READING LIFE

誰が「第二の人生」なんて言ったのだ? 俺はただ、人生を変える途中なだけだぜ。「人生を変える」雑誌『READING LIFE』予約受付開始!《2017年6月17日(土)発売/東京・福岡・京都店舗予約・通販申し込みページ》


記事:山田THX将治

「それで、今は何をやっているの?」
俺が営んでいた工場を休止して以来、耳にタコが出来るほど聞かされたセリフだ。「放っといてくれ!」と叫びたくなるところだが、皆の心配から来る言葉なので、答えに窮してしまう。
「別に何もやってねぇよ」
最近は、冷淡に答えることにしている。だが俺の動向は、主にSNSで既に知られてしまっている。時折、Web天狼院に俺の記事が掲載されると、拡散され知った友人達が一様に言ってくる。
「なんか悠悠自適だな。第二の人生はこうありたいね」

本来なら、きちんと説明すべきところだが、俺はあえて説明してこなかった。
先ず、俺の拙い文章や言葉では、天狼院の面白さを説明しきれない。
それに、本と殆ど接しない連中に、記事を書く面白さを説いても理解されない。
その上、始末の悪い事に、学生時代、俺の国語の成績は最悪だったので、俺がまさかライティングを学んでいるなんて、想像すらされない。
‘アイツ、今度は何を始めたのだ?’と思われても仕方が無いのだ。

この度、天狼院書店が新しいコンセプトの雑誌を作ったので、書店そのものの説明を交えて、俺なりに紹介したい。
少しでも、興味を持って頂けたら幸いである。

還暦が間近に迫って来ると、誰しも残りの人生を考えざるを得なくなる。俺だってそうだ。企業に勤めるサラリーマンなら、そろそろ定年が見えてくる。でも、常識的(平均寿命)に考えれば、“まだ”20~30年の時間(人生)が残っている。
逆に、20~30年前はどうだったか考えてみた。丁度、20代・30代の頃だ。これからの人生の先行きなんて、見えている様で‘見て’いなかった。これからの人生も、若い頃の様に、何も見通しを立てなければ、多分あっという間に過ぎていくだろう。
俺は、無為な人生をこれからも歩むつもりはない。
20~30年後にどうなりたいかを考えた。理想を言えば限(キリ)が無いが、出来ることならこれまで過ごした人生で出会った、俺が“面白い”と感じたコンテンツを、若い世代に伝えていきたい。その為には、俺が若かった頃、そこいら中に生息していた、酒を強要しながら説教を垂れる様な、醜いオッサンにだけはならないことが重要だ。そして、伝えたいことが説教と取られない‘伝達力’も必要となってくる。
幸いなことに俺は、全くの下戸なので酒を強要することは有り得ない。問題は、聞き入れられる“言葉”と“文章”を持ち合わす必要が有ることだ。
そうでないと、年老いてから次世代に見捨てられることになる。俺にとって、これが一番の恐怖だ。
だから、周りの同世代からは無意味と思われているかもしれないが、今は‘書くこと’に注力している訳だ。

世に言われる“第二の人生”を、誰しも定年後の人生と重ねて使ってしまう。
でも、俺はサラリーマン生活を殆ど過ごしていない。定年なんて、考えたことも無かった。事業をしていると、自分で決めない限りいつまでも仕事をすることが出来る。しかし本当に、寿命が尽きるまで仕事をすることが幸せなのだろうか。
実際、俺の父親は、死ぬまで会社に籍が有った。でも、仕事ばかりの人生が、決して幸せではないことも、俺には感じられた。
人生は一度しかないし、生まれ変わりでもしない限り、人生がもう一度来る訳も無い。だから、第二の人生なんて言葉自体が、無意味に思われてくる。しかし、新たな事を始める‘リスタート’ならば、切れるのではないかと考えた。

そのような訳で、俺は現在、人生を変えようとリスタートしたばかりなのだ。選んだ場がたまたま、天狼院という風変わりな書店だっただけだ。
天狼院のコンセプトは“READING LIFEの提供”というものだ。同世代の者には、‘なんのこっちゃ’だとは思う。READING LIFEとは、書籍を通じてその先まで提供しようというものだ。俺は天狼院には、今までと違う‘何か’がきっと在ると考えた。
今俺が、天狼院で特化しているのはライティングだ。このところの言動(俺の)が、少し変わって来たと感じるならば、ライティングのお蔭だ。
勿論、年配者だし元々の自力が無いから進歩は遅い。でも、何の間違いかライティング・ゼミの上級コースであるプロフェッショナルコースに在籍させてもらっている。勿論、末席にだが何もしないよりはマシなのは確かだ。
それに、一緒に学んでいる連中がもの凄い。福岡天狼院を仕切りながらライターを務める才女に始まり、作家デビューするのではといわれているホテルパーソン。ラジオパーソナリティの傍ら、企画まで持ち込む女性。はたまた、俺と同世代ながら、既に書籍を出版している先生まで居るのだ。こんな猛者達に、混じり学ぶことが出来るだけで、凡な俺には奇跡としか言い様が無い。
書くことで人生をリスタートしようとする俺には、恰好の場なのだ。

