【三宅のはんなり出版レポvol.3】「本屋さんへの営業」初体験ルポ。（という名の、京都本屋ログ）
こんにちは！ 京都スタッフ三宅です。
2017年9月29日に、本を出版します！
詳しくはこちらから。WEB天狼院の記事「京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫」から生まれた、
全200冊の本を紹介する書評本です！
読むと本屋に行きたくなる、本が読みたくなる、読書の秋にぴったりな本になってます。本の詳細はライツ社のホームページでご覧下さいませ！
はじめてのしゅっぱん（ここで某おつかい番組のBGM流してください）に当たりまして、三宅が出版裏話をアレコレ喋る「三宅のはんなり出版レポ」シリーズ。第一号はこちら、第二号はこちらです。
さて、第三号に当たる今号はですね、本屋さん巡りをしてきたお話です！
……趣味？
いや、本屋さん巡りはたしかに趣味なんだけど。
でも今日は趣味ではない！ おしごと！！
どういうお仕事かと申し上げますと、
「本の営業」
ってやつです。
私、本の営業ってどんなふうにするんだろう……？ って不思議だったんですよ。
まず、本屋さんってどうやって「売る本」を決めてるのだろう？ チェーン店なら上から「これを何冊置きましょう」って決められてるのかな？
天狼院はそのへん割と自由なのですが、ほかのお店はどうなんだろう？
それが、本屋さんに自分の本を営業してみて、知ったのです。
本屋さん、めっちゃ頑張って、「売りたい本」を「売れる」ように、売ってくださっている……！！！
もちろん「この本を何冊置きます」ってのが決まってるお店もあるのですが。
「あの、こんな本を出すんですけど、置いてくださいませんか？」って行くと、沢山の店員さんが「面白そうだし、〇〇冊入荷しますね！」ってその場で言ってくださるんです。
か、会議とかなくていいの！？ こんなどこの馬の骨とも知れない本を入荷するって決めていいの！？ 本当にこんな軽いノリで置いてくださるのか！？ と、驚きっぱなし＆感謝しっぱなしでした。
本屋さんってなんてありがたいんだ……愛にあふれている……。
というわけで、愛にあふれた本屋さん巡りルポ、いってみましょうー！
※写真はすべてライツ社の高野さんが撮ってくださったのですが、高野さんのお写真が一枚もない（泣）。高野さんは見た目爽やかなイケメンなのに、哲学科の大学院でアリストテレスを勉強されていたという爽やかでない経歴（失礼）をお持ちになる敏腕営業副社長さんです。高野さん、いつか写真を撮りましょう。
それではルポ（と見せかけた京都本屋ログ）はじまりはじまり～～っ。
↓ ↓ ↓
①誠光社さん
最初のスタートは、京都の河原町丸太町にある誠光社さん。
めっちゃ雰囲気いい。っていうかオシャレ。
待ち合わせの時間に早く来てしまったわたくし、営業の前に本を思わず買ってしまう。面白そうな本ばっかり置いてあるんだもん……。
お忙しそうなところ、店主さんとお写真撮って頂いたのです～～わーい（ただのミーハー）！
なんと店主さんひとりで切り盛りされてる本屋なんだとか。すごい……。後日ご注文頂けて、ありがたい限りです。
京都でかっこいい本屋に行きたーい、隠れた良書を知りたい！ という方におすすめ。
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②丸善 京都本店さん
私が京都で一番愛する本屋さん、丸善さん！ 好き！ なぜなら広いし品揃えがいいし天井が高いから！！（謎のポイント）
見てくださいこの天井の高さ。伝わるかしら。素敵。
なんと丸善さん、ものすごい数を入荷してくださると仰ってくださって！！！！ ありがとうございます！！！！
丸善さん頻繁に通ってるので、とても嬉しい。
私も自分の本を見つけたら、檸檬乗っけようかな……。
三条に行った際はぜひお立ち寄りを！ 入ってるビル・BALの建物もおしゃれ。
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③ふたば書房 御池ゼスト店さん
京都に珍しい「地下街」にある本屋さん、御池ZESTさん！（京都は基本的に「掘ったらなんか出てくる」街なので、地下が少ないんです）
早川文庫の棚がキラッと光る本屋さん☆ 楽しい☆
入荷もさくっと決めて下さって、本当にありがたい限りです。ありがとうございます！！！（喜んでたらお写真撮るの忘れました、ごめんなさいー！！）
