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チーム天狼院

最高裁だって、そりゃ意見割れるでしょ! という声が聞こえてきそうな、新人スタッフの無謀な挑戦《深夜3時の処方箋#1》


*この記事は、「ライティング・ゼミ」で文章の書き方を学んだスタッフが書いたものです。

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「はっ! やばい、こんな時間!」

パソコンの右上に映し出された時刻を見て、私は絶望した。今日は記事を書き上げてから寝るつもりだったのに、うたた寝をしてしまった。こんなことなら栄養ドリンクでも飲んで、もうひと頑張りすればよかった。深夜3時を回り、進捗は40%程度。もはや書き上げてから寝るのは不可能だろう。明日、いや、日付の概念からいえば今日になるが、朝が来ればまた昼の仕事に行かねばならない。こんな二重生活も体力的に限界だし、今週の投稿は見送るしかないか……

 

 

迫り来る締め切りから目を背け、自分に言い訳をした私は、その週ライティング・ゼミの記事投稿ができなかった。いや、これは初めてのことではない。今回で3度目だ、締め切りを守れなかったのは。その度に何かと理由をつけて、戦いの土俵に上がれない自分を甘やかしていた。

私が天狼院に出入りするようになったのは、8月開講日曜コースのライティング・ゼミを受講したことがきっかけだった。10月半ばからスタッフとして働くようになったのだが、この生活が思ったよりも遥かにきつい。想像の3倍くらい、体力的にも精神的にもハードだった。良くも悪くも、「やればなんとかなるさ!」と何にでも飛び込んでしまう性格なのだが、気持ちだけではコントロールできないことが多くなっていた。

天狼院に入ったばかりの私は、この記事を書いている今現在も雇用形態としては「アルバイト」だ。もちろんそれだけで三十路の独身女が食べていけるはずもなく、退職予定の昼間の仕事もそのまま継続することになった。朝8時半から夕方の17時半まで病院で薬剤師として働き、そこから車をかっ飛ばして一旦家に戻り、着替えてすぐに天狼院に向かう。19時から閉店の22時までカフェやイベントの業務を行い、閉店作業をして家に帰る、帰る日は。記事を書きたい日や仕事の残っている日はそのまま店で作業をすることも多い。うたた寝をしていたのも、家ではなく天狼院のコタツだった。

こんな二重生活に加え、11月は劇団の稽古で深夜になるのが当たり前になっていた。そんな中で書いたのがこの記事だ。

 

天狼院で働き始めたけど、正直なところもうやめてしまいたい

 

後ろでは劇団の稽古が続く中、ほぼトランス状態で書き上げた。締め切りは月曜23:59、ほんの3分前のことだった。読み返す余裕はなく「ええい、どうにでもなれ!」という気持ちで投稿した。

この記事に書いた通り、本当につらいのである、天狼院で働くということは。だからこそ逃げずに頑張ると、紗生ちゃんに戦線布告した、はずだった。

しかしどうだろう、最近の私の体たらくっぷりは。

ライティング・ゼミの第1講で、三浦さんはこう言った。
「できれば毎日記事を書いてください。最低でも1本、週1本は書かないと書けるようにはなりません!」

そうだ、毎日書かないといけないのだ。それなのに、最低ラインの週1本の投稿すらできずにいた。他の受講生が次々と記事をアップする中、言い訳をして、忙しさを盾に自分を守っていた。こんなんで、天狼院のエース「川代紗生」に勝とうなんて舐めてるとしか言いようがない。同じゼミの受講生やスタッフから「あいつ口だけじゃん」と罵倒されても仕方ない。

しかも、メディアグランプリ11thシーズンの第8戦、そう、2週ほど前の月曜がその締め切りだった。このシーズンは「天狼院やめてしまいたい」記事が週間1位になったため、総合ランキングでも1位のまま最終戦を迎えることができた。それなのに、最終戦に記事投稿をすることができなかった。

