― 自分の「間違い」を認めることが苦手なあなたへ
45/50『ティファニーで朝食を』トルーマン・カポーティ
― 本当は、自分に正直に生きていきたいあなたへ
46/50『光の帝国―常野物語』恩田陸
― 「善き物語」に触れたいあなたへ
47/50『なんて素敵にジャパネスク』氷室冴子
― 本を読んで、とにかく元気になりたいあなたへ
48/50『恋する伊勢物語』俵万智
― 古典をもっとおもしろく読みたいあなたへ
49/50『こころ』夏目漱石
― 自分って実はめっちゃワガママな人間なのでは……と思い始めたあなたへ
50/50『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
― この世でいちばん切ない小説を読みたいあなたへ
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実際リストを作ってみると、やっぱり「読んだ後、明確に自分の見てる世界が変わった本」のリストになったなぁ、と思います。
「狂う」って、「世界の規範から外れる」ことだと思うのですが、どうしても社会や世界に流されることのできなくなる本たちを選んでみました。
リストに収めきれず、もっと影響受けた本は別にあるのですが、それはまた別の機会に。
現在23歳の小娘である私がつくったリストですが、これから先、たとえば46歳になってどういうリストになるのかなぁ、と今から楽しみでなりませんね。
これだから本を読むのはやめられないのでしょう。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
どうか『人生を狂わす名著50』を通して、
あなたに、一冊でも多くの、素敵な本との出会いがありますように。
***
【おまけ】
書籍発売記念(?)。著者である三宅の本棚を公開します!
私の本棚見たい人なんておるんかいなとツッコミつつ、「きっと見たい人いっぱいいますよ!」という担当編集者さんのお言葉に甘えて……。
しかし私も人の本棚見るの大好きなので(※人の本棚フェチ)、どうか皆さんにも楽しんで頂けたらな~と思います。
趣味が合う方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください! 本の話しましょう!!(笑)
それではじゃんじゃかじゃん、こちらが三宅の本棚全貌だっ。
本は基本的にがんがん売る派なので、残ってる本は選抜勝ち抜いてきた組です。意外と少ない? いかがでしょう。
本が溜まってきたら「売る・売らない会議」をひとりで開催します。いる・いらない、って選り分けるの楽しい。
ていうか全体的に雑然としてますね。もうちょっと整理してから写真撮ればよかった。
「本ってどこに何があるか分からなくならない?」って聞かれるのですが、基本的に棚ごとにテーマがあるので、どこに何があるか大体分かります。こちらの棚は、マイ・バイブル棚。『人生を狂わす50冊』でもご紹介してる本が多いです。
漫画も多い。こっちの奥の棚はほぼ漫画。少女漫画育ちなのですよ私は!! 少女漫画の書評も書きたいよぅ。
真ん中の大きい棚は、表・裏二段編成になってます(というか本が増えて二段にせざるを得なくなった……)。見えづらいですが、我が家には瀬戸内寂聴訳の源氏物語が全巻あります。どや。下鴨の古本市で手に入れたの!
私のイギリス棚(と呼んでいる)の守り神。名前はベルカちゃん。なぜならこの子を購入したその日に読んでいた本が『ベルカ、吠えないのか?』(古川日出男、文藝春秋社)だったから。
本棚を見た人にたいてい笑われる。「はたらきたい。」→「「働きたくない」というあなたへ」という華麗な就活をめぐるタイトル攻防。そこから「大人はどうして働くの?」→「やさぐれるには、まだ早い!」→「おとなの進路教室。」と禅問答が始まるのですよ。
家に来た人に笑われるその2。本棚とテレビの隙間も本棚活用。こじはるの写真集と『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎、光文社)が並んでるとこが気に入ってます。古橋先生(※有名な国文学研究者)の本がバッタに潰されてるのだけ、ちょっと気の毒。
おまけ。机に置いてある本たち。机の上にあるのは、落ち込んだ時に読むシリーズです。エッセイとかインタビューとか短編集とか、全体的に軽め。なんで雑誌が置いてあるかというと、そこに載ってる乃木坂46の生田絵梨花ちゃんインタビューに励まされたからです!(笑)
さらにおまけ。研究室の机の上。研究関係はほぼ研究室の本棚に置いております。ささやかな公私の区別。どことなく薄暗いのは照明のせいだと信じたい……!
***
完全に私の趣味満載でしたが、大丈夫ですか、ついてきてますか!!
もし面白い本趣味が合いそうな本がありましたら、ぜひ教えてくださいね~っ。京都天狼院でお待ちしております!
それでは本日発売の『人生を狂わす名著50』、どうぞよろしくお願い申し上げます!!!
★明日発売『人生を狂わす名著50』★
☆cakesで▼京大院生が選んだ「人生を狂わす」名著50連載中!
☆更新情報はTwitterアカウント@m3_mykからフォローして頂けると嬉しいです。
2017年9月29日に、本を出版します!
9月22日から、全国の天狼院書店にて先行販売!!
詳しくはこちらから。WEB天狼院の記事「京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫」から生まれた、
全200冊の本を紹介する書評本です!
読むと本屋に行きたくなる、本が読みたくなる、読書の秋にぴったりな本になってます。本の詳細はライツ社のホームページでご覧下さいませ!
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