あと実は私、ここのツイッターが好きなのでみなさんご覧ください↓ なんかこう、アナログな写真がイイ。
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④京大生協さん
我が地元（のようなもの）、京大生協。
京大生協の本屋は、なんと全国の大学生協の中で、本の売り上げ二位なんだとか（ちなみに一位は早稲田さん）！ ひとえに生協の店員さんたちの本を売る努力のおかげですね。
ちなみに店長さんいわく、「京大ってなかなかベストセラーが売れないんですよね～」。うん、たぶん京大生が天邪鬼だからだと思う……。
↑京大生協ルネの店長さん、めっちゃ喋ってくれたのに、「写真は勘弁してください……」と逃げてしまわれた。京大関係者ってどうしてこうもシャイなのか（※私調べ）。ということでソロ写真。
早稲田大学生協さんも京大生協さんもいっぱい入荷して下さるとか！ 嬉しい！！ ありがとうございます！！（しかし早稲田のイケイケ・リア充な方々が私の本なぞ読むのだろうか、と震える京大生・三宅。これ読んでる中で早稲田の方がいたら買ってやってください……）
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④善行堂さん
京都の知る人ぞ知る名店。なんと古書も新刊も一緒に売っているという素敵さ！（その新刊の中に私の本も入れて下さるとか！ ありがたや）
店主さんは数々の伝説を持つのに気さくな京都人。
置いてある本がどれもこれも面白そうすぎて、高野さんと店主さんが話している間、私の目が勝手に本棚を物色し始める……。まずい、今日はお仕事。本を買いに来てるんじゃないのよ、私！
といいつつ、耐えられずに一冊本を買ってしまう（「え、いつ本棚見てたんですか……？」と高野さんに怪訝な目で見られてしまった）。今度は時間のある時に来まーす。
ずばりド直球で本好きな方におすすめな本屋さんです！！
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⑤恵文社一乗寺店さん
京都のガイドブックに必ず載ってる「京都の有名な本屋」といえば、こちらのお店！
私も何度も来たことがあるのですが、来るといつも本買っちゃう。いつ来ても楽しい。
店主さんは私と同じく平成生まれ！ 若い！ お肌つるつるナイスガイ。
恵文社さん、全体的に面白い本を置いているのですが、たまに店主さんの好みがキラリと見えるところが好き。
京都天狼院のことも知って下さっていて嬉しい。恵文社に私の本が置かれてたら、なんつーか感無量ですね……。
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⑥ジュンク堂京都店さん
一日目ラストはジュンク堂～～～！！！
天下のジュンク堂さんに自分の本を置いてもらえる日が来るとは。びっくりするわ！ ありがたすぎる！
写真がなくてすみません……予想以上の冊数を入荷してくださることへの喜びに浸ってたら、完全に写真撮るの忘れていました……。
すごく大きい本屋さんで、文庫本と学習参考書がやたら揃ってるんですよ。翻訳ものの文庫が異常なまでに揃ってて大好き。
あと対応して下さった店員さんが、すごく仕事できそうなお姉さんで惚れそうになりました。あぶない。
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おつかれさまです。こっから二日目！！ れっつごー！
⑦同志社生協良心館ブック＆ショップさん
二日目は、同志社大学生協さんからスタート～～！！！
のっけから同志社にいる男女のオシャレ感にのけぞる三宅。「同志社めっちゃきれいですね！」と感動する高野さん。昨日京大見た後だと余計きれいに見えますよね……。
そして生協に入ってみると、むっちゃ広い！！！ そして本の置き方がおしゃれ！！！
まじか、大学生協っておしゃれなところだったのか。ちなみに同志社生協の売り上げは京大に次いで全国三位らしい。この本屋のキレイさを見れば納得ですね。
対応して下さった店長さんがすごーく素敵で、私が「なんか同志社って本屋ですらキラキラしてますねぇ、生徒さんもキラキラしてるし！」と言うと、「いや京大もキラキラしてるよ！」とフォローを入れてくださいました。やさしい……。
