【秘めフォト部体験記】秘めフォト部ってどんなところ? 秘密だけど少しだけ、見せちゃいます!
○月○日(金)
今日は、思い切って、「秘めフォト部」に行って見た。
自分史上最高にsexyな一枚を撮る、なんて、きっと無理だと思ってた。
場違いかな、と、思ったりもした。
でも、
いざ飛び込んで見ると本当に楽しい。女性同士、綺麗なところを見つけあって、撮られた私は、私じゃないみたい!
秘めフォト、だから、秘密だけど、自分の日記になら、書いてもいいよね。
ちょっとだけ、秘密の中身を書いてしまおう。
ライティング・ゼミを受講されたお客様の記事です!
秘めフォトに参加すると、文書まで変わってしまうらしい……!
貧乳は、おっぱいを諦めた方がいい~秘めフォト部が教えてくれたこと~
「わー! めっちゃキレイ!」
「キャー! すごーい!」
悲鳴と拍手が響く部屋の中で、私も同じように声を上げていた。もっと、照れくさいものかと思った。
他人が裸で撮られているところを見るのも、自分が撮られているところを見られるのも。
予想外に、その場に馴染めた自分に驚いた。
秘めフォトは恋愛である
「あ。やられたっ」
天狼院の経営者、三浦さんからその話を聞いた時、私は心の中でそう叫んだ。
「先日秘めフォトに最高齢で参加された方、63歳です」秘めフォトとは天狼院書店で開催されているイベントの名称。
プロカメラマンでもある三浦さんと、素人の女の子が写真撮影をする会の呼び名。
『自分史上最高にSEXYな写真を撮る、女性限定の新しいフォトサービス』
というコンセプトに私は心を躍らせた。実は密かに、このイベントに参加したいと思っていた。
秘めフォトの記事を見た時ドキッとした。
美しくポージングをする人やそんな自分をイメージした。写真に撮られることは恋愛と似ている。
「あれ、なんか痩せた? 雰囲気変わったね」
冬休み明け学校の友人に言われた。しかも複数の友人にだ。
あれ? なんかしたっけ?そういえば前もこんなことなかったけ?
その時にふと成人式のことを思い出した。
今までパッとしなかった同級生の実花がすごく引き締まって綺麗になっていたのだ。成人式での化粧も相まって本当に誰だかわからないくらいだった。
みんなでこぞって聞いたものだ「どうしたの!? 彼氏できた?」
「彼氏は出来たんだけどさ、なんか演劇サークル入ったのが大きいかも」
照れたように言った。
「えーー!?」 周りと思わず声が揃ってしまう。
そもそも大人しかった実花が演劇も意外だけど、どうして演劇サークルで? って思った。それはみんなも同じだったみたい。
「なんかさ、見られてるってこと意識したら全然変わるんだよね」
彼女がさらっと言ったので、そんなものかと当時は思った。あれまさに実花が言ってた感じじゃない?
