なぜ伝説のプロデューサー蔦屋重三郎は縦横無尽に活躍できたのか?〔小説『蔦屋』/ストックビジネス〕
【蔦屋重三郎の強さの秘密】2014年天狼院が本気オシで推しまくって、おかげさまで結局実売が300冊を超えた名作『蔦屋』の主人公蔦屋重三郎は、写楽、喜多川歌麿などを夜に送り出した伝説の編集者にして出版プロデューサーである。
彼が縦横無尽に活躍できたのはなぜだったのか?
『吉原細見』という、遊郭吉原の花魁の選手名鑑のようなドル箱を抱えていたからだ。「定期的」に刊行され、必ず一定部数以上売れるこの本が、蔦屋重三郎の活動の資金源になっていた。
この資金によって、吉原の遊郭に、著名な文化人を招き、「接待」して原稿を書いてもらっていた。当時は原稿料というものがなく、この接待の費用が実質的な原稿料だったという。
接待によって、書いてもらい、それが大ヒットして、さらに財政的に潤い、しかも影響力も保持した。
まとめると、こういう図式になる。
『吉原細見』の定期収入
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文化人「接待」の費用=原稿料
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新刊での大ヒット
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出版業界におけるプレゼンスの確立
つまり、『吉原細見』の定期収入がなかったとしたら、稀代のプロデューサー蔦屋重三郎は生まれなかったかも知れない。
天才プロデューサーである以前に、蔦屋重三郎は「ストックビジネス」構築の達人だったということだ。
ビジネスにおいて、この定期的な「ストックビジネス」の確立が難しい。
どうしても、一過性の「フロービジネス」になってしまい、それはつまり、労多くして益少なしになる可能性が高くなり、まさに今の僕がその状態になっている。
今の天狼院に最も必要なのは、蔦屋重三郎における『吉原細見』のようなストックビジネスである。これを確立するために、僕は「天狼院ビッグバン」を計画して、実行したのだが、雑誌『READING LIFE』と劇団天狼院のストック化は実現できていなく、むしろ、他のストックの兆しを踏みつぶして、大博打、つまりはフローを打った感がある。もちろん、将来的なストック化は目論めるが、すぐにストック化することは難しい。
ストック化が成功すると、正社員の複数人の雇用が考えられる。
それはつまり、僕が天狼院に張り付いていなくとも機能するということだ。
また、ストック化に成功すると、多店舗経営も容易になる。
今、計画よりもオープンが遅れている福岡天狼院、そして今年のオープンを予定している京都天狼院も、一気に構築できるはずである。
天狼院の飛躍のために、どうしても必要となるビジネスのストック化。
ところが、これを実践的に指南してくれる使える本が、残念ながら世の中には存在しないのだ。
アントレプレナーシップや、フロービジネスについて説いた本は数多くあるが、本当に使えるレベルでのストックビジネスの本が、残念ながら、ない。
しかし、天狼院は可能性に満ちた場所である。
そう、なければ、作ればいいのである。
幸い、僕はストックビジネス構築の達人を知っている。
数々のストックビジネス構築を手がけて、200店舗のラーメンチェーンのフランチャイズ化にも関わっている。
僕だけがストックビジネス構築の、いわゆる「秘伝のレシピ」を教わってもいいのだが、それではもったいないような気がしている。
それで、本を作ることによって、これを公にしようと考えている。
ただし、天狼院では本を作れたとしても、世の中に広く流通させる力が今はまだないので、出版社の方々とタッグを組んで、最強のストックビジネス本を作ろうと考えている。
この本を作る過程において、この本のメソッドを使って、天狼院は本気で「ストックビジネス」を構築しようと考えている。
つまり、天狼院の成否も、この本にかかっているということだ。
さて、これを読んでいただいている、出版関係の方々にご提案したい。
僕と一緒に、最強のストックビジネスの本を創りませんか?
ビジネス書の棚の「穴」となっている部分に、定番として、これより版を重ねていく本を作りませんか?
少なくとも、僕はこの本の著者が持っている「秘伝のレシピ」的なメソッドで、天狼院を飛躍させようと考えております。
これに、僕はかけようと思っております。
興味のある方は、ぜひ、遠慮なくご一報ください。
一緒に、面白いことにしたいと思っております。
どうぞよろしくお願いします。
*蔦屋重三郎については、雑誌『READING LIFE』創刊号と小説『蔦屋』に詳しいのでこちらをお読み頂ければと思います。
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