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⑧大垣書店 イオンモールKYOTO店さん
京都駅近くにそびえ立つやたら大きいイオン、そこに入っているのは、やたら広くて品揃えのいい大垣書店（※京都の本屋チェーン店）……！！！
美人でな店員さん（辻さんという方）が対応してくれたかと思いきや、彼女は高野さんのお知り合いとのこと。
しかし私の本の、今日マチ子さんの表紙に対して、高野さんが「ちょっとシャツから胸が見えてるのがいいですよね！」と言うと、辻さんは「……そこ？」と冷たい目を投げかけておりまして、その会話を聞いていた私はなぜかキュンとしてしまいました。美人な本屋さんの冷たい目線っていいですよね……（何目線なんだ）（しかし私は高野さんの意見に賛成ですよ）。
みなさん、京都駅に立ち寄った際はぜひ！ 新幹線までのお時間がたっぷりあっても、ここにいればいくらでも時間溶けてくから大丈夫だよ！ 広いの！！
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⑨大垣書店 京都ヨドバシ店さん
こちらはヨドバシカメラのビルに入っている大垣書店。漫画からビジネス書、ベストセラーまで若い人向けの本が全般揃ってる感じの本屋さん！
本の営業中だったのに、こちらの店員さんと私で「水城せとなさん最高ですよね、特に窮鼠は名作ですよね」というディープな話で盛り上がった後、高野さんにBL漫画を薦めるという謎の流れになりました……。高野さん、水城せとな読んでください。
いきなりお伺いしたのに、本も入れてくださることに！！ ありがとうございます～～！！ この世には天使しかいない！！！ しかしまたしても写真忘れた！！！
ホームページはこちら。
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⑩三省堂書店 京都駅店さん
京都駅の地下にある本屋さん。京都駅に来るたび寄ってしまう、謎の吸引力を持つお店。
そんなに面積が大きくないのに、なんとなく読みたい本がいつも見つかる、痒い所に手の届く品揃えです。最高。
ここの本屋さんの店長さんと、氷室冴子先生話ができて大変嬉しかったです！！ 『なんて素敵にジャパネスク』、最高ですよね！！！
本も予想以上に注文して下さって、ものすごく嬉しい。本屋さんにはつくづく神様か天使しかいない……。ありがたい……。
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⑪ホホホ座 浄土寺店さん
ラストです！！！
本屋さんと言いつつ、雑貨や文具、衣類まで幅広く取り扱う、左京区の聖地のよーなお店。
置いてある本も、ひとつひとつこだわりを感じる店内です。こだわりを求める方、ぜひ行ってみてください！
ちなみに店長さんが岩井俊二監督似の方でした。お忙しいところお話聞いてくださってありがとうございます～！！
ホームページはこちら。おしゃれ。
＊＊＊
というわけで、二日間ひたすら本屋を巡ったのでした。おつかれさまでした！
読んでくださってありがとうございます！
ただの本屋ログみたいになってしまいましたね。京都にいらした際はぜひご活用ください。
ふだん本屋にはよく行くけれど、
こうやって本屋の店員さんとお話することはあまりないので、すごく楽しい二日間でした！
予想以上の冊数をご注文頂けて、高野さんと私で感動しっぱなしでした。
お忙しい所対応して下さった方々、本当にありがとうございます！
京都には素敵な本屋さんがいっぱいあるな～、そして本屋さんで働かれてる方はみなさん本当に素敵だな～～と改めて思いましたね。誇りをもって本を売ってらっしゃる感！
そしてみなさん、ぜひ京都天狼院にもお越しくださ～い！！！
☆cakesで▼京大院生が選んだ「人生を狂わす」名著５０連載中！
☆更新情報はTwitterアカウント@m3_mykからフォローして頂けると嬉しいです。
2017年9月29日に、本を出版します！
詳しくはこちらから。WEB天狼院の記事「京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫」から生まれた、
全200冊の本を紹介する書評本です！
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