心当たりが一個だけあった。
カサブタと内なるものの表現
カサブタをはがしたい……。
幼いころ、誰でも一度はそう思ったことがあると思います。
血が固まってできたものなのに、赤というよりは黒ずんでいて、表面はザラザラでグロテスクなかたまり。
そんな見た目だからか、なおさら気になって、何度もカサブタを触り、何度も爪でひっかいて取ろうとしたものです。親や小学校の保健室の先生からは「バイ菌が入らないように身を守ってくれているんだから、はがしちゃダメよ」といわれました。
でも、ダメと言われると余計にやりたくなるのが人間のサガ。
バイ菌が入るとか血が出るとか、そんなことはお構いなし。
どうしてもフタに隠された内側のものをみたくてみたくて、私はカサブタができては触り、はがそうとしていた記憶があります。
美人に必要な3項目。目的と戦略と他人の視線。それが手に入る夢の場所
パシャッポーズを決めるわたしの前で、フラッシュが光った。
「こんな感じ! どう!?」
カメラのファインダー側、デジタル画面をこちらに向けて、三浦さんが撮ったばかりの写真を見せてくれた。
三浦さんはわたしが通う文章講座の先生だ。
たぶん本業は本屋の店主だけど、大学の講師をしているし、11月には小説も出すらしい。見た目は安田大サーカスのクロちゃんを細くしたような、キュートなおじさま。
そんなクロちゃんならぬ三浦さん、「女性をセクシーに撮るプロ」のカメラマンでもあり、女性限定の撮影会「秘めフォト部」を開催している。この日わたしは友だちに誘われて、その「秘めフォト部」に参加していた。
キレイな自分を否定しなくていい理由
はあ……。
思わずため息が出る。天神警固神社でバスを降りて、福岡天狼院へと向かう道の足取りはいつになく重かった。
ライティング・ゼミの第1回を受講するときだって、今よりも緊張していたけれども期待も大きかったんだ。
こんな引きずるような歩みではなかったはずだ。明日からお盆休みなのに。
休み前だから、仲の良い同僚たちは焼肉とビールだとはしゃいでいたのに。
いや、それよりも。最近食事に行くようになった彼から、それとなく今日の予定を聞かれていたのに。
なのに、なのに、と口をとんがらせるけど、足は勝手に覚えている道を進んでいく。入り口の前には、貸し切りイベントを告知する黒板が出ていた。
はぁ……。
階段を見上げて、一層深いため息が出る。
行かないと、ダメ……?
「ライティング」で「撮られること」ができるようになった
なんであんなことしちゃったんだろう……。せっかく温泉に来たんだし、朝もお風呂に入っちゃおう。
体を流し、タオルを頭に乗せて、大きいお風呂に体を沈める。
寝不足でぼんやりしていた頭が、熱い温泉でゆっくり目覚める。ふっと一息吐き、目を瞑ると、昨夜のことが思い出される。
ああ、なんで、あんなことを。
「いい! すごくいいよ! ほらほら」
「あー、ホントだ! めちゃいい!」夜は深まり、日付が変わる頃。
とあるホテルの一室で、女性たちの楽しそうな声が聞こえてくる。
一人の女性が、カメラマンの指示に従いポーズをとる。
そしてレンズの奥を見つめる。そのなかに私はいた。
そして私は写真を撮られていた。
書き方を学びに行ったはずが、オッパイが2サイズアップする方法を学んだワケ
「やばい……」
今回ばかりは、本気でヤバイ。興味本位で首を突っ込んでいいことと、ダメなことがある。
これはたぶん、ダメなやつだ……。スクリーンに映し出された、超セクシーな写真。
圧倒されるセクシーさ。それがなんとモデルではなく、一般の人だなんて。
美しい女体。腰からお尻にかけてのライン。その美しい目力。作品として写真が美しいのだ。
写真から溢れ出る色気に圧倒される。美しいエロがそこに映し出されていた。っていうか、完全にオッパイ写ってますけど!!
そもそもなんで私がここにいるのだろう?
福岡天狼院。秘めフォト部。今、まさにそのスタートの説明として、スクリーンを見ている。
下がった「おっぱい」を上向きにする特効薬
私の両手にズシリ、と2冊の重みが加わった。そこには、6月17日に発売されたばかりの『READING LIFE 2017年夏号』と『READING LIFE 創刊号』があった。
やっと、やっとだ……
ようやく手にした嬉しさに、思わず涙がこみ上げてきた。
けれども、ここは福岡天狼院のレジの前。
いい歳した大人が泣くなんて……しかも、本を読んでではなくて買うときに。さすがにそれは恥ずかしいので、あと少しのところでなんとか思いとどまった。
実はスタッフも秘めフォトファンなのです。イベント中、なんでスタッフしてるんだろう、撮られたーい! と心の中で思ってみたり……。
女にとって最大の敵は、マックス可愛かった頃の自分《川代ノート》
中学生でも「色気がある」と言われる女と、24歳になっても子供っぽいと言われる女の違い《川代ノート》
▼4月の開催は、「京都」「東京」のお席がございます!
https://tenro-in.com/event/213113/
https://tenro-in.com/event/212836/
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