このところ、書くことが楽しくなってきた。正確には、楽しくて仕方が無い。ゼミ仲間の記事を読むのも、楽しい限りだ。勿論、仲間の記事を読んで、自分との実力差に、呆然となる時も度々ある。それでも、書き続けている。解決策は、それしかないと教えられているからだ。
気が付くと、書くことがストレス解消にまでなってきている。信じられない事とは思うが。

そんな天狼院が、今回雑誌を作った。
その名も『READING LIFE』。副題に「人生を変える雑誌」とある。
ライターは、この雑誌の編集長である天狼院の三浦店主、副編集長に抜擢された天狼院のスタッフ達、そして俺と一緒にライティングを学んでいるゼミ生、それも上級者達だ。
格下の俺は、今回この雑誌に寄稿していない。正確にいうと、俺はまだREADING LIFEに載せる程の文章は書けていない。取り上げられる程の、企画も上げられていない。勿論、いつかは書かせてもらえる域まで行くつもりだ。いや、必ず到達してみせる。企画だって、密かに練り始めている。
READING LIFEは文章が苦手な人用に、写真もある。この写真だって、天狼院の手に掛かると、READING LIFE(本を通じたその先の世界)でも有るのだ。実際、写真集を出している有名カメラマンが、直接指導してくれる講座だってある。そして、笑ってしまうことなのだけれど、受講生と共に学んでいた天狼院の三浦店主はこの度、晴れてプロカメラマンの一員となってしまった位なのだ!

兎に角今回は、俺が学んでいる所が、どんなものなのかをこのREADING LIFEを手に取って知ってもらいたい。
一緒に学んでいるライティング猛者達が、どれだけ凄いか知ってもらいたい。
そして、俺が上がってしまった土俵が、どれぐらいの物かも知ってもらいたい。

俺に対し「今は何をやっているの?」とか「天狼院って、どんな所だ?」と聞いて来る友人や同世代の者よ、是非一度『READING LIFE』を見てくれ。俺の説明より、数段理解が深まることだろう。
そして、少しでも、俺が人生を変える途中であることを理解して欲しい。

それで、ちょっとでも俺を羨ましく思ってくれたら、俺はこの上ない喜びを感じることになるだろう。

【雑誌『READING LIFE』予約する際の注意と通信販売について】
いつもありがとうございます。雑誌『READING LIFE』副編集長の川代でございます。
『READING LIFE』は3,000部作りますが、発売日にお渡しできる分の数に限りがございます。確実に手に入れたい方はご予約をおすすめ致します。初回限定特典として、ご予約先着順にて、雑誌『READING LIFE創刊号』(2160円相当)を差し上げます。この創刊号のお渡しは、なくなり次第終了となります。ご了承ください。
また、万が一予約が殺到した場合、予約順でのお渡しとなりますのでご了承くださいませ。

店頭、お電話、メール、下の問い合わせフォーム、Facebookメッセージなど、あらゆる方法で予約受付致します。

 雑誌『READING LIFE2017夏号』2,000円+税
6月17日(土)19時から東京天狼院、福岡天狼院、京都天狼院各店にて発売開始・予約順のお渡し

今回は通信販売も同時に受付開始します。通販での受付も予約受付順の発送となります。PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。
通信販売の場合、送料・手数料として500円別途頂きますが、その代わりに天狼院書店でご利用頂ける「コーヒーチケット(360円相当)」をおつけしますので、店舗に来る際に、ぜひ、天狼院でご利用頂ければと思います。
通信販売分は、発売日より、予約順に順次発送致します。

《一般先行予約》*雑誌『READING LIFE創刊号』つき
雑誌『READING LIFE2017夏号』2,000円+税





《通販先行予約》*雑誌『READING LIFE創刊号』つき
雑誌『READING LIFE2017夏号』2,000円+税
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