何も書けなかったのだ。忙しいとか、時間がないとか、そんな言い訳もできない。全く書くことができなかった。

私は自分に失望した。

ああ、やはり私は口だけの人間か。だから今までも「それなり」にいろんなことをやってみて、「それなり」にできたような気になって、でも全部「それなり」でしかなくて、そんな自分が嫌で、変わりたくて、自分の人生を変えたくてこのゼミに飛び込んだはずだった。そこで紗生ちゃんに猛烈に憧れを持って、どうしても勝ちたくて、だから「勝ちます」っていう記事を書いて、それなのに頑張れない私って一体なんなんだろう。

やっぱり、私はダメな人間なのかな。

なんでも中途半端で、頑張れない人間なのかな。

そんな憂鬱な1週間だった。

次の月曜日、メディアグランプリの結果が出た。幸い、と言っていいのかわからないが、総合1位を守ることができた。結果だけ見れば、このシーズンは紗生ちゃんに勝ったことになる。でも全然勝ってない。こういうことじゃない。遥か先にいる紗生ちゃんの背中は、まだ目視で確認できないほど遠い。嬉しいという気持ちにはどうしてもなれなかった。戦いを放棄した週がある私にとって「総合1位」という結果は違和感でしかなかった。

次の12thシーズンこそ、ちゃんと1位をとりたい。

ちゃんと戦って、ちゃんと総合1位になりたい。

だから、決めた。

この12thシーズン、毎日1記事投稿する。

1月の末まで、年末年始だって休むものか。

このくらいの圧力を自分にかけなければ、自分の甘さにまた負けて投稿しなくなってしまう。それだけは絶対に嫌なのだ。

しかしかなり無謀なことを宣言してしまったような気がする。今まで週1記事の最低ラインすら守れなかった人間が、毎日投稿なんてできるはずない。永井の頭の中にいる5人のちっちゃい裁判官のうち、2人が「ムリ!」とジャッジした。いつも何かに挑戦する時、そう、天狼院で働こうと思った時だって脳内裁判では5人とも「いける!」とジャッジした。でも今回ばかりは違った。

なんとかしてこの2人の裁判官から○をもらわなければならない。

だから仕方なく、免責事項を設けることにした。

・39度以上の熱が出たら休み

・書きながら鼻血が出たら休み

そういう条件なら、まあなんとかいけるかもしれないけれど……
と、反対勢力の2人にもようやく承諾が得られた。

「やるぞ、やってやる!」

意気込んで出勤した私は帰り際、紗生ちゃんにそれを話した。

「私、1日1記事投稿はじめることにした!」
「えーなにそれ! 私もやるー!」

やめてよ、やめてよ紗生ちゃん、どんだけなんだこの人は。

***

初めまして、10月から天狼院にスタッフとして加わりました永井と申します。

天狼院メディアグランプリは、お客様、スタッフ、講師の先生、著者の先生の混戦で記事のPV数を競う、いわばライティングにおけるF1レースです。天狼院スタッフは、週間1位になると『フリー投稿権』が与えられ、店主三浦のチェックなしに記事を投稿することができます。
私も「天狼院やめてしまいたい」の記事が週間1位となり、その権利を得たものの、なかなか行使するに至りませんでした。
せっかく獲得した権利を使わなければ! と毎日投稿を決めたのですが、それを紗生ちゃんに話してしまったのが間違いだったようです。ひっそりと、気づいたら「あれ? がいちゃん(永井の”な”を抜いて『がいちゃん』と呼ばれています)最近投稿多くない? って毎日じゃん!」なんて方が良かった気がしてきました。でも、もう手遅れです。ここで宣言してしまった以上、後には引けません。今シーズンはスタッフの特権を乱用して、何が何でも総合1位をとりに行きたいと思います。メディアグランプリにご参加の皆様、どうぞご遠慮はいりません。こんな自意識過剰な口だけの人間を、コテンパンにやっつけてください。

それでは第8戦まで、どうぞよろしくお願いいたします。
記事:永井里枝

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」で文章術を学んだスタッフが書いた記事です。
お客様でも、「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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